2012年8月31日金曜日

『岳』最終巻読了。

 以前より読み続けていた漫画『岳』の最終巻がついに届きました〜!そして、一気に読了。いろいろと思いはあるものの、最後の最後まで楽しませていただきました。欲を言うと、まだ数年はひっぱって欲しかったなぁ。それだけ厚みのあるストーリーだったのかなと。愛娘もムチムチした手を必死に出そうとしております…。


 明日からまたガイドの意欲がわいてくるような、そんなオフ日でした。

2012年8月30日木曜日

山小屋のトイレ清掃日和。

 昨日&今日にかけ泊まりがけで、相棒 Yo-Heyちゃんと一緒に山小屋のトイレ巡回パトロールへと行ってまいりました〜!先月はOさんと行く予定だったのですが、大雨洪水警報で断念…。今回も台風直後だったのですが、1日予定をずらして行ってきたわけです。
 でもって、登山口に着くと衝撃的な人数が大盛り上がりでした〜ッ!といいつつも、これは200人ほどの修学旅行生。台風で島に渡って来れなかったとのことで、予定がずれてしまい、ウィルソン株までの歩きだったようです。ぱっと見で運動神経が良さそうな子ばかり。雨ニモ負ケズな雰囲気でありました。


 そんな若いパワーの背中を見ながらボクらもスタート。まぁ、ボクらは雨になれているので普段通りの道のりかなと。


 そんな感じでひとつひとつ丁寧に見回りました。普段のガイド中はできないことなので、お世話になっているトイレ達をピカピカに。ん〜、気分が爽快であります。詳細は割愛させていただきますが、水でながせる所はブラシにゾウキンに素手にと悪戦苦闘ッ!香り高き季節だけに、最高のトイレ掃除シーズン!Yo-Heyちゃんと笑いながら丁寧に磨き上げました〜。

 トロッコ道終点のトイレもなかなかだったのですが、ボクらが闘っていると修学旅行生の女の子達が「うわ〜〜〜!くさ〜〜〜イ!」と遠い所から黄色い声を発していたのですが、ボクらがゴシゴシ磨いていると大きな声で「ありがと〜ございます!」と声をかけてくれました。良い子達だったなぁ。鼻も目も危険度に達していたので、修学旅行生達に元気をもらいました。こちらこそありがと〜!

 そんな感じで日本屈指の高塚小屋トイレもブラッシング!Yo-HeyちゃんとVサインをかわすほどに掃除しました。


 でもって、もろもろの作業をこなしつつ、今回のゴールである新高塚小屋へ到着。昨年できたばかりの新しいトイレです。中はキレイで問題無しだったのですが、外見がかなり台風でもまれていました。さすが山だなと。まずはBefore。


 そして、ピカピカになったAfter。ん〜、気持ちいい。普段はここまで本気で掃除はできないので、ある意味ストレス解消でもありますなと。


 で、これから屋久島へ来る方、特に女性の方にお願いしたいのですが、山中のトイレには絶対に、絶対に、絶対にッ!生理用品を投げ込まないでください。ゴミは全てお持ち帰りください。こいつが本当に大変なんです…。Yo-Heyちゃんとボクとで叫び声をあげながら奮闘。美しいトイレは美しい心から!ぜひよろしくお願いいたします。

 とりあえず、初日はここでタイムアップ。暗くなってきたので、夕ご飯となりました。持って来たカレーは翌日に回す事に…。中華系でおいしくいただきました。その後は、大阪から来た夫婦と妙に盛り上がってしまい、ちょいと遅めのご就寝。良い夜でした。
 で、2日目の天気予報は久々に太陽が出そうな雰囲気。Yo-Heyちゃんと作戦を立て、小屋の掃除は登山者が帰ってからするので7時頃からスタートするとして、その前にササッと展望の良い所まで行こうということになり、朝飯前の準備運動。これが大正解でして、これぞイメージ通りの山の朝といった感じでありました。写真は夜が明ける直前の雰囲気。雲に色がのっているのがわかると思います。


 そして、爽快な朝陽を浴びたあとは、予定時刻より山小屋清掃。台風明けで水も豊富だったので、ぞうきんがけも隅から隅までやっちゃいました〜!窓についたカビも取れるだけ取り、「今日こそ、ここに泊まりたい!」と2人で話すほどに美しくなりました。


