2009年7月31日金曜日

携帯トイレ現況7/31現在。

 只今、携帯トイレが熱いですッ!
といいつつ、まだまだ認知度は低いですね。
7月18日から本腰を入れてスタートしたのですが、
改善点はいくつかあります。


 19時から会議がありました。
本日の問題点を整理すると、
・購入方法・場所が限られ過ぎ。→山へ携帯トイレを持って行く人が少ない。
・携帯トイレブースの維持管理。→シーズン中のため、ガイドの協力が難しい。

 GWにもあったのですが、山慣れしていない方も多く来る屋久島だから、
かなり「えぇっ!」と思うような事例もあります。

 例えば、携帯トイレブーステントの中には、簡易便座があり、
その上に携帯トイレの袋をかぶせて使うのですが、
なんと!何もかぶせずに簡易便座に用を足し、ただティッシュがかぶせて…。
テント中は、香りが素晴らしく、さらにそれを処理する人は手で…。
どう考えても見ればわかるだろうに…。悲しい…。
善意なのか、ティッシュだけかぶせてあるのが、なお切ない…。

 前述した例よりはましですが、ただのビニール袋をかぶせて、用を足し、
終わったら、そのままブースの中に置いて行くという事例もありました。
ん〜、ゴミを置いて行くと同じ事ですから(ただのゴミより罪はあるかも…)、
その方の人格をちょっと疑ってしまいます…。


 で、一番の問題はというと、携帯トイレを購入して山に入る人が少ないことなんですね。
今、野外フェスやアウトドア系に慣れている人はかなり携帯トイレの認知度があります。
お問い合わせの段階でも「どこで携帯トイレ買えますか?」というご質問がよくあります。

 やるべき事は、広報をもっと活発にすることと、手軽に購入できるようにすること。
そして、日々フィールドにいるガイドがもっと意識を高め現場で推進していくこと。
すでに動き始めている活動ですから、できる事をその都度やっていくことが大事です。

 ちなみに携帯トイレは島内の登山用品店、土産物店、ホテル、レンタカー店舗等で、
事前に購入する事ができます。
ボクも必ずリュックの中に入れて歩いています。
もちろん普通に既設のトイレが使える所では使いませんが、
お客さんが「膀胱&大腸緊急事態」発令したときに使っています。

 ボクの正直な感想はというと、使い心地は良好です。
さらに携帯トイレを使うと、屋久島の山や森を汚してない!という意識が持てます。
この意識がモチベーションをあげてくれることは間違いないなと。
おそらく、日常の生活にもこの「意識」が役に立つと思います。将来的にも。

 ぜひぜひ皆さんも携帯トイレを体験してみてください。
「食わず嫌い」みたいなもんですから、ほんとに。


 今日は10人ほどのメンバーが集まりました。

2009年7月30日木曜日

えっ、こんなところに!?

 本日もワイワイ楽しく縄文様へ行って参りましたぁ。
福島からの刺客&ギリギリ新婚のteruくんとchikakoちゃん。
前日、ちょっとトラブルがあったのですが、
無事にガイドできてよかったっす…。

 で、シャトルバスに乗り込み、いざ登山口へ。
晴れていたので、朝ご飯を食べていると、にゃ〜にゃ〜と鳴き声が?
荒川登山口には時たま屋久猿がいるんですが、この声は違う。
探してみると、なんとこんなところに子猫ちゃんが!
しかも、生まれて1週間ぐらいであろう大きさ。
ん〜、なぜこんなところに。
母親猫はいるわけもなく、にゃ〜にゃ〜泣いていました。
もちろん連れて行く事もできず、元気そうだったのでそのまま出発…。

 本日は朝から快晴ッ!
皆既日食がらみであまり縄文様へ行っていなかったので、
久々の青空トレッキングとなりました。
ん〜、朝からなんとも気持ちがいい。
最近は雨もそこそこ降っていたので、気温も上がらず快適でありました。

