2013年2月28日木曜日

実に爽やかな風でした。

 本日も元気いっぱいユキくん&ナオちゃんと一緒に縄文杉へ行ってまいりました。今日はマイカーで登山口まで行ける最終日でありまして、明日(3月1日)からまた登山バスが運行。ある意味、シーズンオフ最終日ってところでありましょうか。
 で、ナオちゃんは昨年屋久島に来たアヤちゃんつながりで、美屋久の輪な出会いでありました。車からして、ワイワイ。

 サラッと朝食を済ませて、レッツ縄文。今日は全体の登山者が40〜50人ぐらいでしょうか、レンタカーで若い男の子が多めでした。この時期は卒業旅行シーズンと重なって若い男の子が多いのがひとつの特徴であります。
 で、テクテクと進みつつ、真っ暗闇の中で怖い橋に。ナオちゃんはお高い所が苦手なのですが、意外とスムースに渡れました。


 トロッコ道は実に快調でありまして、休憩ポイントで二人とも「まだ大丈夫!」と元気はつらつ。休むことなく、サクサクと進むことができました。その分、ちょこちょこっと立ち止まって、朝陽を感じたり、森トークをして歩くことができました。特に眠くなることもなく、余裕のトロッコ道でした。


 そんな感じで、山道へ突入。きついといいつつも、お仕事も体育会系のユキくん。2月終わりですが、4月上旬のような快適な空気の中で、ひと汗かけました。
 立ち止まるとちょっと肌寒いのですが、歩いている時は実に爽やかトレッキング。そんなボクらを見守るかのように、オオゴカヨウオウレンの花達も元気に咲き誇っておりました。旬です。下の写真は3つに別れている花。真ん中の花はすでに花びらが落ちております。可愛い…。


 そんでもって、ウィルソン株に到着。完全貸し切りの独占でありました。2人とも「縄文杉は混んでいる」という印象を持っていたらしいので、嬉しいコンディションでありました。もちろんのこと、愛の撮影会を開催し、2月の終わりにして来年の年賀状候補を撮ることができました〜!


 その後はというと、キッツい階段を険しい顔としたたる汗を感じながら登りました。ダンス系のナオちゃんもさすがに踊りながらは登れませんでしたが、急斜面を乗り越えると、奥岳が見えるポイントで宮之浦岳もくっきりどっきり!全く雲がない見え見え状態。ユキくんも「今度は登りたいっすね」と目をギラギラさせておりました。


 その後も、軽く汗をかきつつも、順調に歩を進め、導かれるように縄文杉へ到着!もちろんガラガラでありまして、ボ〜っとできました。未だにデッキの3分の2は閉鎖されたままですが、ユルい時間を過ごすことができました。途中、祈りを捧げる?人たちもいて、笑ってはいけないものの、人間ウォッチングも楽しめてしまいました。


 するとデッキのすぐ下に鹿の親子が登場。写真だと土と同化して見えにくいのですが、本日初の鹿だったのでかわいらしかったです。動物も人間も子どもはかわいいなぁ〜。


 とまぁ、縄文様とご対面したあとは、陽の当たる場所でランチタイム。近くにいた親子の関係がちょっと面白くて、ランチ以外も楽しかったです…。今日は人間ウォッチングも充実していたなと…。

 でもって、下山開始。ユキくんは以前膝を痛めたことがあるとのことで、ちょいと心配だったのでありますが、そこはスポーツで鍛えた「心」で乗り切ることができました。順調を絵に描いたよなペースで歩けました。その延長で、トロッコ道もサクサク。沢でちょいと早めのブレイクタイムとなりました。川のせせらぎといい、貸し切り空間といい、もう歩きたくないと思わせる快適ぶりでありました。


 といっても、歩かなくてはいけないので、ゴール目指して歩を進めました。小杉谷付近で島の敏腕ガイドたちにからまれたり(?)しつつ、時間に余裕もあったので巨岩ポイントにも寄り道。良い時間でした。


 そんなこんなで、無事に下山完了!ゴール直前ではナオちゃんが「もう終わっちゃうのかあ」とちょっと寂しげな様子も。充実したトレッキングだったなぁと。体に疲れがきつつも、ばっちり笑顔も残っており、爽やかな縄文参拝でありました。

