2011年7月31日日曜日

宮之浦岳でトレラン!?

 本日は久々にマナリン&ユウちゃんと一緒に宮之浦岳へと行ってまいりましたぁ〜。初屋久島で宮之浦岳!もちろん問い合わせの時点で、登山経験を聞くのですが、マナリンの返信は「相棒のアリちゃんはトレラン(トレイルランニング)してますし、私も北岳、槍ヶ岳etcを登ってます」という心配ご無用の実力派だったのであります。ウミガメも見たい!ということで、いつもよりもちろっと早めの出発で登山口へ。

 サクッと朝ご飯を食べてから、森を歩き始めると、理想的な気温と理想的な朝焼けの森がまっておりました〜。ん〜、お美しい…。ズンズン歩きつつも、この光を見て足が止まらないわけがなく、夜明けの一発目からマイナスイオンを浴びさせていただきました。

 でもって、マナリン&ユウちゃんの歩きが凄い!さすが山慣れしているだけあって、全くもって危なげない安定した歩き。普段なら「歩くペースは大丈夫?」と声をかけるのですが、「歩くペースは遅くない?走ろうか?」ってなやり取りが出るほどに、快調でありました。
 とはいいつつ、見る所は見るわけで、トーフ岩もスカッと爽快に顔を出しておりました!ここで登山口で一緒だったおじちゃん2人組みと合流したら、なんとユウちゃんの故郷のすぐ近くの人でした〜!思わず、屋久島のど真ん中でローカルトークで盛り上がっちゃいました。

 その後の急斜面もロープ場も笑顔が出るほどに、さらにはしゃべりながら歩くほどに、ズンズン登りました〜。いや〜、こんなに安心して、歩けるってのはガイドとしていいのか悪いのかと自問してしまうほどでありました。ナイス!

 そして、森を抜け、森林限界に突入〜。灼熱の太陽がボクらを集中攻撃ッ!ん〜、マブい。ってことで、投石平で日焼け止め塗りタイムに。なんと不覚にもボクが自分のサングラスを忘れてしまい、直射日光を避けるためにいつもの傘を投入。いつもは雨と戯れるためにさしますが、今日は紫外線バッチリの太陽光線から身を守るために使いました。この不釣り合いな光景で思わず、写真撮影会…。青空がキレイです。

 そんな照り照りな太陽の下、ズンズン歩きました〜。さすがに最後の1キロはちょいと息切れが混じりましたが、マナリン&ユウちゃんは余裕の笑顔!そのまま頂上へ突進できました。午後から雲がかかりそうな気配だったので、余裕で間に合いました。
 サクサク歩いては長めの休憩、それが終わったらまたサクサク。なんともメリハリのきいた登山で、絶景を楽しめてしまいました。もちろんランチタイムは風通し良いの日陰で、永田岳を見ながら美味しくいただけました。日陰の気温はたぶん20度をきっていたので、少し寒いぐらいでした。日陰最高ッ!

 と、のんびりした後に頂上へ戻ろうとしたら、なにやら大盛り上がりの声が聞こえてきました。なかなか鳴り止まなかったので、そのまま頂上へ行ってみると…。30人ほどの徳島から来た団体様ご一行が叫んでおりました〜。若い男の子達がいたのですが、完全に隅においやられ、おばさま&おじさまの勢いに呑み込まれておりました。とにかく、すんごい元気な団体様ご一行でした。いやはやこの数で一気に頂上に来られると、少人数のチームはひれふすしかありません…。

 そんなお祭り状態の頂上を後にして、レッツ下山。帰りは登りよりもサクサク。ボクも冗談で走ってしまうほどに、トレラン一歩手前でありました。いや〜、脚力&体力凄いっす…。少なくともここまでサクサク歩けるのは、友人のガイドと山登りへ行くときぐらいなので、いやはや参りました。帰りは雲も出てきて、日焼け止めを塗り足す事もなく、良い感じに歩けちゃいました。

 でもって、余裕のオンタイムで淀川へ到着。清流を目の前にコーヒー&ココアブレイクを楽しみました。すると、まずはマナリンが漫画&映画の「岳」スィーツを!先日、槍ヶ岳へ行ってきた時のおみやでありました。お次ぎにユウちゃんが「トラピストガレット」を!これまた山つながりのスイーツであります。ごちそうさま〜!