 シャトルバスから一緒だった、知り合いガイドとお客さんカップルと
追い抜け追い越せのデッドヒートで歩きましたぁ。
要所、要所で声をかけながら、トロッコ道終了。

 んでもって、山道、突入。
ここからは過ごしやすい気温とはいえ、汗だくモードに。
さらにはけっこう人も固まっていて、お祭り状態で登りました。

 ウィルソン株もけっこうな混み具合。
強烈な日差しが木漏れ日光線となって、良い感じでありました。
しかし、こんな光が強い日は愛の撮影会には向いていません。
なので、光が落ち着く下りで愛の撮影会をすることに。

 ウィルソン近くにある苔の絨毯。
chikakoちゃんも初めて触る感覚に喜びぎみ。
確かに福島にはないかもなぁ。

 急な名物階段を乗り越え、朝から一緒のカップルとデッドヒート。
汗だくがさらに汗だく倍増モードになりました。
それでも登りの間は、久しぶりに奥岳も奇麗に見え、爽快でありました。

 昼ご飯をぺろっと食べて、いよいよ縄文様と初対面!
ん〜、シャトルバスの時間があり、なかなか時間差攻撃ができないのですが、
それでもピークを避けることはできましたぁ。
いろいろと楽しんでいると、人がドンドン減って行き、
下る直前には快適なガラガラ空間となりました。
迷わずゴロン。方向を変えてまたもゴロン。
今日は思ったほど混雑が続かなくてよかったっす。

 ちょいと未練を残しながらも、下山開始。
このブログにも何度か登場している「子宝杉」。
しっかりと手を合わせて、安産祈願。
そろそろ時期かもしれないねん。

 ウィルソン株に着き、愛の撮影会。
一般のお客さんもハート撮りに苦労していたので、助っ人撮影。
太陽の光も落ち着いていて、良い感じに撮れました!

 順調に下って来て、帰りのトロッコ道。
行きは一匹だけだったのですが、帰りは数匹の屋久鹿とご対面。
ときたま、トロッコ道の先頭を歩いてくれました。
なかなかの近距離まで近寄ったときもありましたぁ。

 そして、バスの時間を考慮しつつも、いつもの沢でコーヒーブレイク。
と、その前にteruくんはひと泳ぎ…。
ん〜、この時期はスイミングに限りますなぁ。
泳ぎたそうなchikakoちゃんでしたが、実は泳げなかったので足だけつかりました。
 三時のオヤツもほおばり、バスの時間を忘れてボ〜っ。
例のカップルも沢に降りて来て、ワイワイガヤガヤ。
一緒に写真を撮ったり、戯れたりと別パーティとはいえ、仲良くなりましたぁ。

 沢からは一気に登山口へ。
なんとか最終バスの10分前に到着!
例のカップルも遅れる事、2分ぐらいで間に合いましたぁ〜。
最後は、なぜか6人で記念撮影!
こういう一期一会っていいっすよね。

 で、朝いた子猫ちゃん。
シャトルバスのスタッフの人が胸に抱いてかわいがっていました。
ずっと気になっていたので、ホッとしましたぁ。

 下りのバスはなかなか激しい運転で、通常40分かかるところを、
なんと30分でおりてきちゃいました〜。
途中からバス中は睡眠の空気一色で静まり返っておりました。


 というわけで、ワイワイ楽しく戻って来れました!
今日は、トロッコ道もずっとしゃべっていたような…。
本日も楽しい縄文様参拝となりました。

teruくん:良い写真が撮れたかな?あの感じだと300枚ぐらいは撮ってたんじゃない?良い写真があったら、送ってね〜!最後まで笑顔で帰って来れてよかった、よかった。でも、teruくんの仕事からしてみたら、楽な道のり?

chikakoちゃん:足の付け根は大丈夫だったかな?最初から最後まで笑顔盛りだくさんをありがと〜。そうそう、「ままどおる」を早速いただいちゃいますた!嫁さんもうまい!と一気に2個ほおばってたよ。ありがと〜。

2人へ:次回はさらなるディ〜プな森へ行こうね〜!今日は、屋久島の森基本編が終了。子連れでもいいよ…。

2009年7月29日水曜日

7/28 勇士達が集う縄文参拝!