2013年2月25日月曜日

アドレナリンが放出されました。

 本日はもう屋久島に何度来たのか数える事もしなくなったアッちゃんと初屋久島にしてメジャー所を5日間かけてマスターしたナオちゃんと一緒にアドレナリンを放出してまいりました〜!まずは標高高めの登山口近くに行くと、苔の雫達が見事なつららを作っておりました。全国的に大寒波が襲来中とのことですが、屋久島までは届ききらず意外と寒くなかったです。車を一時停止して、つららの観察会。南に位置する島で氷の芸術です。


 アップにするとこんな感じです。おいしそうでした。



 初めの予定はというとアドレナリンとは正反対の癒しの森を歩く予定だったんです。アッちゃんも夜勤明けだったし、ナオちゃんも連続登山だったのでまったりできる場所を考えていたのですが、昨日に引き続き思いっきり晴れッ!シーズン中でもこんなに晴れる事はないということで急遽コースを変更しました。


 え〜、気持ちはみんなで一致してピークを目指そうとしたのでありますが、身体はまったりモードのスイッチが入っていたので、なかなかどうして息切れしちゃいました。ボクもシーズン中の体重より多めでありまして、アッちゃんも最近歩いていなかった模様…。一番元気そうだったのはナオちゃん。若さが光っておりました。まぁ、それほど遠い場所でもないのでテクテク歩きました。雪もちょっとだけ残っていました。(登山道は全く雪はありません。)


 でもって、水たまりは氷に。写真だとウマく伝わらないのですが、ナオちゃんの表現を借りると「アート」でありました。自然の作り出す模様というのは、なんとも美しい。


 そんな感じで進みつつ、ワイワイ歩きました。ここから先は写真無しで…。目的地へ無事に到着し、ここでのテンションがマックスでありました。初めは優雅なランチをしたのですが、その後は…。誰もいない山の上で雄叫びをあげながら、アドレナリン大放出!野生の本能を甦らせたり、ファイト一発系になったり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。時計を見る事も忘れてしまい、目的地付近で映画が一本丸々見れてしまうの時間が過ぎ去っていました…。
 アドレナリンが大放出された後はみんなで無言になるほどに、ぐったり…。充実しすぎていました。

 とまぁ、泊まる準備はしてないので、重い腰をあげて下山開始。下りは予想以上にサクサク歩けました。すると、小花之江河付近で、鹿ちゃん登場。ここまではよくある事なのですが、「ボリボリ、ゴリゴリ」と固いものを食べている音が…。氷でも食べてるのかなぁと観察していると、な、な、なんと石をかじっていました!まさか石を食べるなんて…。今まで、仲間の骨をかじったり、鉄パイプをかじったり、登山者のリュックに顔を突っ込んでいるのは見た事があるのですが、ボクも石を食べている鹿は初めてでした。ちなみにころがっている石は屋久島の花崗岩ではなく、ボクも名前のわからない石でした。もろい石のように見えたので、塩分でも含まれてるのかなぁと。謎です。ちょいと聞き込み捜査をしたいと思います。ブログを読んでいる方で知っている方がいましたら、教えてください。


 とまぁ、そんな珍風景を堪能した後は、あんな話、こんな話をしながら歩いて、一気に淀川まで戻ってきました。すかさずブレイクタイム。アドレナリン放出、鹿の珍風景、おしゃべりしまくりだったので、ホッと一息。水の透明度とあいまって、心の中も透き通っていくようでした。


 そんなこんなで、初めの予定よりも1時間以上遅れて下山。宿に着く頃には真っ暗になってしまいました。まぁ、シーズンオフだし、思いっきり遊べたし、多少の遅れも良いスパイスでありました。いや〜、癒しの島と呼ばれる屋久島でアドレナリン解き放たれた一日となりました。

