2012年3月31日土曜日

久々に良い雨でありました。

 本日も元気モリモリ、ミホちゃん&シャオちゃん、マコッちゃん&アカリちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。何日ぶりになるでしょう。登山口に着くとなかなか良い雨が降っておりました。もう苔がカピカピに乾いていたので、恵みの雨でありました。やっぱり屋久島は雨が降らないとね!というわけで、登山口にある街灯、いな、登山口灯が雨を照らしておりました。

 すでに最初のトロッコ道で靴に水が侵入してくるぐらいの水量。良い感じであります。苔にも雫がついて、線路の上を色とりどりの傘が賑やかでありました。でもって、ちょい雲が多めで小杉谷付近の桜はちょっと見えずらかったのですが、なかなか良い感じです。

 例のごとく、テクテクとのんびり歩いて、山道へ入りました。このときすでにアカリちゃんの股関節はピリピリいいはじめていたのですが、頑張って登りまくりました。ウィルソン株でも結婚2周年にして、愛を探すマコっちゃんとアカリちゃんであります。おめでと〜ッ!そんなマコっちゃんとアカリちゃんを祝福するがごとく、ボクらが株の中に入っていた時は貸し切り状態で、カメラにたくさんの愛を封じ込める事ができました。

 そして、マコッちゃんは140キロマラソンを経験しているということで、辛いっすよといいつつもも爽やかな顔。対するミホちゃん&シャオちゃんも普段運動はしていないといいつつ、モリモリ登れました〜。

 で、ここまではけっこうな雨が降り続いていたのですが、なんとボクらが縄文杉についた途端にグングン青空が広がり、快晴モードにッ!ん〜、ドラマチックな演出でありました。みんなで歓声をあげまくって、初対面できました。爽やかな春の空で太陽がサンサン。もちろん雨のあとなので、森全体がピカピカしまくってマブかったです。

 でもって、この晴れと時を同じくして、風向きが北西に…。急激に気温が下がり、もう寒いってなんのって!だいたい7度ぐらいでありました。一応、南の島なんですが、標高1300mの世界はまだまだ冷えます。がしかし、シャオちゃんがこの寒空の下でいきなり「脱いで良いですか?」とドッキリ発言。ボクも「全部脱がなければ脱いでもいいよ」と。すると「全部脱ぐ!」となんだか日中からして変な会話でありました。シャオちゃんがレインウェアを脱いでようやく「脱ぎたい!」という意味がわかりました。この日のために新調した山ファッションで縄文様にご挨拶したかったんです!カワイイ山ファッションで写真も撮れました!最近のアウトドアウェアは本当にカワイいなぁと。

 そんな感じでワイワイしたあとで、みんなで体を寄せ合い、ガスバーナーに手をかざして、ランチタイムとなりました。寒かった…。みそ汁が体にしみまくりで、つかの間の休息でありました。想定外の寒さ…。
 ランチ後も縄文杉のデッキでゴロンしたり、写真を撮ったり、ゆる〜い時間でありました。といいつつも、意外と団体様ご一行が多かったです。数日前までは卒業旅行とおぼしき若い学生さん達がたくさんいましたが、今日は子ども連れのファミリーがよく目につきました。春休み最後の一大イベントだったのかな?

 下山はアカリちゃんの股関節を気にしつつも、実に快調でありました。そして、トロッコまで来ると、今度はミホちゃんが「脱ぎたい!」と…。ミホ&シャオちゃんのファッションショーが幕を開けたわけです。昨年あたりから、山でもファッションというのが良い傾向だなぁと。もちろん着るものだけでは楽しめませんが、着る物がカワイいと俄然アウトドアが楽しくなるわけです。そんな勢いにまかせて、トロッコ道もグングン、ズンズン、リズミカルに進むことができました。

 いつのまにか空には雲がない状態に…。沢でティーブレイクをしたのですが、もう風が凄いってなんのって!風通しが良過ぎる場所でありました。それでも美しき水の流れに心をゆだねて、体をブルブル震えさせながら、良き時間でありました。それにしても、風が冷たかった。