 歩く時は歩いて、のんびりする時はのんびりするという理想的な登山で、これまたスイーツが終わった後も淀川で遊べました。先日の大雨の影響もなく、今日もお美しい川でありました。


 というわけで、もうメリハリが利きつつ、早いんだけどユルい宮之浦岳制覇ッ!目標タイムぴったりに帰ってこれました。凄いのが、マナリンもユウちゃんも余裕の表情…。多少は疲れが来ていると思うのですが、全く問題なさそうです…。
 そんなこんなで、夏の爽快さを満喫できた宮之浦岳登山となりました。

2011年7月29日金曜日

成長することができました!

 本日&昨日はボクと同郷チームのアツコちゃん&ユカリちゃん&エリナちゃん&マユミちゃんと一緒に白谷越えの縄文杉へ行ってまいりました。ボクの友人であるNの紹介で、美屋久の輪なお泊まり会。車の中から新潟ローカルトーク。スタート時点からすでに押し気味でありましたが、天候にも恵まれいてのんびり度数が加速。先行きに暗雲が立ちこめる中、空は夏の青色でありました。

 なんと幼稚園児代からかれこれ20年以上も続く4人組みだけに、みんなで息を合わせるかのようにまったりトレッキング。この日のために気合いが入ったお揃いウェアが光ります。少しでも歩くのが楽になるように、お揃いのスポーツタイツ!CW-Xが森を飾ります。

 がしかし!普段からみんな重い荷物なんぞは担ぐ事もないので、歩き始めて1時間もすると汗だく。夏はこれくらい汗をかかないとなと。身体中から毒素を出さなくては…。汗かきまくりで、太鼓岩へ到着!宮之浦岳はみんなに会うのが恥ずかしかったのか雲の中に隠れておりましたが、爽快&豪快な景色が広がっておりましたぁ。直射日光はまだ強くなく、遠くの方に入道雲が出ていて、夏が良い演出をしてくれました。

 だいぶ日帰りチームが登ってきたので、太鼓岩もワイワイし始めた頃に歩き始めました。ストックを徐々に使いこなしつつ、テクテク歩き。一気に沢まで下りてランチタイムに。夏はやっぱり水だなと。火照った身体に清涼感が流れ込んでまいります。

 一度休憩するとなかなか動けなくなってしまうみんなだったので、ユカリちゃんも「なんなんさん!出発時間を決めてください!」とおのれにカツ。といいつつ、ボクも適当人間なので、出発時間もあまり意味はありませんでした…。
 そんな感じだったの、スタートする時に縄文杉へ到着するおおよその時間はどんどん下方修正…。ウィルソン株到着付近はすでにこの日の最終チームに。ぶっちぎりの最終チームで、拍車をかけるようにコーヒーブレイク。ん〜、これまたぶっちぎりで良い時間でありました。愛を確認しつつ、静けさと友情が融合していきました。

 そして、重い荷物を背負って急斜面に突入〜!これまた友情の力なのか、根性の力なのか、一歩一歩を踏みしめながら登りました〜!ファンデーションと日焼け止めが全て汗で流れ落ちる頃に、無事に縄文杉に到着ッ!下方修正しまくった到着時間でしたが、しっかりと日没前には縄文杉にご挨拶できました。みんなで雄叫びを上げつつ、友情というなの縄文参拝を達成できましたぁ。

 この日の泊まりは思っていたよりも多く、小屋もテント場もいっぱい。それでもテントを張るスペースは残っていました。良い場所が空いていて、そこでディナーもすることに。なかなかのボリュームをワイワイしながら、食べ切ってしまいました!ちなみにみんなが用意したディナーはカレー祭り!ボクも含めて、食べ合いっこして、美味しかったです。
 夜は縄文杉にお休みなさいをしにいったり、みんなで流れ星を同時に見れたり、いろいろ遊んでしまいました。周りの登山客が深い眠りに着く頃に、我々も就寝準備。寝るぞ!ってなってからが、女子トーク。夜更かし一歩手前で、縄文の夜が深くなっていきました。

 そして、友情を深めた夜が明けました!上を見上げると、雲一つない天気!とりあえず、荷物をまとめて、朝飯前の縄文デッキへ。この時期は明るくなってから、太陽が出てくるまでにちょっと時間がかかるのですが、無事に黄金色に輝く縄文杉を拝む事ができました。良い朝でした〜。

 朝日を浴びながら、朝ご飯を食べて、歩く準備。もちろん準備は入念に。今日の下山目標タイムはのっけから下方修正した時間となりました〜!
 でもって、テクテク歩いていると、昨日は恥ずかしくて隠れていた宮之浦岳もバッチリ姿を現してくれました〜。爽快!アツコちゃんが1.5回コケましたが、勲章となるべく擦り傷もできました。

 この日の日帰り縄文登山は久々に500人オーバーになる勢いで、盛り上がっていました。ボクらも脇道にそれて、ピークが越えるのを待ったのですが、時間をずらしてもすれ違いはけっこうありました。やっぱり夏はこれくらい盛り上がらないと!