2013年2月24日日曜日

「たんかん」を撮る。

 今、屋久島はたんかん色です。まぁ、島全体の収穫も終盤戦に入ってきて、お土産屋さんやスーパーや無人市がたんかん色に染まっている感じであります。

 で、ボクが毎年手伝っている農家さん(美暢農園)は予想以上の収穫でありました。昨年は外れだったのでモノは良いものの量がなかったんです。今年はモノも良いし、量もいっぱいッ!そんな豊作につられて、たんかんのイメージ写真を撮ってみました。

 青空にたんかんが映えます。たわわに実っているとホッとするのですが、1時間もすると実がなくなり葉っぱだけになるので、「嬉しい淋しさ」ってところです。



 こんな感じで1つずつ丁寧に採っていきます。中にはヒヨドリやメジロにつつかれてしまったモノも。昨年は台風が多かったのですが、美暢農園の木が元気いっぱいだったのか、傷物も例年より少なかったです。



 そして、収穫されたたんかん達は、大きさや品質によって振り分けられます。いや〜、今年は美しきたんかんが多かったなと。下の写真はとびっきり級のたんかん達です。通常は少し傷などが入っていますが、完全無農薬、無化学肥料という見た目に厳しい育て方をしているにも関わらず、この品質…。



 輪切りにするとこんな感じです。温州みかんや三ヶ日みかんなどと違って、実と皮に空間はありません。なので、むきにくいです。オレンジとみかんの中間といったところでしょうか。濃厚な味に加えて、ジューシー。無農薬、無化学肥料なので、マーマレードやジャムに混ぜたりして皮も食べれます。我が家の愛娘もたんかんに皮のままかじりつきます。それぐらい安心して子どもに食べさせられます。もちろん皮のままは苦すぎるので、食べるのは中身ですが…。


 さらにアップをどうぞ。屋久島では県道沿いの無人市で売られていますが、基本的には傷物や味がのっていないもので、市場には出せないものです。ボクも味を比べるためにいろんなタンカンを食べるのですが、美暢農園のたんかんは別物です。おいしいものって食べている時もうまいけれど、なんといっても「余韻」が素晴らしい。それが美暢農園のたんかんにはあるなと。写真を見ているだけで、口の中がたんかん風味に…。



 今年は予想以上の収穫量だったので、もう少し出荷できるとのことです。島内の人は手が黄色くなるまで「たんかん漬け」になっていると思いますが、島外の人で「たんかん食ってみたい!」って方は美暢農園に連絡してみてください。それほど大きな農園ではないので、なくなったらおしまいだと思いますが、気になる方は0997-47-3100までどうぞ。メールアドレスもあるのですが、パソコンはほとんど使ってないようなので、メールで問い合わせたい方は美屋久の「お問い合せ」から連絡していただけたら、ボクから連絡しておきます。「美屋久のナンナンから教えてもらいました!」って言えば、何かサービスがあるかも…!?

 というわけで、ガイドもほとんどせずにたんかんまみれな2月。3月に入ったら味のノったたんかんでジュースでもしぼろうかなと考え中です。脳みそもたんかん色に染まっている今日この頃です。

2013年2月17日日曜日

あてはあっても、あてもなく。

 本日はこのブログを読んでいる方には恒例であるカヨコ母さんと一緒にあてもなく歩いてまいりました。実は屋久島に着いてどうも調子がおかしかったというカヨコ母さん。なんとあのカヨコ母さんが(どの?)前々日には病院にまで行ってしまったくらいの体調不良。しかし、そこはかとなく歩けるまで回復し、森歩きとなりました。ちなみに相棒兼愛娘のアキノちゃんは休養に。当初はちょっとだけハード系を狙っていたのですが、まだ完全復活ではなかったので、ユル系に変更しテクテク歩いてまいりました。

 今日はなかなか寒い朝でありました。登山口付近は2度。日陰や風通しの良い所はマイナスだったと思います。軽く地元の小学生達と戯れてから、レッツスタート。すると歩き始めてそうそうに、つららが…。寒いわけです。ちなみにこのつららは苔の雫が成長したもの。屋久島ならではかなと。

 でもって、そのつららの下に目を向けると…。雫が鍾乳洞のように凍っておりました。この季節の風物詩とでもいいましょうか、芸術の域に達しております。ちょっと写真だとわかりにくいですが、目を凝らして見てみてください。