 愛知のウェブクリエーターの社員旅行。
10数人から選び抜かれし者達と縄文様に会ってきました〜。
団長のkazumiさん、システム系のtakahashiくん、
フラッシャーのtakumiちゃん、元気盛りのsatoくん。
さてさて、日頃モニターと向かい合い、歩かないメンバー。
どうなったでありましょうか。

 早朝から、なかなかの雨が降っていたのですが、
歩き始める頃には小康状態。
ポツポツ降っていたので、トロッコ道は傘をさしながら、
ちょいと小学生時代を思い出しながら、テクテク歩きました。
しかし、takahashiくんは新調したレインウェアを試したく、
傘なしでウォーキング。かなり水をはじいていました。いいなぁ。


 さすが、シーズン。まぁまぁの混み具合です。
僕自身、なんと10日ぶりの縄文杉!
皆既日食特別企画で、縄文様からちょっと遠ざかっておりました。
これぐらいなら、ワイワイガヤガヤもまた良いもんです。

 順調にトロッコ道を終え、いざ山道へ!
この辺から、脚力の差が…。
と、思いきや、さすが選ばれし者達。
最年少のsatoくんは元気盛りでありましたが、
kazumiさん、takahashiさん、takumiちゃんも根性系で登ります。
やっぱこの道は「根性」に限ります。

 とはいいつつも、地獄の階段を登る頃には、へろへろ気味。
余裕のsatoくんが脱力系のtakumiちゃんを激写。
でも、この階段はキツいよねぇ。

 普段はパソコンと向い合うお仕事。
朝の雨で森が潤っているので、かなりの癒し系だったのでは。
気温も上がらず、ちょい湿度高めで、それなりに歩きやすい環境。
登りはあまり余裕がなかったかもしれないけれど、
ディープな森トレッキングはきっと身体が反応していたのでは。

 そして、念願の縄文杉到着ッ!
なんとかピークを避けて、ほどほどの混み具合でした。
縄文杉に来た証拠写真も撮ったり、ぼ〜っと縄文様を見つめたり、
縄文杉トークをしたりと、あっという間に時間が過ぎていきました。
こういうスポットで時間が過ぎるのは早いなぁ。

 シャトルバスの時間もあるので、下山開始!
下りの途中、「子宝杉」でtakumiちゃんが安産祈願ッ!
次回は、相手と子どもを連れてこないとね!

 順調に下っていると、いきなりバタバタっ!と後ろで音が…。
振り返ると、kazumiさんが短めの階段で転倒…。
右腕でしっかり受け身を取ってうまい転び方だったのですが、
右腕はちょっと擦り傷。
そう、これが男の勲章であります。

 その後はみんなの集中力もアップして、
森の中で休憩。降っては止み、晴れては降っていた雨も、
この頃には落ち着いていました。

 山道を降りて来て、トイレも完了。
いざ、心の闇と闘うトロッコ道の下りです。
平らな道を歩き始めたとたん、みんな速いッ!
かなりの快速トロッコで、ガンガン歩きました〜。
山道とは裏腹に、どこにこんな体力があまっていたのか…。
さすが選ばれし者たち…。

 順調に下り、雨も降っていなかったので、
ちょいと絶景スポットで三時のオヤツ&アイスコーヒータイム。
トロッコ道の歩きが良かっただけに、のんびりできましたぁ。

 し、か、し、、、、。
最後の休憩所での一枚…。
トロッコ道で快速になりすぎたためか、疲労の空気が…。

 そんなわけで、無事に下山して、予定していた時間よりも早く到着!
選ばれし者たちは、やはり選ばれし者たちでありました〜!
下の写真はバスの中。


kazumiさん:右腕の軽い負傷は大丈夫でしたか〜〜!1日2000歩も歩かない生活なのに、あの歩きは凄いっす。特に帰りのトロッコ道は20代前半の歩きでしたよ〜。そんでもって、サイト運営に困ったら、連絡させていただきます!

takahashiくん:いや〜、新調したレインウェアがうらやましかったなぁ。あの水をはじく感じは素晴らしすぎる…。んでもって、デスクの上に屋久杉置いて、癒されながら良い仕事をしてちょうだいッ!

takumiちゃん:さすがに写真をバシバシ撮る余裕は半減していたかもしれないけれど、良い歩きだったよ〜。屋久島の森のインスピレーションで、フラッシャーtakumiの新境地を開いてね〜!さらにパワーアップしたときは、また屋久島に来るべし!

