2011年5月31日火曜日

5月の最後に五月晴れ。

 本日は屋久島2回目のサユちゃんと一緒に太忠岳へと行ってまいりました〜。昨日、ボクは山へは行けなかったので、台風2号ソングターの後、お初の森&山であります。台風後は荒れている登山道を歩けるのでドキドキだったのですが、至って安全きわまりない通常通りの登山道でした〜!ちなみに縄文ルートのトロッコ道は陥没した部分があるらしく、ちょっと注意が必要とのことです。

 でもって、台風一過の大晴天。この2日間は5月でもっとも天気が良い日かもしれません。今年の五月は雨が多かったから、五月晴れにようやく出会えた感じでした。つい先日は屋久島過去最高の24時間降水量でしたし…。たまには晴れもいいもんだなぁと。そんな中、フタリシズカのシズカちゃんが満開のピークを迎えております!まぁ、地味な花ですが、よく見ると可愛いです。名前もいいなと。

 昨年、屋久島に来てから山にハマってしまったらしいサユちゃん。山道具も揃えつつ、カメラも新調しての再来島だったのです。晴れの日は写真を撮るのが難しいのですが、それでもだいぶ慣れてきた手さばきでパシャパシャ。下の写真は苔の橋を撮るサユちゃんです。

 そして、急斜面へ突入しつつも、屋久島としてはかなり湿度がない状態だったので、多少息切れしちゃう程度で、一気に登りました〜。気温が低めであったことも、快適度数が高かったなと。
 でもって、頂上の天柱石が見える所に着くや否や、岩から白い筋が出てきました〜っ!「サユちゃん、早く来てっ!」と言いつつ、飛行機雲が実に気持ちいい直線を描いておりました。

 で、頂上。うぎゃ〜〜っと叫び声に近いサユちゃんの歓声のままに、絶景が広がっておりました。太陽光線は厳しかったですが、気温は低めだったので、微風が最高に気持ちよかったです。いろいろと写真撮影会をしつつ、腹が減ったのでランチをしつつ、ボ〜っとタイム。こんなに平和な頂上でいいのだろうか、甘ったれていないだろうか、などなど暴風雨に慣れている場所だけに、脳みその中も緩んでいきました…。写真は太鼓岩に向かって手を振るサユちゃんです。

 でもって、ここでも出てきましたサユちゃんの相棒、「桜」です。昨年の屋久島から一緒らしく、縄文様にもあった事のある「桜」です。この後、桜がかなり良い仕事をしてくれ(良い写真が撮れ)、青空に感謝な時間となりました。

 がしかし!晴れだから、2日間も強烈な太陽が出てしまっているがために、苔はもうカピカピです。見るたびに可哀想な姿…。やはり、屋久島の森は雨が降ってなんぼの森であることを再確認してしまいました。まぁ、パンチパーマな感じが可愛いんですけどね。

 でもって、頂上で映画が一本観れるぐらいの時間が過ぎてしまい、レッツ下山。サユちゃんの足がちょっとプルプルする程度で、順調に下りる事ができました〜。これなら奥岳も目指せる歩きでありました。さすが、海も山もなんでもアウトドアなサユちゃん。あとは虫と蛇に慣れればアウトドアガールの称号がゲットできるかなと。

 最後は川でブレイクタイム。台風で余計なモノを全て流しまくった水が実にお美しく、良い音を奏でておりました〜。いつの間にか、トークもなくなり、ただただ自然に身をゆだねる時間となりました。


 というわけで、元気いっぱい、清々しい気持ちで下山完了!今シーズン最後の「五月晴れ」は実に気持ち良い一日でありました。

2011年5月29日日曜日

ソングダーが通り過ぎました。

 ご心配おかけしております台風2号ソングダー。とりあえずボクが住んでいる所は大きな被害もなく通り過ぎました。ちょっと風が残っている程度。今後は関西〜関東へ向かうとのことで、被害がないか心配なところです。