 そんなこんなで小杉谷周辺へ戻ってきたのですが、朝はあまり見えなかった山桜&新緑の山肌が見頃になっておりました〜ッ!もうちょっとでピークになりそうです。5〜6分咲きといったところかな?パステルカラーが見応えありでした。美屋久定点撮影ポイントからの一枚です。他にはない春の色であります。一週間はもちませんが、数日はパステルマウンテンを楽しめそうです。

 そんなこんなで美しき春の風景に心を奪われていたら、おおよその到着予定であったバス時間には間に合わず、ここからもまたテクテク歩き。アカリちゃんの股関節も大丈夫で、写真を撮ったり、行きでは見れなかった風景を見たりとユル〜いトロッコ歩きとなりました。最後のトンネルでも撮影大会。楽しかったっす。


 そんなわけで、午前中の雨に始まり、午後の晴れ、北風とユルい歩きが絶妙に楽しい一日となりました。

2012年3月27日火曜日

すっごい晴れでした。

 本日も元気モリモリ、ピョンちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。今日の晴れは凄かったっす。年に数回あるかどうかの晴れっぷり!そのかわり、絶賛寒波中なので、放射冷却が半端ない!寒さが身にしみる中での登山口スタートなりました。

 前日白谷へ行っていたピョンちゃんですが、それほど疲れもなく快調な足取り。小杉谷周辺で朝日が昇ってきたのですが、夜が明ける直前のトワイライトタイムが美しかったっす。それにしても、晴れてるなぁと。

 苔は乾ききっているのですが、こんな晴れの縄文杉もまたいいもんで凛として爽やか。まぁ、フリースの上にレインウェア、加えてホッカイロという防寒装備でしたが…。三代杉付近の木漏れ日タイムもトロッコ道とあいまって輝いておりました。トロッコ道って歩いている時は単調そのものなんですが、ふと足を止めるとなかなか絵になるもんであります。

 でもって、本日は山小屋のトイレ汲み出し作業の日でした。途中で、ドドドドドっとディーゼル機関車が来襲!毎度のことながらお疲れさまです。作業してくれる人がいるからこそ、ボクらは快適に登山ができるのだなと。

 そんなトロッコ道を終えて、いざ山道へ突入。寒さが助けてくれて汗もほとんどかかずに歩を進めました。ウィルソン株付近はボクらが到着したときは空いていて、ピョンちゃんも愛を探しまわりました。ちょいと光が強過ぎて、愛がうまく写らなかったのですが、まぁハートが輝いているということで…(帰り道に光の角度が変わるときも激写しました)。

 そして、急斜面を乗り越えて、グングン標高を上げていくと、昨日から残っていたであろう霜柱がまだありました。ん〜、冷えているなと。ボクの体内温度計によると登山口付近は2度ぐらい。この辺の標高は0度をちょっと上回るぐらいだったのではないかと思います。

 そんな感じで、流れに身をゆだねつつ、一気に縄文杉へ到着ッ!デッキの上も10人ぐらいの登山者で静かに対面する事ができました〜。ピョンちゃんもジ〜っと縄文様を見つめ続けておりました。ボクがトークしている間も、視線をそらす事なく…。冷静に考えれば単なる一本の樹なのですが、その一本の樹は単なるオーラではなく、実に意味深な樹だなと。ピョンちゃんの背中も語ってます…。

 ジッと見つめ合ったあとは、ひなたぼっこできる場所でランチタイム。全く雲がなかったので、太陽の光を浴びているだけで、眠気を誘うスペシャルタイムでありました。その後、下りの道も冷えた空気の中で、テクテク下山。ピョンちゃんも若さ溢れる歩きを披露してくれ、順調でありました。トロッコ道に入ってからは、途中からピョンちゃんを先頭にグイグイ進みました。まだガイド用のコンパクトデジカメが修理から戻ってきてないので、嫁さんのデジイチでピョンちゃんの後ろ姿を激写。やはりデジイチは操作しやすい。ピョンちゃんの快速トロッコウォークが伝わってくるのでは…。