 とまぁ、のんびりペースで雑談に雑談を上塗りしながら歩きました。とりあえずの目標はあるものの、明確に「ここ!」という狙いはなく、さまようように前進。歩いては足を止め、足を止めては腰をおろし、巨木と戯れたり、苔に魅了されながら、時間じゃないような時間を過ごしました。


 ときおり、美しき水に心を奪われつつ、どっぷり森につかりました。今日はこのコースを選んで大正解だったなと。病み上がりのカヨコ母さんにも優しい感じでありました。それにしても、この森は癒されます。
 でもって、お弁当だとちょっと胃に負担がありそうな感じだったので、うどんをほおばりました。ちょっと柔らかめのうどんになってしまいましたが、胃には優しかったかなと。ユルいランチタイムでありました。


  帰り道も相変わらずテクテク歩き。ちょいと標高が高めの所を歩いたのですが、オオゴカヨウオウレンもばっちり咲いておりました。なぜだかどうして、この花を見ると心が落ち着きます。屋久島にしかない固有種でありながらも、屋久島の森や山にはどこにでもあるので、屋久島の心にも咲く花なのかもしれません。ちなみにこの長い名前の花をカヨコ母さんは一発で言い当てることができました!さすがベテランです。


 そんなこんなで、それほどの距離ではないのですが、あっという間に時間が過ぎ去って行きました。良い森歩きでありました。最終の飛行機に乗る前に温泉に寄り、ユルいながらも濃厚な一日でありました。相棒兼愛娘のアキノちゃんもまぁまぁ復活してお見送り。ちなみにカヨコ母さんはすでに次回来島の日程も決定しています…。


2013年2月10日日曜日

体力を気合いでカバーしました。(&積雪情報)

 本日は2013年一発目のガイドで、シズ&シホちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。前日、前々日とかなり冷え込み、積雪情報もチラホラと。といっても、登山口までは全くの積雪はなく、道路沿いの沢も凍っておりませんでした。

 で、連休ということもあり、登山口は久々の盛り上がり。シーズン中の少ない日に比べても誰もいないに等しい混み具合ではありましたが…。おおよそ、40〜50人といったところでしょうか。最近の平日は日に10人ほどなので、4〜5倍といったところかなと。2月とはいえ、なんとなく連休の雰囲気でちょいとテンション高めのスタートとなりました。真っ暗なうちに歩き始め、徐々に明けていく森…。ん〜、素晴らしき時間帯。寒さも思っていたほどではなく、快適そのもの。トロッコ道を照らす光が美しかったです。


 でもって、シズちゃんもシホちゃんも関西に住んではいないのに関西の血を遺憾なく発揮して、無言の時間が全くないくらいにワイワイしながら進みました。で、トロッコ道は只今オオゴカヨウオウレンの季節。1センチほどの花なので目を凝らさないと見えてきませんが、ひとつ見つけるとたちまちたくさん目に入ってきます。良い季節です。


 軽く眠気と闘うトロッコ道を終え、レッツ山道。登山道の脇にチラホラと雪が現れてきました。今年は雪が非常に少ない屋久島の森で、なぜだか雪を見るとほほえんでしまいます。


 ウィルソン株手前で木道がかなり滑りやすくなってきたので、ゴムスパイク装着ッ!アイゼンまではいならいです。あっても小さな4本爪ぐらいがベターかなと。スパイクを装着すると歩きにくくはなるのですが、俄然テンションはあがります。


 ウィルソン株で愛に飢えたシズ&シホちゃんもハートを充電。そこから急斜面をがんばりました〜。シズちゃんはフルマラソンもするほどの体力系。対するシホちゃんはというと過去の栄光はあるもののここ数年は運動とは無縁の生活。しかし!体力面を「心」でカバーして突き進みました〜。登山には体力はもちろん必要ですが、それ以上に「気合い」というメンタル面が非常に重要。心だなと。雪の美しさも手伝って、順調でありました。