 まだ山へは行ってませんので、どんなことになっているかドキドキ。屋久杉たちは無事だろうかとちょっと落ち着きません。
 でもって、昨日の大雨はなんと「観測史上最大」の大雨となりました〜〜〜ッ!統計を始めてから屋久島で最も雨が降った日となったわけです。確かに昨日の雨は凄かった…。ちなみに山の年間降水量は日本最高記録ダントツトップですが、一日当たりの最大降水量は屋久島ではありません。三重県で一日に806ミリほど降った記録も残っているようです。


 そんなわけで、こちらは無事です。明日は台風一過。久々に爽快な日が訪れたらなと。

台風のデザイン。

 只今、台風2号ソングダーが接近中です。気象庁のHPで気象衛星を見ていたら、今回のソングダーはカッコいい!森の樹が倒れないか、崖崩れは起きないだろうかと心配ではありますが、このデザインはなかなか秀逸です。ちなみに島内の交通は県道以外全てストップ。山へ続く道も通行止め、船も飛行機も欠航決定です。

 それにしても見れば見るほどに、カッコいい。夏の台風とは違い、前線を巻き込もうとしている雰囲気がまたそそられます…。5月に台風なんて、聞いた事ないですが、梅雨も重なっているので、人間としては踏んだり蹴ったりな状況ですが、お美しいなと。


 とりあえず、雨戸やら買い出しやら、なんやらと台風準備完了。昨年は台風という台風が来なかったので、久々に燃えてます。おそらく明日は停電になるので、ブログの更新も遅くなりそうです。
 では、無事だったら、またブログで会いましょう。

2011年5月28日土曜日

最後はやっぱり雨女の実力が出ました。

 昨日、今日と台風直前の中、アイちゃん&ナベちゃんと一緒に一泊縄文杉へと行ってまいりました〜。前日の打ち合わせ電話でアイちゃんが「雨なら任せてください!ゴアテックス揃えてきました〜!」と気合い満点。どうやらアイちゃんもナベちゃんも自称「雨女」とのことで、ちょっとやそっとの雨じゃぁたじろがない2人だったのであります。

 がしかし!降水確率80%だったのですが、歩き始めるや青空はチラリズムするし、木漏れ日はチロッと出るし、降り続いていた雨のおかげで苔は潤っているし、想定外の晴れウォークでありました。「何で晴れているの?」と何度もみんなで笑いながら歩きました。それにしても梅雨時期の苔は美しい…。屋久島が最も美しく輝く季節でもあります。とりあえず、苔を優しくナデナデ。

 テクテク歩いて、まずは太鼓岩へ!着た〜〜〜!これまた梅雨時期に現れやすい「なんちゃって雲海」!雲の上の人になってしまいました〜。ナベちゃんも「信じられな〜〜〜い!」と想定外の青空にビビっておりました。それにしても雲が素晴らしい演出をしておりました。標高約1000メートルでこの光景はヨダレものであります。

 しかし、本日の目標はあくまで縄文杉。一気に沢まで下りてランチタイム。「いつから雨が降るかなぁ〜」と慣れない青空を見上げる2人でありました。トロッコ道終点で団体様ご一行が下りてくるのを待っていたのですが、ガイドの9割が長靴!みんな雨を期待してきていたのに、本日ばっかりはムレムレの長靴ガイド勢揃いって感じでした。かくいうわたくしもそうでありましたが…。

 ほどなく歩いてウィルソンでブレイクタイム。もちろん貸し切りであります。するとアイちゃんが「お土産持ってきました〜」と名産である落花生を使ったパイをくれました!ほのかに香る落花生の香りが美味でありました。ごちそうさま!