 良い汗をかいた後は良い汗第二弾!高塚小屋の床も隅から隅までふかせていただきました〜!自分の家でもここまで掃除しないのに…。
 先日放映された24時間テレビのスタッフもようやくヘリコプターが飛んで帰り仕度をしていました。撮影スタッフの方達も登山者が落としたゴミまで拾ってくれてました。お疲れ&ご苦労様でしたぁ。なんだかネット上で色々と24時間テレビの屋久島が取り上げられているようですが、現場は真摯に自然を美しく保つために努力しています。「事件は現場で起きているんじゃない!ネットで起きてるんだ!」というほどに、今日の高塚小屋も屋久杉の森も美しく平和でありました。


 そんなこんなで高塚小屋付近も美しくなり、任務完了。帰り道もちょこちょこチェックしながら、下山。振り返ってみれば、昨日&今日はトイレ清掃日和とも言える好条件。「燃える」のも無理はないなと。今夜、山小屋に泊まっている人達は気持ちいいだろうなぁ〜。良い夢見て欲しいなぁ。

 というわけで、トイレも心も奇麗になった2日間でありました。9月にテレビで屋久島のガイドの「努力」が出る予定です。詳細がわかりましたら、またブログでお知らせいたします。

2012年8月26日日曜日

ボラヴェン(台風15号)が来る前に。

 本日は屋久島4〜5回目のユカ&マイちゃんと連行されてきたアイちゃんと一緒に大和杉へといってまいりました〜!ご存知の通り、台風15号ボラヴェンが近づいてきており、こいつの影響が出まくっていたのであります。雨はそれほどでもなかったですが、荒れ模様。ちょっとでも早く帰ってこないと危険ということで、いつもよりも出発を2時間早めての朝となりました。さらには24時間テレビの縄文登山の生中継もあるとのことで、妙な空気でありました。

 で、駐車場に付くとまぁまぁな感じ。とりあえず、朝ご飯を食べてレッツ大和杉。森はこれでもかというほどに潤いまくっておりました〜!初屋久島で洗礼を浴びているアイちゃんも気分上々であります。ユカちゃんマイちゃんも例のごとく写真を撮りまくりでのスタートとなりました。


 すると、ボクらの前に一匹のお猿が…。けっこう長いことボクらの前をお尻フリフリして歩いてくれました。群れではなかったので、仲間とはぐれたのか、台風前で興奮していたのか、平和な光景でありました。


 んでもって、歩き始めて一時間もしないうちにレインウェアがサウナスーツ状態に!屋久島で夏のレインウェアは防寒具。暑いので脱ぎました。全身でボラヴェンを体感すべしだなと。


 ときどき、猛烈な雨が降りつつ、谷間では突風も。もう気持ちいいってなんのって!みんなも全身で暴風雨を体感しながら、歩きました。マイちゃんも何度「きもちいい〜〜!」って言ったかわからないほどでありました。前日の電話で3人とも心が撃沈していたのが嘘のようでありました。


 んでもって、無名の屋久杉達に一本一本ごあいさつしつつ、進みました。霧の中というよりも、水墨画の世界を歩いているようでありました。眼前はピカピカ光る葉の緑で、上を見たら漆黒の森…。ん〜、しびれます。しかも、大木までもが身体を揺らして踊っているようでありました。


 そして、2時間早く出発したので2時間早く大和杉へと到着しました〜ッ!昨夜はここまでも来れないだろうと思っていただけに、ホッとひととき。感動のご対面となりました。明日の台風でなんてことないといいなぁと。今までにも何千回と台風を経験している大和杉…。今回は久々の特大級。心配であります。
 んでもって、ワイワイと大和杉と戯れていると、再び暴風雨がッ!まさかボラヴェンが速度を速めたか!?と思いつつ、一段落したので下山開始!この荒れた展開が意外と好きです。


 しばらく豪雨が続き、登山道は登山河に。ん〜、今年は雨が多いだけに、登山河も日常的かなと?