 でもって、ランチスポットを決めるために、ダイナミック系?しっとり系?の二者択一問題にしたら、2対2に分裂!友情対決の結果、エリナちゃんのじゃんけんが勝利!今日はしっとり系で日陰の沢となりました。ん〜、水と戯れて、最高レベルに気持ちよかったです。

 そして、楽に歩ける荒川登山口へ行ってもよかったのですが、みんなの脚力を標準レベルまで上げなくては行けない!というスパルタ登山教育で、白谷越えを決行ッ!これからの人生、激しい坂を越えてこそ、楽しい時間と空間が待っているというものです。
 というわけで、二日目も汗だくコース!実はボクもみんながへこたれてしまうんじゃないかなぁと内心は不安だったのですが、みんなの「新潟魂」が炸裂しました!マユミちゃんは「あれ?ひょっとして山歩きのコツがわかってきたみたい!汗は出るけど体は楽!」という涙の成長ぶりを発揮。続く、みんなもファンデーションが一皮むけて、レベルも一皮むけた目の輝きに!ん〜、こっちの道を選んでよかった…。

 そんな成長ぶりを祝うかのように、もののけ付近も昨日とはがらりと違うほのかな霧に包まれておりました。日帰りチームもほとんど帰ってしまった後だったので、もののけ付近でも森を堪能できました。晴れの木漏れ日もいいですが、モヤっとした森の方が美しさが増します。

 そんなこんなで、なんとか目標到着時刻に毛がはえた程度で、昨日より格段にレベルアップして帰って来れました〜。よくがんばった〜!この二日間で何かが変わり、人生レベルもあがった友情の一泊縄文。素晴らしき二日間となりました。

2011年7月27日水曜日

夏の森はたまらない一日でした。

 本日は昨日の嵐に引き続き、トキちゃん&ダイちゃんと一緒に大和杉+αしてきました〜。昨日とは打って変わって晴天ッ!夏ってこのめまぐるしい天気もまたナイスであります。2人とも疲れはない状態でレッツスタート。ちろっと歩いてから静かに朝ご飯を食べました。せせらぎブレックファースト。

 昨日は写真に燃えて、今日はそれを元にして歩く予定だったのでありますが、今日は歩く事をたくさんしなくてはいけないので、写真はほどほどに小手先の技だけでちょっとずつ進みました。ちなみに森のコンディションはというと…、サイコ〜!昨日の嵐は嘘のような雨上がりの世界。いや〜、贅沢であります。

 もちろんのこと、誰とも会わない森で、マイペースにときどき頑張って登りました。ガンガン歩いてから大休憩、ズンズン歩いてから中休憩、なかなかメリハリの効いた歩きができました。ダイちゃんも父上から奪い取ってきた自慢のカメラでトライ。ん〜、良いカメラだ。

 この辺で、ヤマビル君がジワジワと登場し、トキちゃんがかなりやられておりました〜!男のヤマビルが多かったのか?昨年はダイちゃんがバッチリ吸われていたのですが、今日はトキちゃんに集中攻撃。トキちゃんがヤマビルポイントでトップを飾りました。8ポイントぐらいだったかな。ボクは3ポイント。ダイちゃんは、服にヤマビルが付きつつも、0ポイントでした。
 そんなこんなでヤマビルも喜ぶ森を歩き、大和杉にご挨拶。上を見上げると夏空がまぶかったです。しかし、今日はここがゴールではなく、お昼寝コースを満たすためにさらにがんばりました〜。腹ぺこもなんのそのかなと。

 本日の目的地へ到着して、すかさずランチ。絶景を前にようやくお腹が満たされました。森の中で食べる弁当はこの上ないなと。でもって、屋久島通のトキちゃん&ダイちゃんだけに、ランチ後は自然と就寝モードに…。帰り道にガンガン歩けばなんとかなるかなと思い、なかなかの時間を昼寝に費やす事ができました〜。日が当たっていない所は肌寒いほどで、ひなたぼっこがてらエクセレントな時間を過ごせました。サイコ〜!