 そして、誰もいない急斜面を自分たちのペースで登りました。さすがに湿度が高く暑いのですが、ちょっと休憩すると程よくクールダウンして、良い感じでした〜。だいぶ日没がおそくなってきているので、ここからものんびり歩いて、縄文杉へ!アイちゃんもナベちゃんも歓声を上げて、初対面を成し遂げました。もちろん貸し切りです。ワイワイ騒いで登ってきたものの、縄文様の前では2人とも静かに、そして穏やかに縄文杉と語り合っておりました。

 と、ここでようやくポツリポツリと雨が降ってきました。お待ちかね!って感じでしたが、日没も近くなってきたのでそのまま山小屋へ。すると山小屋付近で縄文杉から一番近いヤクシマシャクナゲが咲いておりました〜!しかも、1株に10個以上花を咲かせていて、想定外のご褒美でありました。一昨日の太忠は全部で3個しか咲いていなかったので、今年は高塚小屋前の方が上をいく計算になります。

 本格的な山中泊はお初の2人。おじさま&おばさま達がワイワイする中、これまたお初の山中ディナー。うまかったです。山ガールっぷりを発揮すべく、ボクはお湯を沸かしただけで、全部自分たちで作りました。これでこそ、山泊まりの楽しみが増すってもんです。自分でやるからこそ、本気度が増していきますから。

 そんなディナーを終えると徐々に雨脚が強くなってきました。山小屋で「イビキ・コンサート」が開催される中、屋久島らしい雨の音が心地よかったです。ナベちゃんはほどほどにしか寝れなかったようでしたが…。

 そして、朝が来ました〜!もちろん雨〜〜〜ッ!やはり雨女の実力は健在でありました。屋久島らしい雨が良い雰囲気を出しておりました。ナベちゃんも「やっぱり雨の方が森がキレイだし、縄文杉も凄く見える!」と雨賛美モードに。朝からして、良い空間でありました。

 徐々に雨が強くなってきたので、ガンバってサクサク下山に。この時期の雨はとにかく降り続くので、注意が必要です。なんとかトロッコ道まで下りてきて、ホッと一息。難関を一つクリア。まだ増水はそれほどでもなかったです。
 トロッコ道をテクテク歩いていると、アイちゃんが「うわ〜〜〜〜!」と大きな声。すると元気いっぱいのヒキガエルのヒッキーくんが苔の壁ボルタリングをしていました〜。みんなでがんばれ!と声をかけつつ、先へと歩き進みました。


 ん〜、それにしても良い雨で、歩いているだけで心も身体も洗い流されるようでありました。増水気味の川も見応えありでした。

 そして、さらにさらに雨が強くなり、白谷の沢が増水しているであろうレベルの雨が降ってきました。車を白谷駐車場へ置いてあるので、できれば白谷から下りたかったのですが、ナベちゃんとアイちゃんは安全第一に荒川へ。ボクは白谷へ車を取りに行きました。あとで合流というイレギュラーなパターンに。

 でもって、白谷は苔の世界というよりも、水の世界へと変貌しておりました〜。日帰りの白谷組は全員撤収したようで、誰もいません。そりゃぁそうだという雨のレベルでした。下の写真は昨日撮った飛流落しの滝です。ん〜、いつも見る水の量。

 そして、帰り際に撮った飛竜落し!


 左サイドからも複数の滝が入り乱れております。もちろん濁流。水の力強さを見せつけられました。

 そんなこんなで、無事に屋久杉自然館で合流完了。最後はちょっとイレギュラーでしたが、早めの下山で最後までワイワイ&笑顔で帰って来れました。晴れも大雨も体験でき、1回で2度おいしい縄文杉参拝となりました。明日は台風。計算したかのようなスケジューリングであります。雨女の実力は屋久島でさらにレベルアップしたかなと。雨と戯れ、危険な日は山へは行かない。そんな意味でも良き2日間でありました。