 そして、朝の時点で帰りに余裕があったら寄ろうねと話していた沢でココアブレイク。ん〜、今日は晴れの影響もあり透き通る水がいつも以上に透き通っているようでした。山肌と水に心を奪われ中のピョンちゃんです。なんとも良い時間でありました。

 でもって、小杉谷最新桜情報です。気温が低い日が続いておりますが、ちょっとずつ進んでおります。チラホラ咲き始めており、寒波が去ったら一気に来そうな気配です。小杉谷では今月末から4月頭が今年のベストかもしれません。

 そんなこんなで、最後の最後でちろっと薄い雲が出現した程度でこれでもかというほど晴れ渡った11時間でありました。ある意味、屋久島らしくない天気ではありますが、こんな超ど級の晴れもいいもんであります。今度は大雨を狙ってピョンちゃんと歩きたいなと。屋久島らしい雨の中を…。

2012年3月26日月曜日

ムヒョ〜〜〜っ(霧氷)。

 本日は屋久島5度目のエリちゃん、3度目のアキちゃん、初来島のオ〜キちゃんと一緒に絶賛寒波中の宮之浦岳へと行ってまいりました〜ッ!ここ数日は風が強く、2日前は船が全便欠航になるほどだったので、頂上付近がどうなっているのかドキドキの幕開けとなりました。

 絶賛寒波中ですので、登山道沿いは霜柱だらけになっておりました。みんなでギャ〜ギャ〜、すごい!を連発しつつ、随所で写真を撮って歩を進めました。下の写真でエリちゃんが撮ってる白いヤツが全部霜柱。もっとすんごい場所もあったのですが、徐々に見慣れてきてしまい、だんだん意識しなくなってしまうほどでありました。


 でもって、淀川小屋の温度計を見ると、バッチリ0度を下回っておりました。ここでマイナス1度程度ということは、頂上付近はマイナス5度ぐらいか?と想像してしまいました。ん〜、寒い。がしかし、この凛とした空気感は何ものにも変えがたいです。

 そんなキ〜ンと引き締まる空気の中歩いていて、トーフ岩の展望所に到着。午前中は雲が残るという予報だったので、全くもって真っ白で何も見えませんでした〜。そんな時、オーキちゃんが「なんなん、ひげが…」と一言。ボクのヒゲにも水蒸気が着いていて、凍っておりました。ある意味、霧氷です…。

 そんな感じで進んでいくと、小花之江河付近からは氷の世界になっておりました。ん〜、たまらないッ!花之江河も視界は0でありましたが、凍てつく感じがたまりませんでした。
 その後、投げ石平付近でいよいよ青空到来ッ!なんともまぁ、天気予報が完璧に当たっていたわけです。この辺からはもうみんなでテンションMAX。それにしても、美し過ぎました。雲がドバ〜っと開けるとそこには薄らと白くなった山肌が…。お美し過ぎです。

 感動しまくりで歩くと、岩屋付近で本日最大クラスのツララショーが盛大に開かれておりました。大きさといい、波打つツララといい、撮影会となりました。完全に寒さを忘れております。

 その後も、ぐんぐん雲が無くなっていきましたが、気温は低いまま。いつもはチロチロと水が流れる所は氷の滑り台と化しておりました。アキちゃんも慎重に、いつ転んでも良いような態勢で進みました。もちろんゴムスパイク着用なので、お尻で滑る事はありませんでしたが…。いかんせん楽しかったっす。

 そして、稜線を歩いていると、そこは完全に霧氷の世界ッ!ムヒョ〜〜〜〜っ!白いのは雪ではなく、全部霧氷です。登山道を見ると分かると思うのですが、積雪は0。完全に乾いています。午前中は雲の中だっただけに、その水蒸気が植物達の葉について凍っていたわけです。前述したボクのヒゲも同様…。美しさは比になりませんが…。

 そして、みんなでハイタッチしながら宮之浦岳登頂!まさかの冬景色の中で、最高レベルの絶景が広がっておりました。まさかここまで晴れるとは…。さらには永田岳方面は雲海…。なんとも幸運過ぎるみんなであります。エクセレント。