satoくん:いや〜、下りのトロッコは凄かったね。小走りじゃないと、satoくんの歩きには着いて行けなかった。若さ故?帰りのシャトルバスでsatoくんを隠し撮りした写真が良い感じだったよ〜。送るから、待っててねん。

2009年7月25日土曜日

皆既日食特別企画 〜奇岩編〜

 今年の特大イベントであった皆既日食も終わり、
島内は少し落ち着き始めました。
ようやくいつもの夏って感じです。

 そして、美屋久としても皆既日食特別企画最終日を迎えましたぁ。
中身がよく見えない企画だけにどうなるかと思いましたが、
すべて一人旅の人たちが集うおもしろ企画になってよかったです。

 で、本日は予定としてはI山へ登ろうと思っていたのですが、
登山口についたら、けっこうな雨。
そのI山は屋久島最強伝説とも言える場所で、
さらには頂上に行ってすぐ戻るなんてことは許されない場所。
ちょっと危険度もあるので、急遽予定を変更し、
雨でもしっかりと楽しめる場所へ行って参りました。

 今年の春に縄文杉に行ったtobyちゃん、
お姉さんの情報をもとに旅に出たmaiちゃん、
そして、特別企画2回目参加のaちゃん。
今日はちょっと面白いつながりがあって、
tobyちゃんが昨日ダイビングをしたとき一緒だった男性とmaiちゃんがつながっていて、
aちゃんと一緒に特別企画に参加した女性とmaiちゃんがつながっていたりと、
よくわからないけどつながっているんだなぁというメンバー。
車の時点ですでに意気投合し、ワイワイしてましたぁ。

 森の中を歩き始めるとシトシト雨でなかなか気持ちよかったです。
屋久島が誇る淀川に写る水面の波模様が美しかったっす。
ここのところ、屋久島に来るたびにここを通過しているaちゃんも、
雨の日は初めてで、スタート時点ではテンション下がり気味だったのですが、
屋久島の森ほど雨が似合う島もないってことを体感できた模様。
それにしても、潤いモイスチャーの中を歩くのは、晴れよりも贅沢かも…。

 で、苔の雫を撮るために気合いを入れて来たtobyちゃん。
のっけから本気モードで撮影してました。どんなん撮れたかな?
つられてmaiちゃんも最新型の携帯カメラで応戦。
いや〜、ほんとに最近の携帯カメラってすごいねぇ。
ひとむかし前のデジカメより奇麗な写りでありました。

 日本最南端の高層湿原、花之江河に到着!
いや〜、晴れの日もいいけど、こんな日も幻想的。
水苔たちも潤い、この時期にしかない緑を発しておりました。
 下の写真の中央に3人が写ってます。わかるかな?
完全に雲の中って感じでしたな。

 そんでもって、奇岩到着!
ん〜、何度来ても頭の中が「?」になる良い所です。
わ〜わ〜言いながらも、滅多に来れないスポットにみんなもきゃ〜きゃ〜。
ランチしてからは、巨岩をバックに女子トーク。
何を話していたのかは、聞かないようにしておりました。
 その後、男性モデルの写真撮影会やら、
富士山談義やらをしながら、あっという間に時間が過ぎていきました。

 雨はそれほど強くは降らず、ポツポツと行った感じ、
下山の方が集中力がいるのですが、山に慣れた3人。
結構余裕の表情で、写真撮ったり、ボ〜っとしたり、プライベートトークしたりと、
いつの間にか、川へ戻ってきました。


 で、3時過ぎに我らが3時のオヤツをほおばりました。
aちゃんとtobyちゃんは前回も美屋久ケーキを食べていたので、
登りの時から「今日は何?」みたいな感じで、わくわく。
新作もおいしかったようで何より。せせらぎBGMで良き時間でありました。


 睡眠不足のaちゃん、左足が痛かったmaiちゃん、
連夜飲み過ぎ食べ過ぎのtobyちゃんでしたが、
誰1人ケガする事なく、無事に降りて来れました。
 aちゃんと車の中でしゃべっていたら、mai&tobyは秒殺的に就寝…。
aちゃんも話が落ち着いたら、就寝…。
身体をめいいっぱい使った後の昼寝は最高っす。