 でもって、ササササッっと下山に集中。一気にヤクスギランドの屋根がある場所まで戻ってきました。時間的にもちょうどランチタイムで、ホッと一息つけました。近くを流れる川の音が轟音を響かせていて、刺激的なランチタイムとなりました。


 で、ランチをしているときにヤマビルくんが登場ッ!今日は荒れまくっていたせいか、ほんの数匹しか出てこなかったのですが、ユカちゃんの足にピタッと止まっておりました。まだ吸う前でウロチョロしているところをデコピンです。


 帰りはちょいと遠回りして仏陀杉にもごあいさつ。かなり衰弱しているだけに、明日の台風が非常に心配であります。生きている部分が踏ん張って欲しいなと。


 そんなこんなで、遊歩道まで戻ってくると、ユカちゃんとマイちゃんの「森から出たくない病」が発病してしまいました〜ッ!ボクとアイちゃんで話していると、いつの間にか遠くの方にユカちゃんとマイちゃんが…。全然歩ける体力は余っているのですが、出たくなかったようです…。嵐にもまれたいひとときでありました。


 なんとかかんとか無事に下山完了ッ!車でビュ〜ンと走って安房港にも寄りました。道路からもザッブ〜〜ンと防波堤に当たる波が凄かったのですが、港から見る波も激しかったです。明日はもっと凄いことになっちゃうんだろうなぁ〜と思いつつ、車で爆睡していたユカちゃんも大はしゃぎでありました。


 というわけで、嵐を目前にギリギリのラインで大和杉へと行ってくることができました〜。明日は宮之浦岳に行く予定だったのですが、残念ながら宿で待機。縄文杉の登山バスも運休が決定。こんな屋久島もまた屋久島だなぁと。24時間テレビの縄文登山も嵐の度が過ぎたので途中で断念。自然に逆らわず、自然が許してくれる範囲ではしゃぎたい夏の一日でありました。

2012年8月23日木曜日

夏休み終了間際に、ディープな森へ。

 本日は台風の影響が少し出つつある中で、カタダファミリー(お父さん&お母さん&マヨちゃん&サクラちゃん)と一緒に大和杉へと行ってまいりました〜!実は前日にかなりの大雨でありまして、気象庁のレーダーを見ていたら警報が出てしまうかも?といった状況だったのであります。

 しかし、ふたを開けてみれば、なんてことはない天気に落ち着いておりました。そんな感じで登山口へ向うと早速道路にお猿と鹿ちゃんのコラボレーション。サクラちゃんが動物好きなだけに森に入らずして、今回の旅の目標をクリアしてしまいました!なかなか愛想のいいお猿ちゃんでした。


 でもって、準備運動をしてスタートしたわけですが、もう森が潤いまくり!苔には雫がつき、空気も水っけたっぷり。優しく苔に触れつつ、お母さんのお肌もいつも以上に潤いピチピチになっておりました。どんな世代でも森は晴れている時より雨の方が恵みを受けられるのかなと。


 そして、ヤクスギランドを抜けて大和杉へ向う道へ。ここからは登山道もそれほど整備はされておらず、野性的な道のり。小学校5年生のマヨちゃん&小学校3年生のサクラちゃんもガンガン登っちゃいました〜!ときどき、雨が降ってきて、これがまた気持ちいいってなんのって!夏の雨は最高です。さらには夏休みの宿題も終わっているとのことで、これまた最高です。


 その後も、道草を食いつつ、順調に登りました。大人もそうなのですが、雨の大和杉の道のりでみんなを盛り上げてくれるのが、ヤマビルくん。ニョロニョロヒョロヒョロと攻撃してきました〜。ヤマビルくんに一番人気者だったのはお母さんかな?ボクは2〜3匹だったのですが、みんなで合計すると20匹ぐらいはデコピンで飛ばしたかなと。ちなみに一番大騒ぎしていたのはマヨちゃん。静かな森の中で雄叫びをあげておりました。ハハハ。


 でもって、名もなき屋久杉達に挨拶しつつ、ディープな森を歩きました。ん〜、良い森であります。森全体が潤っているのもまた素晴らしすぎたなと。そんな感じでワイワイ歩きつつ、順調に大和杉へと到着ッ!ご対面できました〜!写真撮影をした後に、みんなお腹が減っていたのですぐさまランチタイムに。ここでマヨちゃんのみそ汁好きが発覚したのですが、「うまい!」といってぺろっと2杯飲み干してしまいました!