 でもって、帰り道はがんばるぞ〜ってことで、ガンガン、ズンズン歩きました〜。ほぼノンストップで歩き続けていたのですが、その途中、ボクの腕に何かが!よ〜く見ると2つある腕のホクロの下に擦り傷。そのコンビネーションが顔に見えておりました。誰かに見られていると思ったら、こいつであったようです?

 そして、予想以上に歩く事ができ、朝とは違うブレイクポイントでコーヒータイム。ヤクスギランド最高〜って叫びたくなるほどに、豪快で爽快なブレイクとなりました。夏の屋久島は沢なくしては語れないなと…。


 というわけで、当初予定していた時間よりも3分も早く下りてこれました〜。昼寝していた時はもうちょっと遅くなるだろうと予想していただけに、ダイ&トキちゃんの頑張りが実ったなと。まぁ、明日以降の筋肉痛はなかなかのもんだと思いますが…。

 そんなこんなで、歩いては寝て、寝ては歩いての、メリハリがナイスな夏の一日となりました。

2011年7月26日火曜日

集中砲火!?集中砲雷!?

 本日は毎年のように屋久島へ通うダイちゃん&トキちゃんと一緒にフォトジェニックな日を送ろうとしたのでありますが、急速に発達した雨雲&雷にて大雨洪水警報発令!朝は宿で待機することに。前日は久々の雨で最高の苔日和になりそうだとウキウキしていたのでありますが、それをも覆す雷…。早朝から雷の音で起きてしまうほどでありました。いや〜、梅雨時の雷よりも凄かったです…。さすが夏であります。

 午前中で雨も収まるだろうと思い、ちょうど正午ぐらいに警報が解除されました。とりあえず、半日でフォトろうかということで、森へ向かうと…。里は弱い雨だったのにも関わらず、山はまだまだ終わっていませんでした〜!雷怖いっす…。

 ダイ&トキちゃんは白い巨塔で働いているので、とりあえず様子見がてら緑の世界へレッツゴー。いや〜、増水しまくりで写真どころではなかったです…。個人的には増水まくりの写真も好きですが、さすがにレクチャーはできない状態…。溢れんばかりのマイナスイオンを吸ってから、帰途につきました…。


 結局の所、駐車場でランチだけして帰ってきました〜。ダイちゃんもトキちゃんも激しい人生を送っているので、このくらいはなんてことなさそうでしたが…。逆に激しい屋久島の一面が見れたようで満足げな2人。さすがです。屋久島通がさらに加速したようです。

 というわけで、帰ってきてみたら屋久島で過去に観測された1時間に降る降水量を見事更新したようです。雨だけならなんてことないですが、さすがにあの雷は怖かったなぁ〜。恐るべし、夏の発達雲!
 今年は昨年と比べたらかなりの割合でツアーができず、美屋久の経営状況も悪天候が続いております…(みんな遊びに来てね!)。といいつつも、生きてはいるので明日も笑顔で山へ行きたいなぁ〜と思う夕暮れであります。

2011年7月24日日曜日

やっぱり夏はこうでなくっちゃね!

 本日は一昨日に続き、ヒロミちゃん、後輩のアッちゃん、屋久島3度目のアッキーと一緒に、秘密の境さんと書いて、ちょっとした秘境へと行ってまいりましたぁ。やはり夏の晴れた日は水がある所へ行かないと始まらないなと。

 スタートはちろっと遅めの時間帯なので、我らがお弁当屋さん「かもがわ」で弁当ゲット。早朝弁当はやっていないので、遅めスタートでないとかもがわ弁当はゲットできないんです。ここの弁当はうまいです。おふくろの味というか、飾ってない美味しさというか…。結局のところアウトドアで食べるお弁当は何でもうまいということにしておきましょう。

 でもって、晴れ晴れな登山道をスタート。ちょいと標高が低めの場所なので、のっけから暑いってなんのって!歩き始めて3分で汗だくになれましたぁ〜。都会で生活していると、クーラーのせいなのか、汗が出にくい人も多くなってきていますが、みんな汗だくモード全快ッ!これぞ夏のトレッキングであります。そうそう、今日は久々にコウモリにも会えました〜。たぶんキクガシラコウモリ。かわいかったです。

 そんな感じで、道のような道じゃないような登山道を歩き、目的地の一歩手前に到着。目的地も素晴らしいんですが、ここも最高レベルに気持ちいい場所で、すかさずボ〜っとタイムに…。水の音を聞きながら、大きな花崗岩の上で干されるがごとく、ダラダラしてしまいました〜。体感している時間はゆったりと、それでいてまったりしているのですが、こういう空間はあっという間に時間が過ぎ去っていきます。とりあえず、ランチをしていざ目的地へ!