 とまぁ、絶景に我を忘れていたのですが、気づくとそこは暴風地帯だったのです。風も忘れて景色に見とれてしまったのですが、冷静に考えるとかなりの強風…。マイナスの風が容赦なくボクらを刺激してくれました〜。とりあえず、風があまり当たらない所で、ランチタイム。みんなで肩を寄り添ってのお昼ご飯となりました。

 とまぁ、興奮冷めやらぬ森林限界だったわけですが、帰りも順調に歩を進める事ができました。午前中は雲の中だった場所も、全部丸見えになっており、一度登って2度楽しめる景色に。楽しかったっす。朝は見えなかったトーフ岩もクッキリドッキリ見えておりました。

 そんなこんなで、リズミカルに歩き、淀川へ戻ってきました。川のそばでコーヒー&ココアブレイク。体が疲れたというよりは、美しさに興奮し過ぎてしまい変な脱力感が…。初めは木漏れ日を浴びながら話をしていたのですが、いつのまにかみんなは無言。頂上付近でテンションが上がり過ぎてしまった後の余韻であります。

 というわけで、めまぐるしく変わる風景と霧氷に包まれた森林限界、そこに青い空が広がるという美し過ぎる一日でありました。こんな日に登れるなんて、みんなの運気の強さに脱帽せざるを得ない登山となりました。

2012年3月24日土曜日

寒いけど、爽快な風でありました。

 本日も元気いっぱい、アヤノちゃん&お母さんと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜!昨日は縄文杉に行ってきたとのことで、お母さんは湿布をいっぱい貼り付けて今日という日を迎えたのでありました。それでも意外や意外、なんてことはなく順調な歩きでテクテクとスタート。

 夕方の船で帰る予定だったので、ユルめのコース設定で歩を進めました。屋久島の森トークをしつつ、写真もパチパチ。昨日の雨で苔の調子もよく、緑がお美しかったです。昨晩から北西の風がビュ〜ビュ〜吹いていたのですが、歩いている時は爽やかな風で気持ちよかったっす。

 テクテクとユルい道のりを進み、良い朝でありました。お母さんの足も順調で、快調に白谷の森を闊歩。ん〜、親子でこの森を歩けるなんて…。幸せです。ボクも歩きたい…。ガイド中は極力親バカトークは控えているつもりなのですが、ついつい自分と重ねてしまいます…。

 でもって、昨日よりも白谷は人が少なく、ほとんど誰ともすれ違うことなく登りました。苔むす森付近は、なんと15分ぐらい完全貸し切り状態ッ!思わず、3人で突如現れたスペシャルゲストと写真撮影を楽しんだり、もののけトークをしたり、ボ〜っとしたり、緑色の世界を堪能しました。いや〜、贅沢っす。こんな場所を貸し切りできちゃうなんて…。

 そんでもって、順調なペースで一気に太鼓岩まで登り詰めました〜!強い北西の風が吹き荒れつつ、視界も良好!髪を振り乱しながら、これまた貸し切りの太鼓岩で良い時間。ん〜、背中が語っているなぁ〜。アヤノちゃんは最近まで勉強しまくっていたとのことで、きっと勉強した事が全部吹っ飛んでしまう程の風と景色だったのでは…。気持ちいいっす。

 そして、このブログの読者さんが気になるであろう山桜情報。定点アングルからの一枚。ポツリポツリと咲き始めるものの、まだメインの場所は0分咲きです。ちろっとだけヤクシマオナガカエデの新緑が始まったので、一応、季節は進んでおります。あと1週間ぐらいかな?