 標高が高いとのんびりしていたら、寒さを感じるほどでありました。真夏だけど、天然クーラーが実に気持ちよかったです。そして、下山開始。みんなでヤマビルチェックしながら、テクテク歩きました。写真はヤマビルチェック中のマヨちゃん。カワイイ…。


 途中でヤマグルマが絡み付いた立派な屋久杉で休憩。ここでは「山びこ」ならぬ「森びこ」が…。ヤッホ〜!の声に変な声で「森びこ」が返ってきました。サクラちゃんの高い声から、お父さんの低い声まで、「森びこ」も変幻自在だったなと…。


 とまぁ、下りで時間がかかるかなぁと予想して歩いていたのですが、そんなボクの予想をくつがえして、マヨちゃんもサクラちゃんも「下り楽しい〜!」と。いつのまにかマヨちゃんのニックネームが「やっほ〜さん」になっていたり、下りもワイワイ進むことができました。


 そして、なんとか野性的な登山道が終わり、ヤクスギランド内に戻ってこれました〜!小学生でこんなにもディープな森歩きができるなんて…。最高レベルの夏休みだなぁと。しかも昨日の大雨の影響で潤いまくっていて、たまらなかったです。


 でもって、最後は雨が降ったりやんだりだったので、屋根のある所でブレイクタイム。ここではランチタイムに引き続き、マヨちゃんの飲みっぷりが披露され、サクラちゃんのお菓子好きも暴露されてしまいました。川のせせらぎを聞きながら、ユル〜い時間でありました。


 そんなこんなで、当初の予定時間よりも早く帰ってこれてしまいました!しかも、疲れ切って笑顔が消えていると思いきや、出発したとき以上の笑顔で帰ってこれました〜!森と戯れ、森ではしゃいで、森びこもいて、ワイワイ楽しすぎる夏休みでありました。

2012年8月22日水曜日

真夏ですが、ヒジョ〜に寒かったです。

 本日は屋久島来島8回目のカネゴン、3回目のカメちゃん、同じく3回目のノンちゃんと一緒に宮之浦岳を狙ってきました〜ッ!完全に屋久島中毒症状が現れている3人です…。あくまで狙っただけでありまして、早朝の明け切らぬ真っ暗な道路は時たまピカッと雷様が…。登山口へ近づくにつれドッカン、ドッカン…。作戦会議をした結果、方向性だけを変えることに…。

 とまぁ、歩き始めてみたら霧雨程度でなんてことはない雰囲気。我らが淀川も水は透き通っておりました。若干、朝の雨の影響で緑茶っぽい感じでありました。


 でもって、テクテクと歩いたわけですが、森は潤い、瑞々しさに満ちておりました〜!ん〜、嵐好きのボクとしては素晴らしいんですが、ノンちゃんも「雨って意外と楽しいねぇ」と屋久島の本質に迫りつつあるなと。そして、緑の上から緑を塗ったような苔の上に、真っ赤なキノコがっ!にょき〜ん。おそらくベニヒガサという名のキノコです。


 で、大岩付近で休憩がてらに岩で遊んでいると、カネゴンが「あっ!10円玉が…」と。みんなで見てみるとどうみても10円玉。ん〜、かなりマニアックな位置に入っていただけに、これを外したら大岩が崩れるのではないかと思いつつ、抜いてみたら昭和52年制の10円玉で、大岩も崩れることはありませんでした…。


 とまぁ、そんな感じで順調に展望所に到着。すると厚い雲がちょっと薄くなって、向こうの山がチラリと見えました〜! 「これだけ見えれば妄想できるわ!」とカメちゃん。眼前に広がる風景をめいいっぱい妄想しておりました。


 そんな妄想癖のあるカメちゃんですが、カエル好きでもあるのでした。歩き始めもやや大きめのヒキガエルを鷲掴み。聞く所によると、その昔、カエルの手足を針で固定し、心臓だけくり抜くという定番の解剖をしたとのことで、中の中まで知っているのでした。ちなみに下の写真はヤクシマタゴガエルの赤ちゃん。意外と人懐っこいんです。


 そして、花之江河に到着。もちろん幻想的な霧の湿原でありました。しばらくしたら、超!豪雨が降ってきて、一瞬でしたが黒味の頂上もバッチリ見えちゃいました!なかなかの雨でありました。


 そんな感じで、花之江河付近を激しくウロチョロして、今日はここまでに。岩の影に隠れてランチをしたのですが、さすが標高の高い場所…。時間がたつにつれて猛烈に寒くなってきました〜!台風?ってな風が吹くときもあり、岩の影にもドバ〜っと水しぶきが…。身も心も洗い流されてしまいました。


 かなりのレベルで寒くなってきたので、早々に下山開始。ちょっと動いたら、すぐに身体は熱くなってきて、いい感じになりました。良い雨だなぁと。
 下山はサクサクと軽快に下りてこれました。ときどき、豪雨が降る展開がまたよかったなと。で、帰りの淀川はカメちゃんの言葉を借りるならば、「30分以上放置した緑茶」状態でありました〜!けっこう渋い味がしそうな水の色であったわけです。