 今日は曇りの予報だったのですが、歩けば歩くほどに青空が出てきて、奥岳展望所もご覧の通り。宮之浦岳もばっちりでありました。それにしても、雪が少ない…。


 そんな感じで急斜面で無言になりつつ、その他は変わらずのワイワイっぷりでランチスポットへ。風もほとんどなく、快適にランチできました。それにしても、この季節のお味噌汁は身にしみます…。


 そして、縄文杉まであと10分という場所から、一段と雪景色が美しくなりました。雪の結晶も残っていたので、昨晩も降ったのでありましょう。オプションの霧も出てきて、雰囲気マックスでありました。


 ちょいとコンデジだと伝わりにくいのですが、上を見上げると霧氷が…。絶品の美しさであります。シズちゃんも「一眼レフ持ってくればよかったぁ」とちょいと後悔気味に。まさにボクも同じ気持ちでありました。


 そんなこんなで、後半も話が途切れることなく、縄文杉へ到着ッ!ボチボチ人がいるものの、快適でありました。縄文デッキの上でも、途中から似たペースで歩いていた変態ガイドのKさんとシホちゃんのやりとりが漫才系に発展。楽しすぎました。いつのまにかシホちゃんは「トシの母さん」に…。


 でもって、縄文付近の積雪は5センチほど。登山道は踏み固められた雪が固くなり、ゴムスパイクが非常に有効な道のりでありました。数年前はデッキの手すりを超すほどの大雪だったのですが、去年に引き続き、今年も雪には恵まれなかったなと。


 でもって、周りのメンバーは「寒いから帰る」って感じで、いつのまにかデッキの上はボクらの貸し切り状態に…。まったりと良い時間が過ごせました。
 帰り道は転ばぬように集中力炸裂ッ!2人とも「仕事でもこんなに集中したことない!」と目をギラギラさせておりました。数回、アクロバティックな動きがあったものの、派手なこけかたもなく、良いペースで下りれました。下りは体力ではなく、完全に「心」で進んでいた感じです。


 で、雪はどんどんなくなっていき、ウィルソン株付近はほとんど雪がなくなっていました。これまた雰囲気ががらっと変わっていて、一日で2度おいしかったなと。


 トロッコ道についてからは、サクサク快調に、もちろん口の方も絶好調で突き進めました。寒かったですが、沢で優雅なブレイクタイムもできました。


 とまぁ、その後も口は止まることはなく、グイグイ進んで、計ったかのように予定通りの時間に下山完了!明日の朝、明後日の筋肉痛がどうなるかはわかりませんが、笑顔マックスで縄文参拝できました。2013年一発目のガイドはワイワイ楽しすぎる雪の森トレッキングでありました。

2013年2月8日金曜日

今年もこの季節がやってまいりました。

 一年とはなんとも早いもので、屋久島が誇る柑橘類、「たんかん」の季節がやってまいりました〜!ここ屋久島ではいろんな柑橘類が栽培されているのですが、なんといっても「たんかん」です。ときどき、「名前わからないんだよね〜」といった柑橘類までもらうことがあるほどなのですが、ぽんかん、サワーポメロ、桜島こみかん、だいだい、などなどたくさんの種類が作られてます。

 ボクが移住したその年からずっとお世話になっている美暢農園にて初ハサミ入れ。昨夜雨が降って、みかんが濡れていたので午後からちぎりまくりました。ちなみに美暢農園のご主人であるMさんが「気合いを入れた」というだけあって、例年にも増して美しきたんかんがたわわに実っておりました。
 「ミカンなんて木が育ってれば普通になるんじゃないの?」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、農園ごとに全く味が違います。管理する人がいなくなった農園のたんかんは2〜3年で全滅するほどなんです。肥料をやって、枝を剪定して、猿やヒヨドリと闘って…。それはもう血と汗と涙の結晶なんです。しかも、Mさんは昔から無農薬、無化学肥料にこだわっていて、皮だってマーマレードなんかにして食べれます。今年はヒヨドリとの格闘が激しかったようですが、収穫したたんかん達は傷も少なく、キレイなものがたくさん。味は…、最高です!