 というわけで、特別企画終了!
みんな、ありがと〜〜〜〜〜〜!
また何かの時に、スペシャルコースを作りたいなと企画中であります。

aちゃん:ん〜、前回といい、今回といい、確実に体力アップしていたよ!いつものaちゃんより、楽勝だったんでない?んでもって、次はいつになるかわからないけど、都会で疲れたらいつでも何度でも来てイインダヨ〜!

maiちゃん:ミステリーなツアーは、なかなかいいもんでしょ!普段は行けないところへ行けるのはこんな時しかないからなぁ。とりあえず、ふれんど&お姉さんに感謝だね!んでもって、富士山やらいろんな山に登ったら、屋久島に帰って来てねん。

tobyちゃん:今日は眠たそうだったね〜。肝臓にきているのかもよ。それはいいとして、次回はリベンジしようね〜!少なくともうちらが生きている間は、あのスポットは守られていると思うし、tobyちゃんを待っているはず。食い過ぎに注意しつつ、またね〜!

2009年7月22日水曜日

皆既日食!

 ついにやってきました皆既日食!
いや〜、一言で言うと、凄かったっす。

 前日の夜は、天の川がキレイに見える夜空だったのですが、
早朝から一気に雷のオプション付き豪雨が…。
その雨の音で目が覚めたわけです。

 それで、雲は厚くなって行く一方で太陽を拝めそうにありません。
それで、色々と場所を変えては考え、考えては変えて動きました。
で、日食が近くなって来たので、太陽はあきらめてちょっと山方面へ行ったんです。

 まずは下の写真。けっこう暗くなりつつある時です。
この時は、あぁ、雲が多いなぁ。雲が早いなぁくらいの感覚。
すでに太陽を見ようという気持ちはなかったので、
自分の身体がどんな感覚になるかを感じたかったんですね。

 そして、皆既日食。
いきなりぶわ〜〜〜っっと風が吹き、
空が一気に真っ暗に。
自分の感覚と言えば、ドドドドッと重力を身体に感じました。
親戚&友達で皆既日食にのぞんだのですが、
みんなも「わ〜、何これ」「すげぇ」という体感。
ボクも鳥肌が全身にびびび〜〜っとはしりました。
 皆既日食中の写真です。
テレビではたくさん太陽の写真が出ていましたが、
こんな曇り空も屋久島っぽくていいと思いません?

 面白い感覚だなと思ったのは、「ハッピー」な感覚というより、
「暗黒系の重さ」みたいなものだったのかなぁと。
簡単に言えば、人間はやはり太陽の力なしでは生きることはできないなと。

 あとでテレビを見て思ったのですが、凄い経験だったなと。
視覚的な事は暗くなるだけだったのですが、
あの重力がかかる感覚はその場にいないとわからなかっただろうと。
いさぎよく、ちょっとした森へ行って大正解でした。

 そんなわけで、今日ほど太陽の存在を身体で感じた日はないなと思いました。
一生に一度でいいので、肉眼で皆既も見たいと思いつつ、素晴らしい日でありました。


 日食後は、ダラダラと過ごし、
我が家には親戚3人、友達6人、ボクら2人の総勢11人でバーベキュー。
なんだか日食で味わった身体の重みが続きつつも、
うまい酒をいただきました。
 下の写真は現在の玄関です。
ん〜、すごい…。

 バーベキュー後は1歳&5歳の子どももいるので、
ちっちゃな花火大会。夏ですな。


 そんなわけで、人生に1度か2度ぐらいしか経験できない日となりました。

2009年7月21日火曜日

皆既日食の前日です。

 え〜、いよいよ皆既日食前日になったわけですが、
明日の天気予報はなんと雨ッ!
ここに来て、今世紀最大のイベントが雨なんて…。
次は26年後…。
もう祈るしかないっす…。

 で、本日は親戚ファミリーで、森の中へ入って参りました。
里ではかなり人混み&車が凄いので、もちろん人のいない所へ。
5歳のsakuちゃん、1歳のdaiちゃんと戯れていたわけです。
ちびっ子は森でもワイワイしますが、やはり水ですな。
川の水はそこそこ冷たいのですが、そんなのおかまいなしでジャブジャブ。
クチビルが青くなっても大騒ぎしておりました。
ん〜、ディ〜プな森の沢は最高です。