 水が少ない時だと、軽くジャンプで乗り越えられるのですが、若干多めの水だったので、夏らしく水に足を突っ込んで沢を渡りました。ヒロミちゃんはかなりビビってしまいましたが、なんのことはない、こうやって人はレベルを上げていくのだなと…。

 そして、目的地へ到着!写真は割愛させていただきます…。もちろんのこと、今日も素晴らしい光景が広がっておりました。屋久島ってスゲェなぁ〜。
 軽く映画が一本観れるほどの時間を費やし、お昼寝タイムッ!がしかし、昼寝というよりは本気寝の3人…。起きてから聞いたのですが、アッキーは水を見ながら、いつのまにか遠い世界へ連れ去られてしまったようです…。

 そんな時間が過ぎていくと、雲が出てきてこれまたナイスな光景に。ポツポツと弱い雨が降ったり止んだりで、火照った身体にはナイスでありました。

 そこそこ良い時間になってきたので、プールみたいな所でコーヒーブレイク。その前に流れのない場所で水遊びもできました。いや〜、気持ちいいってなんのって!先輩であるヒロミちゃんを見守る後輩のアッちゃん…。通常の立場とは若干ポジションが違いますが、世の中にはいろんな関係があるものです…。それにしても、気持ちよかったです。

 でもって、帰り支度をして急斜面を登りました〜。照葉樹の森を歩いていると、どんどん暗くなってきて、ポツポツと雨が降ってきました。待ってましたとばかりに、ヒロミちゃんがおおたけびをあげつつ、スコールっぽい雨が気持ちよかったなと。駐車場に戻って来ると、ザザ〜っと降ってきて、これが最高レベルに爽快でありました〜。ヒロミちゃんを筆頭に3人とも雨と戯れておりました。晴れ〜曇り〜雨という流れも素晴らしかったなと。

 というわけで、ちょっとした秘境探索はスペシャルな夏の想い出となりました。天気の演出といい、屋久島ならではの水といい、それに便乗した時の流れといい、充実した一日に。やはり夏はこうでなくっちゃなぁと。

2011年7月23日土曜日

3つの写真展。

 お暑い中、お疲れさまです。本日は急に休みになったので、その場のノリで3つの写真展をハシゴしてきました〜。同時に3つも写真展が行われるなんてなかなかないなと。

 まずは世界遺産センターにて「海の写真展」。ボクは基本的には山と森など陸地がフィールドです。海の中は遊びでしか体験できないので、こんな写真達が見れて幸せでありました〜。写真家は「高久至(たかくいたる)」です。どこかで聞いた事がある?そうです、屋久島ダイビングライフのインストラクターさん。美屋久のリンクにもありますが、そこからHPに飛んでみてください。飛べます。http://yakushima-diving-life.com/index.html
 写真はというと、実にエキサイティング!屋久島の海がこれほどまでに美しいと思った事はないかもです…。口ではうまく説明できませんが、自然の厳しさと美しさ、水中の中で繰り広げられるドラマが眼前に立ちはだかってきます。

 そんな海の屋久島を体験した後は、屋久杉自然館にて開催されている「屋久島フォトコンテスト」へ。島内、島外からたくさんの写真を募集して、見た人が票をいれていくというシステムです。面白かったです。自然あり、人あり、ドラマありと屋久島って面白いなぁと。知り合いの写真もたくさんあって、思わず笑ってしまう写真も。こういう自由なフォトコンテストって続いて欲しいなぁ〜。もちろんボクも清き一票を入れてきました〜。どの写真に入れたかは秘密です…。

 そんな微笑ましいフォトコンテストを後に、お次ぎは例のnomado cafeへ。そうです、このブログにも以前紹介させていただいた「堀江重郎写真展」の「第2章」です。いや〜、今回もしてやられました〜。レベル高いなぁ〜。堀江さんの写真は、近いうちに全国区に出て行くと思いますので、先取りしたい方はいますぐ屋久島へどうぞ。http://horie-photo.com/
 ついでにnomado cafeのチーズケーキとアイスコーヒーを楽しみつつ、コーヒーのウマさにしびれました。どこのコーヒーか聞くのをまた忘れてしまった…。島内観光などで島を回る時は必ず寄りたい喫茶店です。