 でもって、風がよけれる下の岩にいったのですが、風が巻いていてこちらも突風が吹きました〜!特に風をよけるためではなかったのですが、アヤノちゃんはゴロン。ナイスであります。

 そんな感じでかなり体温も奪われてきたので、下山開始。風がよけれそうな場所でランチをしつつも、冷たい風が吹いておりました。それゆえにみそ汁は心も溶かすほどに美味しかったです。

 帰り道はというと、ときどき森の中に木漏れ日が差し込む瞬間も!マブイッ!水の流れに太陽が反射して、キラキラしておりました。

 下りも実に順調で、予定通りの時間に進め、川近くのベンチでコーヒー&ココアブレイク。寒い日の日光浴は至福のひとときであります。まぁ、半分ぐらいはボクの親ばかトークだったような気がするのですが…。

 でもって、船に乗るべく車に乗り込んだら、山桜の木に猿がのっかって、好物である花をむしゃむしゃ食べておりました。桜の花は塩漬けになんかして人間が食べてもうまいので、猿にとってもきっと美味しいのかなと。

 そして、街におりて船の運航状況を確認したら、全便欠航ッ!がび〜ん。しかし、自然の力には歯向かってはいけませんので、お土産を買って、さらに時間があったので、いなか浜までドライビング!お母さんも「これじゃぁ、船はでないよね!」と荒波に心を奪われておりました。ここでも太陽が出たり隠れたりして、爽快な風が吹きまくっておりました。


 そんなこんなで、残念な事に今日は島から出る事はできませんでしたが、捉え方を変えればもう一日屋久島に滞在できるってことで、ある意味ナイスかなと。森へ海へと実に楽しき一日でありました。

2012年3月23日金曜日

潤いの森、のちに強風太鼓岩。

 本日は久しぶりの雨の中、ヨシ君&サヤちゃんと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜。記念すべきメモリアル屋久島旅行は昨日は晴れのダイビングで、今日は潤う森。ん〜、ナイススケジューリング!やっぱりダイビングは晴れの方がいいけれど、森は雨の方が断然キレイ。ヨシ&サヤちゃんを祝福してくれる雨でありました。

 まぁ、久しぶりの雨といっても、4日ぶり…。すでに苔は乾ききっていたのですが、今日は朝から絶好調!昨晩からそこそこ降り、のっけから潤いパラダイスでありました。ちなみに本日はガイド用のカメラが修理中なので、嫁さんの小さいデジイチを借りて撮りました。

 でもって、問い合わせの時点からサヤちゃんの腰痛がちょいと心配という事だったので、例のごとく、のんびりゆっくりテクテク歩きに。「ガラスの腰」が爆発しないように丁寧に歩きました。とはいいつつ、30分も歩くとヒートアップ。早速、お色直しであります。

 いや〜、それにしても潤いは最高であります。雨って素晴らしいなぁ〜と。苔のピンピン具合は見ているだけで元気になってしまうなと。ヨシ君もそんな潤う森を、ハウジング付きのビデオカメラで激写しながら歩きました。

 とりあえずは、サヤちゃんのガラスの腰も割れる事はなく、順調に歩を進めて苔むす森付近に到着。ちょいと修学旅行生がたちがいましたが、それほど大人数でもなく快適にもののけ気分を味わう事ができました。良い緑です。

 そして、ジワジワと急になっていく坂も丁寧に歩き切り、辻峠へ到着。すると着いた途端に風がビュ〜!風向きがわかりやすいほどに強風でありました。とりあえず、太鼓岩に登る前に岩屋でランチタイム。さすがに標高1000m付近の強風は寒かったっす。みそ汁が五臓六腑にしみわたりました〜。
 ランチ後に最後の急斜面をグングン登りました〜!今度は逆に風が気持ちよかったです。ときどき、木漏れ日まで差し込む出血大サービスでありました。

 そして、太鼓岩へ到着ッ!知り合いのガイドが「風速30mはあったよ!」と脅迫していたので、ちょっと爆風を期待していたのですが、意外や意外、打ち付ける雨も弱く、絶景を楽しめちゃいました!たまに突風でしゃがみ込む事もありましたが、なんてことはなく満喫できました。

 ちなみ山桜はポツポツ咲き始めているものの、最も桜が密集しているエリアはまだであります。ん〜、あと一週間後と言った所でしょうか?