2011年5月26日木曜日

シャクナゲが始まりましたが…。

 本日は昨日に引き続きナッちゃん、エリィ〜カ、リョウちゃんと一緒に太忠岳へと行ってきました〜。なんとエリィ〜カはまだ美屋久が発足する前、ボクがとあるガイドクラブで働いていた時に一緒に縄文杉へと行ったことがあったのです。前日の電話で発覚し、4年以上前の話だったのですが、しっかりとエリィ〜カの事を覚えておりました!ボクの記憶力もまだまだ行けるなと…。といいつつ、最近は物忘れが多くなってきているのですが…。
 そして、もう一つ。実はもう一人参加予定だったヨコチンという男がいたのでありますが(屋久島リピーターです)、前日の飛行機が飛ばず、屋久島へ入る事ができなかったのです…。一番最初に申し込みしてきてくれたがヨコチンだったにも関わらず…、なんとも神様のいたずらであります…。ヨコチンの分まで楽しむべく、気合いが入った朝でありました。

 そんなこんなで、1人旅3人でワイワイ森歩きをスタート。さすが梅雨時期と言わんばかりに、潤いがなんともお美しい…。まぁ、レインウェアを着ているとかなりサウナスーツ状態になってしまうのですが、このお美しき森を歩けるならば、サウナスーツも苦にならないなと。テクテク歩いて、みんなで携帯トイレブース見学。良いブースです。なんといっても屋久杉の香りが絶品です。

 弱い雨が降っているものの、これがまた良い演出をしていて、森が潤いに歓喜しているようでした。蒸し暑さはちろっと休めば、なんてことないので写真を撮りつつ、トークしつつ、気持ちよい流れでありました。で、時代は常に発展していくもので、リョウちゃんの携帯のカメラアプリが凄い事になってました〜ッ!360度のパノラマが撮れたり、魚眼ではなくスペシャル広角写真を撮ったり出来るアプリだったのです!ん〜、この森にはもってこいのアプリだなと。名前忘れちゃいましたが…。

 そんなこんなで急斜面に突入ッ!一言で言うと、「暑い!」。サウナスーツは限界に達しており、休憩ポイントに着くや否や、みんなでレインウェアを脱ぎ捨てました〜!気持ちよかったっす。まぁ、5分もすれば、寒くなるのですが、この一瞬の開放感がたまらないなと。

 でもって、頂上一歩手前でランチタイム。かなり汗をかいていたので、体力の消耗も激しかったかなと。雨も止み、ナイスタイミングでありました。ジッとしていたら、寒くなってきましたが…。
 そして、頂上を目前にして、シャクナゲが咲いておりました〜〜〜ッ!が…、一つです…。例年であれば、ワ〜ワ〜といいながら、シャクナゲ観戦するのですが、今年はまだ1つ…。開きかけを合わせても3つでした。それでも見れてよかったなと。来年に期待です。

 シャクナゲを横目に天柱石に到着ッ!雨もなく、風も弱く、意外にも快適でした〜。一応、暴風雨を想定して登っていただけに、平和な頂上でした。みんなで撮影会したり、ワイワイしたり、ナッちゃんの声かけでこんなポーズをこんなところでしてみたり…。楽しい頂上でありました。

 その後、下山し始めたら、登山道のチェック&整備に来ていた環境省のT川さんが「なんなん、ツクバネソウが咲いてますよ!」と教えてくれました。行きでは気づきませんでしたが、今年も咲きました。花は1センチほどです。地味なのですが、全開です。可愛い…。ちなみにこの植物は実がなったところが名前の由来。それはまた実がついた時に写真付きでご紹介いたしましょう。

 下りもサウナスーツが絶好調で汗かきながら歩きました〜。順調に下り、東屋でブレイクタイム。新作スイーツも登場し、至福のひとときでありました。

 ブレイク後もまだまだ体力が余っていたので、リョウちゃんの「歩きたい!」の一言で、ロングウェイで帰りました。この森から抜け出たくないほどの潤いコンディションは最高です。ロングな道のりを歩いていると、な、な、なんと太陽の気配を感じてしまいました!まさか今日という梅雨の日に光を感じる事ができるなんて…。マブかったです。雫も輝きまくってました〜。

 そして、ゴール間近では木漏れビームも出てきました〜!各種の条件が揃わないとビーム光線はでませんので、絶妙なタイミングでありました。早朝は出やすいですが、まさかゴール間近で木漏れビームが見れるなんて…。締めくくりにはもってこいの演出でありました。