 というわけで、棚からぼた餅的な休日は、屋久島を表現した写真を楽しませていただきました。

2011年7月22日金曜日

今日も晴れてしまいました…。

 本日は久々に龍神杉へと行ってまいりました〜。龍神の女として名高いヒロミちゃんと一緒に行ってきたわけですが、なんとヒロミちゃんは龍神登山は4回目ッ!なぜだかどうして愛しの龍神様と再会するために筋肉痛のお尻を持ち上げてがんばってまいりました〜。とりあえず、春夏秋冬のすべてを体験すべく、今回は締めくくりの「夏」であります。

 で、ボクも説明することはほとんどないので、のっけから雑談トークでワイワイ。するとボクも見慣れぬ道がッ!なんと道路がキレイになっておりました〜!まさかここも車が通れるようにしてくれるのか!と思いつつ、進みました。

 ちなみに昨年の夏の同じ場所付近です。ん〜、シダが勢い良く生い茂っております。そのシダの中をなんとか歩いていた感じでした。今日はキレイさっぱり歩きやすかったです!


 でもって、この道路がキレイにされたわけが、ちろっと歩いてわかりました。林道終点付近は植林なんですが、その間伐作業のために整備されていたわけです。いや〜、登山者にも優しく、間伐作業で林もイキイキ。いいことであります。ちなみに下の写真は登山道脇にあった切り株。丸く育たない所が屋久島らしいなと。ヒロミちゃんと一緒に年輪を数えて「55年」でありました。なかなか良い木目をしております。

 台風の影響はどうかなぁ〜と心配しながら歩いていたのですが、ほとんど影響はなく、顔面にぶつかりそうな倒木が倒れていて、逆に歩きやすかったです。
 そして!関係諸機関に何度か申し出ていたのですが、距離数を示す看板が修正されておりました!やった〜!実はここの看板は「2.0km」だったのですが、ちょっと行くと「2.3km」に増えるという登山者泣かせの看板だったんです。それがほぼ正確な数字に書き換えられておりました。これで登山者の皆さんも心が折れる事なく歩けるでしょう。

 ヒロミちゃんは4回目であったのですが、夏の龍神は初めて。「人生でこんなに汗をかいたのは初めて!」というぐらいにダクダク汗まみれになって登りました〜。いろいろと体調管理をしてきただけに、汗は凄かったのですが(良い事です)、脚力はバッチリでした〜。いつものヒメシャラに抱きついてクールダウン。特筆すべきは、ヒロミちゃんと歩いていて、このルート上で初めて他の登山者にすれ違いました〜。何やら3週間ほど屋久島に滞在しているイケメン君で、迷ったけど来ちゃいましたと。ボクもこのルートでは5人以上の人とすれ違った事がないので、なかなかレアな出逢いでありました。

 そんなこんなで急斜面も「こんなに急な坂だったっけ〜?」ともらしつつも、順調にクリア!4ヶ月ぶりに空気が変わる神々の領域へ…。ん〜、この辺から一気に風が涼しくなり、いろんな意味で空気が変わりました。
 でもって、龍神様に挨拶をしようとしたら、いきなりヒロミちゃんが「きゃ〜!何?クワガタ?ゴキブリ?虫?」と?マーク連発な声がしたので近づいてみると…。ヤクシマオニクワガタのオニクワくんでした〜!ボクも今期発のオニクワくんだったので、思わず一人で撮影会…。ん〜、この角がたまらないです(正確には角ではなく、大顎<あご>。ブログの愛読者から教えていただきました。)。男心をくすぐります。

 で、例のごとくユルい時間がスタートし、まずはランチをしてから、昼寝タイム…。

 ちょっとアブと蚊がブ〜んと飛び回ったので、すくっと起きて放心状態…。

 最後は台風の影響で葉っぱただらけになったデッキを掃き掃除して、龍神完了!デッキもキレイになって、映画が一本観れるほどに時間が立っておりました。

 そんなユルい時間を過ごした後は後ろ髪ひかれつつも、下山開始。沢を渡る場所で、一番始めにここに来た時は見事に入水してしまったヒロミちゃんですが、今回もッ!?がしかし、下の写真をよく見ると、裸足です…。そう、確信犯だったのです…。夏だからこその反則技で沢を渡れました。

 そんなこんなで、汗だくになって歩いたので、夏らしい沢へよってコーヒーブレイクに。他の季節だとちょっと寒くなる場所だけに、絶妙な天然クーラーが良い空間でありました。あまりに気持ちよすぎるほどの空間だったのか、「なんなん、5分だけ寝させて!」ということで、平な岩の上で就寝タイム…。ヒロミちゃんがすくっと起き上がったら、20分たっていました〜!