 んでもって、眠くなったら就寝…。
基本中の基本ですな。

 そんでもって、遊びに疲れたら就寝…。
これも基本中の基本ですな。


 屋久島の森はちびっ子たちもワイワイ楽しい森でありました。
興奮しっぱなしで疲れただろうなぁ〜。

 というわけで、明日の皆既日食。晴れる事だけを祈ります。

2009年7月20日月曜日

7/21皆既日食特別企画 〜西部編〜

 いや〜、島の中はかなり人が増えてきています。
屋久島では「5台車がつらならると渋滞」と言われていますが、
そんな状態が昨日も何回かありました。
さてさて、どうなるでしょうか…。

 で、行ってきました日食特別企画。
もちろん人混みを避けたナイススポットであります。
メンバーは、去年の年末ぐらいから問い合わせがあったmaiちゃん。
maiちゃんが声をかけて集まったyukoさん、ミッチ、asukaちゃん。
そして、イケメンのフセッチ。行きの車から、ワイワイ、ドンドンにて出発。
ちなみに5人中、北海道出身者が3人という高確率。
ちなみにみんなバラバラで、屋久島にて初めて会うメンバーだったのです。
出逢いって素晴らしいですなぁ。

 そんなワイワイメンバーで、森の中へ突入開始。
ん〜、標高の低い所なので、なかなか暑いのですが風が心地いい。
早速、一本目のナイス巨木とyukoさんのツーショット。
人が一緒に入ると大きさがわかるのでは。

 バシャバシャ写真を撮りながらも、道なき道を歩きます。
みんな数日前から屋久島に入っているのに、かなり元気。
これまた日食パワーなのでありましょうか。

 暑いので沢にてのんびり休憩。
いや〜、やはり夏は沢につきますね。
水が流れている空間だけ、天然クーラー。
巨岩がゴロゴロしているので、なにか安心感もありますね。
フセッチは軽快なフットワークで、巨岩の上をポンポン飛び回ってました。

 その後、海まで一気に降りて、ボ〜っとタイム。
岩場についたとたんフセッチが「海バージョンの太鼓岩みたい」とポツリ。
その言葉通り、人工物がいっさい視界に入ってこないスポット。
良い場所です。良い感じに直射日光も当たらず、のんびりできました。

 そして、maiちゃん就寝…。
寝るのがもったいないと言いつつも、寝てました。

 そこからまったりタイムスタート。
yukoさんはいつもバリバリのキャリアウーマンなので、
このユルユルで過ごす時間がちょっと苦手。
ゆるゆる過ごしていいとわかっていつつも、
次は行動がどうなるのか、常に気になっていました。
屋久島はあまり先の事は考えず、ユルユル過ごすといいっすよ。
めいいっぱいゆるゆる過ごすと、日常の仕事にも良い影響がでるかも。

 ちょっと日が出て来て暑くなって来たので、森へ戻り、
沢の近くでランチタイム。
意外とみんな腹が減っていたのか、さっきまでのワイワイがなくなり、
無言で黙々とご飯を食べ、
その後は眠気に襲われたasukaちゃん、フセッチ、maiちゃんが就寝。
心の力が抜けていく感覚はとても良い時間であります。

 そして、本日のメインイベントの「キング」に会いに行きました。
みんなさっきまでのゆるゆるモードをよそに、うぎゃ〜っと雄叫び。
自然のジャングルジムでガンガン遊びました〜。
キングで汗だくになった後は「クィーン」へ。
 面白い事に「キング」は身体を動かして遊ぶのですが、
「クィーン」に来るとほとんどの人はボ〜っとするんですよね。
クィーンにはなんだか母性愛的な力があるのかなぁ。
それを象徴するかのように、1人、また1人と就寝…。
 一日を通して、ミッチはみんなのためにカメラマンに徹してました。
どんな写真が撮れてるのかなぁ。楽しみだねぇ。

 asukaちゃんは率先して、本気寝モード。
かなりディープな眠りっぷりでありました。

 その後は、奇麗な涼しい沢でコーヒーブレイク&3時のオヤツ。
ん〜、この感覚がたまらない。天然クーラーが心地よかったっす。
 でもって、今日はこの森で誰にも会わないなぁと思ったら、
島在住の人とすれ違いました〜!
ここまで人に会わないで猿と鹿以外の動物に遭遇するとちょっとビビります。