 というわけで、みんなでワイワイ、お美しい森と心地よい頂上を満喫でき、素晴らしき日となりました。

2011年5月25日水曜日

西は雨降らず。

 本日は梅雨本番の森の中を、屋久島3度目のナッちゃんと一緒に歩いてまいりました。いや〜、それにしても降り続いております。梅雨に入ると1ヶ月間で太陽が見えるのが、ほんの2〜3日ぐらい。もちろん青空が見えるなんて、そんなことは許されない季節であります。さらには強烈な雨が降るという、屋久島が最も屋久島らしくなる季節であります。

 でもって、寄り道たくさんしながら、まずはドライブ。千尋の滝も増量中でありました。一枚岩にも流れが数本。滝の季節とも言えるかもしれません。見応えあり。

 で、ぶ〜んと車を走らせていると、ちょうど南を通過しようとするぐらいから、雨が止んできました。道路も濡れていない。ん〜、さすが屋久島。年間降水量を比較してみても、島内でかなりの差があるので、ほんと面白い島です。大川の滝も雨は止んでいて、水もやや増量中。いいもんです。滝に着くやいなや、いきなりナッちゃんが運動し始めました〜っ!マイナスイオンを浴びながら、良い準備運動であります。

 でもって、島の西側は道路も乾いていて、ここ数時間は雨が降っていない様子。照葉樹の森をテクテク歩きました。良い意味で屋久島のイメージを壊してくれる森だけに、のんびりウォーク。ちろっと歩いて、ランチタイムにしました。すると、ナッちゃんがリュックをゴソゴソ…。出てきました〜ッ!アウトドアなコンロ登場ッ!ナッちゃんの人生が山に染まっていくようで、良い光景でありました。

 で、ランチ後にまたもお菓子袋をナッちゃんがゴソゴソ…。出てきました〜ッ!軽井沢でイチオシのお菓子のお土産。クルミ味がうまかったす。ごちそうさま。

 そんなランチを終え、レッツウォーキング。この森はちょっと歩くと絶景ポイント、感動ポイントが多数あるので、ナッちゃんのデジイチも活躍しておりました。海が見えるポイントで、この態勢ッ!足場が微妙なだけに、大川の滝で準備運動しておいてよかったなと…。

 その後は浜風が爽やかな岩の上でお昼寝タイム。暑くなく、寒くなく、実に気持ちよかったっす。靴も靴下も脱いで、良いひとときでありました。目覚めてから一発目に、「なんちゃってボルタリング」!なかなか決まっとります。

 でもって、この森の王様と女王様にご挨拶。時間も時間だったので、女王様でコーヒーブレイク。ようやくポツポツと雨が降り始めて、雨の音を聞きながら、しっとりとしたブレイクタイムとなりました。森の雨音。ん〜、なんど聞いても止められないなと。

 そんな帰り道に2つほどハートフルな樹があるのですが、その内の一本で愛を祈願ッ!気合い入ってます。決して、脳みそが狂い始めたわけではありません。気持ちがこもっているんです。


 というわけで、森から抜け出る付近に来るとナッちゃんの足がストップ…。ボクが後ろを振り向くとナッちゃんが首を横に振りました…。「歩くの止めたくない…。」昨年の12月もそうだったのですが、「森から出たくない症候群」に襲われていたようです…。この空間から出たくない気持ちもわかるし、それでも人として帰らねばならぬ気持ちもあるし…。とりあえず、今日は後者を…。

 そんなわけで、西は雨が降らず、のんびりまったりとナイスな一日でありました。

2011年5月23日月曜日

気分はすっかり梅雨気分。

 本日も元気いっぱいピ〜ちゃん&ショウちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりましたぁ。朝からハプニングがあり、ボクが宿へ迎えに行くと、いきなり悲鳴声がっ!なんだなんだと近寄ると部屋にアシナガバチがいて早朝4時から大騒ぎの2人。声の準備運動はすでに完了しつつ、登山口へ。