 昨年も同じネタだったと思いますが、今年も…。たわわに実ったたんかん達。


 でもって、数十分後…。アフターです。丸刈りにされたたんかんの木…。この木の収穫量は約5キャリー。個数は数える気になりませんが、重さは約100キロ!そう考えると木って力持ちだなと。


 というわけで、今日は午後のみでしたが、これからどんどん収穫してまいります!

2013年2月5日火曜日

マイナーな登山道を…。

 本日は数年間整備が行われていないマイナーな登山道をチェックしてまいりました。いかんせん、情報が全くといっていいほどない登山道で、マップには載っているのですが歩く人が本当にいない道です。C隊長、T郎、Mr.Kとボクの4人で超特急で歩いてきました。良い子は決して真似しては行けない速度で、通常であれば1泊以上の行程を一日でチェック。

 序盤はそれほど荒れてないなぁと思いつつ、ピンクテープが落ちていたり、劣化していたりする場所が多数あり、明らかに危険だなぁというところだけ、ピンクテープをかえてきました。上が古いので、下が新しいヤツをつけているところです。人が行かないとはいえ、ネットなどを検索すると「歩いている人いるんだ…」という場所だけに、道迷いだけは防ぎたいものであります。


 で、ガイドも数年に一度行くか行かないかという道なので、地図やらiPhoneを使いながらの行程。アナログなコンパスとデジタルな地図。ん〜、両方必要です。それにしても、ここ数年のスマホは凄いなぁと。ちなみにボクは未だに「ガラホ」ってヤツです。


 基本的に下りの道のりで全行程を歩く予定だったので、ずんずん進みました〜。しか〜し!途中から、濃霧が…。こうなると劣化したピンクテープや下に落ちているピンクテープは全く見えません…。そりゃぁ、道に迷うわなぁと。ボクらですら、地図を見たり、ピンクテープを探したりと、右往左往してしまうくらいですから…。踏み跡も落ち葉がたくさんでわかりにくいので、山歩きに慣れていても、地図が読めないと行っては行けないルートです。ましてや、単独行はやってはいけないなと。
 おまけに後半はいやらしい倒木も多数でちょっと時間をくいました。


 そんなこんなで、後半は小走り&トレラン?ってぐらいの速度で進みました〜。オフシーズンでなまった身体にはなんとも刺激的でありました。そして、車に着くと今年初のヒルくんがわんさかッ!結構な速度で歩いても、飢えたヒルにはかないませんでした。まさか2月にヒルくんに吸血されるとは…。一応、「ヒルセット(仮称)」なる救急グッズを持参していたので、なんてことはなかったです。写真はC隊長の大切な場所めがけて歩くヒルくんです。


 というわけで、超豪雨予報でしたが、ほどほどの雨で快調に進むことができました。本格的な登山道整備はまた後日。登山地図に載っているだけに早めに整備したい道でありました。

2013年2月1日金曜日

縄文杉に新年のご挨拶。

 1月も終わるという事で、遅ればせながらC隊長と一緒に縄文杉へ新年のご挨拶に行ってまいりました。2月からガイドの仕事もスタートなので、その前にプライベートで…。

 トロッコ終点付近からチラホラと雪が残っております。まぁ、気温が高めだったので氷ってはおらずシャリシャリです。


 写真も撮らずにサササ〜っと縄文へ。1000m付近からでしょうか、登山道にも雪がありました。これまたアイゼンもスパイクも着けずに問題無しです。雪が柔らかかったので。早朝は氷っていると思うので、最低限スパイクの準備は必要です。
 そして、縄文杉。デッキ3分の2は未だに封鎖されておりますが、縄文杉は今日も存在感たっぷりで立っていました。デッキの雪は5センチといったところでしょうか。


 で、全国ニュースにもなったので、皆さんの気になる「大枝」の状況です。もちろん折れてはいません。ワイヤーで幹や他の枝とつなげている感じです。写真だとちょっとわかりにくいかもしれないので、下の写真もご覧ください。


 これも応急処置とのことで、今後の対策が待たれます。

 そんな新年のご挨拶のついでに、高塚小屋まで行ってトイレもチェック。そこからはほとんど休む事なく、サササ〜っと帰ってきました。

 今年もはりきってガイドをしていきたいなと。よろしくお願い致します。