 そんなこんなで、今日は汗だくになりつつ、ユルい時間を過ごしつつ、夏の沢に癒された一日となりました。

2011年7月21日木曜日

マーゴン(台風6号)がくれた夏空。

 本日は昨日に引き続き、ゴミカワさんと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜。今日の夕方便で島を出る予定だったので、いつもよりちょいと早めのスタート。早朝からマーゴン一過の青空が屋久島を包み込んでくれておりました。

 といいつつも、駐車場に着いたら2台の観光バスが!おそらく島内観光でちょっとだけ白谷の遊歩道を歩くパターンかなと。とりあえずは、団体様ご一行をかわしてから、テクテク歩きに。
 いや〜、森に差し込む光と爽やかな風が絶妙でありました。風も北側から吹いているので、涼しいってなんのって!里は朝から暑めだったので、屋久島の避暑は森に入るのが一番かなと。ちろっと森が抜けている場所では月も出迎えてくれました〜!ちょっとわかりにくいですが、下の写真で青空に一点だけ白いものがあります。そいつがお月様。下弦の月が良い感じです。

 出発時はお腹が減っていなかったのでちょいと歩いてから、森の朝ご飯。いや〜、これまた贅沢な空間…。沢のBGMを聞きながら、屋久杉のベンチに座って、木漏れ日のサービス付き!どんな高級ホテルの朝ご飯よりも、数百円のお弁当の方が至極のブレックファーストであります。たまには高級ホテルの朝ご飯も食べてみたいけれど…。

 ゴミカワさんの筋肉痛もほどほどで、健脚ぶりは健在。昨日、縄文杉へ行った時に来ていた知り合いガイドのSさんも着かず離れずで歩いていて、ときどきワイワイ楽しい森歩きに。
 でもって、もののけ付近に到着ッ!早めのスタートだけに完全貸し切りッ!さらには森に差し込む光が…。ため息が出てしまうほどの良い朝でありました。霧がかって小雨が降る森も最高にキレイですが、それは忘れておく事に…。

 しばらくすると知り合いガイドのSさんも到着し、昨日もやった人気者の撮影会開始!新しいコラボレーションも誕生し、楽しい時間でありました。それにしても、森に差し込む朝の光…。水たまりもキラキラ輝いて、マブい空間でありました。

 そして、ちょいと急斜面に突入しつつも、ゴミカワさんはまだまだ健脚ッ!爽やかな風を浴びながら、一気に太鼓岩へ!ひゃっほ〜い!見え見え、丸見えでありました〜!ここまで見えるのはいつぶりか?ちょっとしたら、スキンヘッドの山慣れしたカッコいいお兄さんが登ってきて、「昨日宮之浦岳に登ったんですけど、あきれるほどに風が強くて…」。宮之浦岳がクッキリ見えているだけに、今日は満面の笑みでした。

 太陽が強かったので、ちょっとした日陰でのんびりしてから、レッツ下山。風と良い、光といい、快適さをこれでもか!と突きつけられているような森歩き。ちょうど水場にスポットライトのように光が差し込んでいて、誘われるかのようにおいしくいただきました。

 帰りの便に間に合うように、テクテク歩き。それでいてゴミカワさんの友達がたくしてくれた最大の人気者も随所で登場し、快調にすすむことができました。


 昨日と同じく「お腹減った?」「まだ」「お腹減った?」「まだ」のリズミカルなコミュニケーションをしつつ、ボクのお腹がぺこぺこになったので、沢付近に着いた所でボクだけランチ。ゴミカワさんの胃は非常に便利にできていて、食べる時にはたくさん食べれて、遊んでいる時はそれほど食べなくてもいいという最高の胃袋であります。

 そんなこんなで、いつもより早く下山完了!飛行機搭乗前の温泉タイムも余裕に作り出す事ができて、夏空マックスな一日となりました。