 ちょっと早めに車に戻れたので、大川の滝でトイレタイムして、
川へちょいと泳ぎに行きました。
下の写真はみんなが泳いでいる時に、風に吹かれるyukoさん。
水の音が気持ちよかったす。


 てなわけで、ワイワイorゆるゆるな素敵な一日でありました。

 夜は安房の港で花火大会!
ボクも嫁さん&友達で花火を見に行き、
そこでも今日のみんなと会えました〜。
花火後に一緒に飲めなかったのは残念だったけど…。

yukoさん:ゆるゆるな時間はどうでした?慣れないとはいいつつも、身体は反応していたのでは。屋久島はゆるゆるな島。とりあえず、皆既日食期間中はゆるゆるを楽しんでくださいね〜!!!

ミッチ:一番カメラに徹してたけど、どんなのが撮れた?自然の風景というよりは、自然な姿が面白そう。それにしても、最後の泳ぎっぷりは良かったなぁ。なんか見ていて気持ちよかったよ〜。まだまだ暑い日が続くから、屋久島の川で泳いでよ〜。

asukaちゃん:騒ぐ&眠る&攻めるって感じの一日になったね〜。花火の時に話題の人を見れなかったけれど、その後は大丈夫だったのだろうか…。気になる…。んでもって、帰りの泳ぎはかなり勇気を使ったでしょ!あぁ、やって人は成長していく…。

フセッチ:2度目の屋久島は一歩進んだスポットへ行けたのでは?やはりメンバーの中にイケメンが入ると女性陣の動きがよくなるなぁと。久々の木登りも満喫できてよかった、よかった!仕事辞めるたんびに屋久島に長期滞在していいからね〜!

maiちゃん:いろいろと取りまとめるのも大変だったと思うけど、お土産その他いろいろありがと〜ね〜!もうちょっと森に身体が慣れてくると、「もったいない」と思う前に、就寝できると思うよ。で、T洲会に来る気は固まった?

2009年7月19日日曜日

皆既日食特別企画 〜大和編〜

 いよいよ近づいて参りました皆既日食。
しかし!天気予報を見るとひょっとしたら、曇りか雨…。
まぁ、それはそれで不思議な光景が見れるのかな?
島ではレンタカーが多くなり、ゴールデンウィークのような混雑ぶり。
いや〜、明日はさらに人が増えるんだろうなぁ〜。

 そんな中、人混みを避けて、まったりしてしまおう皆既日食特別企画。
翌日まで予定していた所は島の南の方だったのですが、
早朝スコールが降ったようで、ちょっと沢付近はちょっと危ない。
急遽、予定を変更して、でぃ〜ぷな森へ行ってきました〜。

 今回は参加者全員が屋久島のリピーター。
一番回数が多いのがあっちゃんの5回目。
お次ぎはキョウちゃんの3回目。
続くは、2年前に来たchieさん、kitaさん、4月に来たばかりのtodoちゃん。
ん〜、やはり屋久島は1回じゃぁ、終わらないっすよね。

 そんな5人は行きの車ですでに大騒ぎ。
全員年齢も違うし、都道府県も違うのに、なぜか一体感が…。
ん〜、旅の出逢いってのは素晴らしいですな。

 歩き始めから、サルノコシカケで大盛り上がり。
確かにでかいのですが、早速写真大会…。
なかなか先へ進む事ができずにいたのですが、
一歩一歩すすんでいきました。


 かろうじて、道とわかるような所を歩きつつ、
倒木の空洞で、お遊びタイム。
早速、todoちゃんが空洞に突入〜。
続いてキョウちゃんも突入〜。
写真撮って!といいつつ、不思議な空間に振り向く事すら忘れてました。