 バスに乗る頃はそこそこ雨が降っていて、2人ともビビり気味だったのですが、歩き始めるやいなや、青空まで出ておりました〜。今日の天気予報はというと曇りのち雷雨!まさかこんな始まりになるとは思いませんでした。

 とはいえ、前線通過に伴う雨は100%降るであろう気圧配置。個人的には豪雨の森歩きは好きなのですが、ピ〜ちゃんが「降る前に縄文杉へ行く!」と気合いの声が聞こえたので、本日はテクテクならぬ頑張るモードで歩きました〜!休憩もそこそこに、それでいて口もいっぱい動かしながら歩きました。すると、我らがディーゼル機関車が後ろから迫ってまいりました。相変わらず、このエンジンはかっこいい。本日もトイレ運搬です。

 時間が稼げるトロッコ道でがんばったおかげで時間を稼ぐ事ができました。2人ともここまでそれほど疲れておらず、順調、順調。そして、山道へ突入。雨はいつまで降らずにいるか、後ろから迫り来る団体様ご一行をかわせるか、俄然集中度が高まる登りでありました。なかなか湿度の高い日でありましたが、ちろっと休憩すると気温が低めだったので、マイナスイオンの森が気持ちよかったです。

 そして、グイグイがんばって縄文杉到着ッ!2人とも笑顔で縄文杉に会えました。混雑時間帯も避ける事ができ、雨も降らずに、ボクらが到着した時は青空満天でありましたぁ〜。作戦成功であります。個人的には雷雨な縄文杉も好きでありますが…。がんばったせいなのか、ピ〜ちゃんが「お腹減った〜!」ってことで、下山開始。歩いて5分の所で至福のランチをいただきました。ショウちゃんは前日の白谷でどうしてもみそ汁が飲みたかったらしく、これまた温かさが身に沁みる良い時間でありました。

 ちょうどランチを終える頃になって、ようやく森の中がモワ〜っとしてきました。これぞ屋久島の森って感じで、良い雰囲気。さて、雷雨はそろそろか?と思いきや、けっこう降られずに歩くことができました。

 ウィルソン株付近でポツリポツリと始まった雨でしたが、レインウェアの上だけを着た軽いお色直し程度でちょっと物足りないなぁと。それでもトロッコ道へ着く頃にようやくそこそこの雨が降り始めました。

 トイレによって、ここで全てのお色直し完了!完全防備とも言います。バッチリとゲーターも装着して、いざトロッコ道。ここまでくれば、傘もオッケーなので3人でしゃべくりながら歩きました。
 ここで「どこどこまであと何分だよ〜」と声をかけるとピ〜ちゃんの歩く速度が変化しました!目標物が出来ると俄然やる気が出るピ〜ちゃん。後を追うのにショウちゃんがいっぱいいっぱいになるシーンもありました。

 下りもガンガン歩けたので、小杉谷休憩所にてココア&グリーンティーブレイク。特に登りでがんばった森歩きだったので、ホッと一息つけました。その後はジワジワと雨が強くなっていき、線路が川になりそうな気配でした。これまた個人的にはもっと豪雨を期待していたのですが…。


 そんなこんなで、無事に下山完了!最後はそこそこ濡れる事ができ、屋久島の雨を身体で受け止めることができました。それにしても、雫や葉の光り方などなど、雨の森は最高です。正式な発表ではまだ梅雨入りしてませんが、気分はすっかり梅雨気分。良い季節がやってまいります。

 というわけで、天気にしても、歩くペースにしても、作戦成功って感じの歩きで、ワイワイ楽しい一日でありました。

追記:本日5月23日より、気象庁から「梅雨入り」宣言でました〜。例年よりも8日早く、昨年よりも20日早い梅雨入りです。去年の梅雨は猛烈に雨が降ったけれど、今年の梅雨は長そうだなぁ〜。