 そこそこ雨が降っていたので、本日は小屋にてブレイクタイム。なかなかどうして、激しい動きをした一日だっただけに、ようやくホッと一息つくことができたなと。屋久島らしいユルい時間でありました。


 というわけで、方向は変わってしまったものの、宮之浦岳はまた晴れの機会に行くとして、大雨に打たれ、凍えるほどに真夏の寒さを感じ、屋久島中毒患者にはたまらない一日となりました。

2012年8月19日日曜日

のんびりと騒いできました。

 本日も元気盛りだくさんで、イガ&アイ&ヨリちゃん、マユちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。お盆ウィーク最終日ということもあり、登山者は今週一番少ない雰囲気でした。といっても、登山バスは補助席でありましたが…。

 それでもって、勢い良くスタートしたと思いきや、一発目の橋でイガちゃんが!初めはアイちゃんが高所恐怖症といっていたのですが、なんてことはなく、何も言っていなかったイガちゃんがへっぴり腰に…。よちよち歩きでなんとかクリアできましたぁ〜。


 テクテク歩いて、愛子岳が見えるスポットについて、恒例の?愛子岳とアイちゃんのツーショット。愛という名の付く人にはたまらない道のりであります。ここ数日は朝の天気がよくて爽やかであります。日に日に気温も落ち着いてきて、夏の終わりを告げるツクツクボウシも泣き始めております。


 橋という橋で記念撮影し、ちょっと珍しいものがあるとスナップショットして、このままでは縄文杉に着けないのではないかというほどのユルいトロッコ道となりました。旅のテンション上がりっ放しであったわけです。
 そして、山道に突入。普段運動をしていないといいつつも、みんな本気モードになってグイグイ登れました。この辺はチロッと雨が降ったものの、すぐに上がり、レインウェアも脱ぎ捨てました。


 ウィルソン株ではもちろんテンションマックスで愛の撮影会。ここがゴールではないかと思うほどに、興奮できました。ワイワイした時間でありました〜。


 そして、登山口から似たようなペースで歩いていたファミリーがいたのですが、おそらく1才くらいの子をお父さんが背負って登っておりました。ボクもカッチョ良いベビーザックに指をくわえながら、いい風景だなぁと。


 でもって、ユルいランチタイムを過ごしつつ、一気に縄文杉を目指しました〜。ゴールが近づくにつれ、森は霧の世界へと変貌していきました。ヨリちゃんも「なにこれ〜!」と晴れでは味わえない屋久島らしい森を体験できちゃいました。


 最後は流れ込むようにして縄文杉到着ッ!デッキの上もそれほど混雑しておらず、みんなで歓声をあげてご対面できました。怪しいガイドにちょっとからまれそうになりつつも、写真を撮りまくれました。


 背中で語るみんなの後ろ姿です。友情を深めつつ、友情が芽生えつつ、一緒の時間を共有できたなと。マユちゃんが妹タイプの性格だったので、なぜかイガちゃんとヨリちゃんとアイちゃんは変におばちゃん体質になって、絆を深めることができました。


 そして、ちょいとのんびりしてから、下山開始!下りは集中してズンズン進みました。こんなにもみんなに集中力があったなんて!?と思うほどに良い歩きでした〜。で、トイレに戻ってくると、昨日からいたのですが、「ルリタテハ」が窓にとまっておりました。美しき羽の裏側は落ち葉のような色をしています。これが表。もう一枚が裏の写真です。同じ蝶とは思えぬ変幻ぶりであります。




  そして、帰りのトロッコ道で注目の的だったのが、24時間テレビのスタッフ達。かなりドデカイ荷物を運んでおりました〜。なんとも撮影が成功して欲しいものです。写真はガイドのTくんです。力強い。かっこいいです。


 で、トロッコ道も中盤戦になってきた頃にスコールな雨が降ってきました〜。これがなかなか良い雨で、すかさず傘をさして雨のトロッコ道を歩きました。屋根のある小杉谷へ着いてからブレイクタイムにすることに。アイスコーヒーがほてった身体に浸透していきました。


 というわけで、結局最終便の1本前に出た臨時便に乗ることができ、無事に下山完了!スタート時よりもゴールしたときの方がテンションが高かったような…。体力を使いまくったにもかかわらず、笑顔満点で素晴らしき一日にとなりました。