 そして、この森はどんどん深くなって行きます。
無名の屋久杉たちがボンボン林立してきて、
中には下のような山車をくっつけている屋久杉も。
思わず、乗馬大会ばりの3人乗りで記念撮影。
まさか3人しっかり乗るとは…。

 そして、本日のメインパート2とも言える巨木に到着。
古い呼び名はあるようなんですが、無名の屋久杉です。
いや〜、それにしても来るたびにでかくなっているような野生児。
とっても力強いんです。
ある意味、本日のメインよりも男らしく女性を引きつける魅力が…。
chieさんも「いや〜、縄文杉より好きやわ〜」と一言。
人間と同じで、好みタイプってありますよね。
ちなみにこのルートで僕はこの樹が一番好きです…。

 なんとここで、1人の登山者と遭遇!
久々にこの道で人とすれ違いました…。
さすが皆既日食ッ!
このルートにまで人が来るとは…。
といいつつ、あまりに人が珍しかったので盛り上がっちゃいました。

 そして、メインに到着!
ん〜、こちらはなんともスラッと女性的な樹。
天高くそびえ立つ姿は「美しい」って言葉がよく似合います。
ここで、すかさずランチタイム。
遊びながら歩いていたら、結構時間がたってました。
誰もいないもりで、ワイワイガヤガヤ。
いつもは静かな森だけに、たまにはいいかなと。

 そんな5人とちょっと離れた所に育っている杉の幼樹。
2年前ぐらいから、来るたびにこの樹を撮影しているので、
また来年もレポートいたします。

 夏とはいえ、歩いているときこそ汗だくですが、
立ち止まれば天然クーラーが最高の森であります。
もちろん空気も澄みまくりで、この森を前に人は無力ですね。
といいつつ、下りも汗かきまくりだったので、
軽い休憩しか入れずに、一気に沢へレッツゴー!

 キョウちゃんは迷わず飛び込みました!
それほど水深がないところなので、ダイブはできませんが…。
ボクはコーヒーブレイクの準備をしていたら、
涼しくなっちゃって今日は入りませんでした。

 キョウちゃん以外は入水しなかったんですが、
todoちゃんがいきなり汗だくの頭を洗い始めました。
そしたら、kitaさんも続いて洗髪!?
気持ちいい〜と叫びつつ、つられてあっちゃんとchieさんも洗髪。
みんなですっきりいたしました。
入水したような感覚が味わえますからねん。


 時計を見るといつのまにか沢で1時間ぐらい遊んでしまいました〜。
1時間いるとはいえ、体感速度は20分ぐらい…。
できればもう一時間ぐらいボ〜っとしたかったですねん。

 そんなわけで、登りの急傾斜以外はみんなワイワイ楽しい一日となりました!
5人が黙るとそこは急傾斜、5人がしゃべり始めるとユルい坂…。
かなりわかりやすい道のりでもありました。
いや〜、またこのメンバーでどこか行きたいっすねん。

あっちゃん:体力ついた?疲れた〜といいつつも、前よりも歩きが良くなっていたよ〜。

キョウちゃん:泳ぐ気満々だったけれど、けっこうなトレッキングに変更になっちゃってごめんね〜!まぁ、自然の力には逆らえないからね!でも、最後にためらう事なく泳ぐキョウちゃんを見て、超気持ち良さそうだったなぁ。次は9月?

kitaさん:バスお疲れさんでした〜。当初の予定とは違った森になってしまいましたが、最強パワフルメンバーで、大盛り上がりでしたねん。さてさて、今度こそ屋久島のシンボルへ行っちゃいますか?kitaさんの足なら、きっと楽勝ですよ〜。

todoちゃん:4月ぶりの屋久島はいかがだったかな?まぁ、本番の皆既日食はまだだけど。忙しい日々がどっかへ行ってしまったのでは…。久々にtodoちゃんの笑顔が森にこだましていたね〜。とにかく、仕事を忘れたくなったら、屋久島おいでよ〜。

chieさん:2年ぶりの再会!相変わらず、パワフル&準備ばっちり&おもしろトークでした〜。完全に今日のリーダーでしたねん。脚力的にも人生的にも!きっと他の4人もchieさんのような生き方に憧れているはず!次回は百名山100番目に挑戦?