2011年5月21日土曜日

良い雨降っとりましたぁ。

 本日も元気モリモリ、キミちゃん&チエちゃんとアンちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりましたぁ。アンちゃんをモーニングコールで呼び出して、登山バス乗り場へ行くと、久々に混雑しておりました。それでも、2便のバスに乗り込むことができ、レッツ登山口。

 今日は全体で400人ちょっとだったらしいのですが、感覚的には500〜600人ぐらいの登山者でありました。団体様ご一行のバスがなんと7台っ!一気に集中したので、早い出発の人をのぞいては、混雑感が高めでありました。とりあえず、のんびり行こうということで、混んでいる待合所を避けて、トロッコ小屋でブレックファーストをしました。けっこうな雨降っており、良い朝だなと。雨を見ながらの朝食。ん〜、屋久島らしい。

 でもって、気合いを入れてレッツトロッコ道。これまた時間差攻撃をしかけようとしたのですが、別々の団体様が入れ替わり立ち代わり襲来。休憩するスペースがごった返していたので、登山道沿いの邪魔にならないところで休憩。GWを思わせる行列もありました。

 山道に入る前に9割以上の団体様に抜いてもらおうと思い、のんびりテクテクウォーク。雨の音が気持ち良く、気温もちょうど良い感じで、眠くなってしまいました〜。トロッコ終点30分前でも休憩したのですが、アンちゃんが「お尻から根がはえそう」ってくらいに、眠気を誘うトロッコ道でありました。

 そして、トイレを済ましていると森林パトロールの知り合いが登ってきました。結局、今トイレ付近にいる人たちが最終グループということで、それを見計らって山道へ。そこそこ良い雨が降っており、潤いまくりの森へ突入しました。この辺は雲が厚くなっていて、森が暗かったです。写真もブレブレなんですが、良い味出てるかなと。ウィルソン株でチエちゃん念願の愛の撮影会もすることができ、意外と平和な大株でありました。

 その後もかなりのんびり歩き、腹が減ったのでランチタイムに。ちょうど雨が止んでいる時で、傘をささずに食べれました。そして、ランチ後は休みたくても休めない登山道へレッツ縄文。GWよりは多くはなかったですが、下山してくれる人たちが応援してくれる中で、一気に縄文杉へ!やや空いている状態で、みんな初対面できました。みんなでワ〜ワ〜言いながら、しっかりご挨拶。今日も多くの人を温かく迎えてくれました。
 ボ〜っとしたり、写真を撮ったり、縄文トークに花を咲かせていたら、いつの間にか時間がたち、気づけばデッキから人がいなくなっていました。あっつう間に時間がたってしまう場所だけに、この時間帯は注意が必要だなと。そんなこんなで、ここからは最終バスに乗り込むという任務を遂行しなければいけません。というわけで、レッツ下山。

 下りはというと、100人抜きとも言える快速モードで、集中しつつリズミカルに歩きました〜!おしとやかさは「…」でしたが、膝が微笑む程度にがんばりました。キミちゃんも「これって若さ?」と発言してしまうほどに、快調だったのであります。ボクもみんなの若さを見せつけられてしまいました。そして、膀胱の方も若さで拡張能力があったので、大株トイレもスルーして、バイオトイレまで休む事なく歩き続けました〜!若さだなと。というわけで、みんなでバイオ体験完了。

 ちろっと歩いて、雨も止んでいたので沢でブレイクすることに。初めはワイワイしていたのですが、ココアとコーヒーにちょうど良い風と川の音。いつのまにかみんなの魂が抜けておりました。ボクもなかなかしゃべりかけられないほどの「たそがれモード」に。チラッと青空も見えて、脳みそがリフレッシュできました。

 最後の小杉谷橋では、青空面積も広がり、山がモコモコモリモリに見えて、爽快でありました。このめまぐるしく変わる天気が良い演出をしてくれました。


 というわけで、帰り道はボクが思った以上の快速バージョンで最終よりも1つ前のバスに乗り込むことができました!若さを見せつけられてしまいました〜。ナイス!そんなこんなで、潤いまくりの森を思いっきり楽しんだ一日となりました。