 そんな感じで強風と突風と絶景を楽しんでから下山開始。強めの風をあびた後って、心の中もなんだか爽やかになるのが不思議であります。ヨシ&サヤちゃんもスッキリした顔になっておりました。

 とはいえ、ガラスの腰は下りで割れやすいので、ゆっくり丁寧に歩きました。ときどき、木漏れ日差し込み、森の中にダイヤモンドを散りばめたようなシーンも何度かありました。ん〜、贅沢な森歩き。

 そんなすっきりした2人を祝うかのように、リンゴツバキの花も2つ並んでおりました〜。誰かが置いたものではありますが、緑に赤のコントラストはなかなか絵になります。2つ並ぶとかわいいなぁと。

 そんなこんなで、無事にガラスの腰が爆発することなく下山完了ッ!ヨシ君の膝が笑い始める頃で、笑顔で帰ってこれました!小雨が降っていたので、屋根の下でコーヒー&ココアブレイク。ホッと一息、川のBGMを聞きながら、良い時間でありました。


 というわけで、雨の潤いに心を奪われ、太鼓岩の強風で心の邪念も吹っ飛んだ、爽やかな一日でありました。

2012年3月22日木曜日

新高塚小屋トイレがスタート!

 本日は環境省スタッフ3名、観光協会ガイド9名で、新高塚小屋トイレの開放作業と携帯トイレブース設置作業を行ってまいりました。新高塚トイレは雨水を利用するトイレのために、冬期は閉鎖しているんです。それを水が凍らないくらいの時期になったので使えるようにする作業でありました。

 でもって、ササ〜〜〜っと歩いて、まずは高塚小屋へ到着。いや〜、今日は晴れておりました。昨日も快晴でありましたが2日連続でこの天気。苔は乾いており寂しいですが、こんな作業の日に晴れてくれるのは山の神様が見ていてくれているからかな?


 でもって、携帯トイレブース班と新高塚トイレ班に別れ、ボクは新高塚小屋トイレ班でありました。
 まずは冬の期間に外していた雨どいを設置。山のトイレって実に特殊なものなので、いろいろと人の手が必要なんですよね。かといって、誰でも簡単に山の上へ行けるわけでもないので、この辺がボクらの頑張り所のひとつなのだと思います。

 で、ちょっと時間がかかる水汲み作業中に、小屋周辺のお掃除大合戦を開催。ボクはトイレの便器から中から、外から、できうるだけ快適に使えるように2刀流で清掃作業。環境省のKさんと話していたのですが、屋久島の「トイレの神様」である町のKさんに負けないようにハッスルしました〜。


 もちろん小屋の清掃も。特に大きなゴミがあるわけではないのですが、あるもんなんですよね…。そして、ホコリもけっこう出るんです。ボクも小屋を利用するときは、全部綺麗にして帰りたいなと思っても、さすがに隅々まで掃除する事はできないので、こういう時がチャンスであります。ボクはトイレに夢中だったので、T郎が掃き掃除に精を出しておりました。

 Kさんも、「拭き掃除がしたかったんだよねぇ〜」といつもの笑顔を放っておりました。もうカメラではとらえきれないほどの手の動き!これまた隅々までお美しくなりました!気持ちいいっす。

 さすがに長年培われたカビ臭さまでは取れませんが、ピッカピカになりました。ゴミは袋一枚分といったところでした。

 でもって、このブログでは夕飯時に影響するシーンもあるのでもろもろの作業を割愛しますが、無事にトイレが使えるようになりました。水の流れもバッチリです。

 水汲みに意外と時間がかかったので、思ったより時間はかかりましたが、ササ〜っとおりて高塚小屋へ帰還。携帯トイレブースのテントもキレイに設置されておりました。

 終始みんなでワイワイガヤガヤ作業していたら、あっつうまに時間が過ぎ去っていきました。帰り道、標高の低い山肌が新緑と山桜に輝いて、「お疲れちゃん!」て感じでありました。

 というわけで、新高塚小屋のトイレも使えるようになり、爽やかな春の始まりでありました。最後はみんなで笑顔の記念撮影。お疲れちゃんでした〜!
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