2012年9月28日金曜日

フォトジェニックランド。

 本日は昨年の9月にも来たコハちゃんと一緒にフォトジェニックな一日を過ごしてまいりました。前回は周囲50m以内を丸々一日かけて、どっぷりとカメラに没頭したので、今回はまだ行った事がないヤクスギランドへと車を走らせて行ってきたわけです。朝は青空広がる快晴でありました。


 で、コハちゃんは昨年のフォトジェニックガイドでスイッチが入ってしまったようで、今回は時代の最先端を行くべく、ミラーレスにカメラを新調していたのであります。ん〜、最近のミラーレスの勢いは凄いなと。ひと昔のデジイチよりも断然写りが良い!といいつつも、カメラを操るのは人間なので、カメラに操られないようにもう一度基本を学習。良い写真が撮れるようになると、つい遊びの方にばかり目が向いてしまい、基本を忘れがち。まさにコハちゃんも忘れがちでありました。なので、午前中はみっちり基本編を。 


 表面的なテクニックも原理がわかれば、自分でササッと撮れるようになれるので、まぐれではない写真を撮るべく集中しました。コハちゃんもついついテクニックにばかり気持ちがゆらいでおりましたが、ここは心を鬼にして「絞り!」「シャッター速度!」と鬼教官ばりに連呼したわけです。


 とりあえず、基本編からの延長線上で舞台を「苔」に移しました。心が揺らぐと写真も揺らいでしまいますので、心の在り方も少々。人生と同じですなと。コハちゃんも「奥が深いね〜」と。そう、人間の心は奥が深いなと。逆に心を掘り下げれば、自ずと写真にそれが写し出されるのだなと。


 お次ぎは「森」!人間の心も奥深いですが、ヤクスギランドの森も奥が深い!これまたちょっと行けば絶好の被写体が待っているので、何とも都合のいい森であります。ある意味、撮る対象がありすぎて難しいのですが、それは自分の心を見つめるのと同様。森をさまようように、コハちゃんもカメラをいじりながら一歩も動かずに心がさまよっておりました。


 それにしてもまぁ素晴らしき森であります。コハちゃんも「遊び」にばかり目がいっていたにもかかわらず、この辺はかなりの集中モード!あっつうまに時間が過ぎ去っていきました。時間を短く感じても、その中身は濃厚だったかなと。


 でもって、小雨もポツポツ降ってきたのですが、さらに続きます。晴れの日の森は写真に写すのが非常に難しいので、小雨や曇りだと優しい光になるので絶好のコンディション!コハちゃんも「今度はランドにこもるわ!」とさまよっていた心にブレない軸ができつつありました。


 そんなこんなであっというまにブレイクタイムに。集中しまくっただけにコーヒーの香りが森の空気とあいまって、身体にしみわたっていきました。最後はフリータイムで写真を撮り、明らかに朝の写真、さらには昨年の9月とは全然違う写真が撮れるように成長できました〜。

 そんなこんなでヤクスギランドがフォトジェニックランドに変貌した一日でありました。小手先のテクニックに頼らずに、自分らしい写真を撮れるようになったかな?これからもフォトジェニックな生活をコハちゃんが過ごせたら幸いであります。

2012年9月24日月曜日

何でもありの天気が楽しすぎました。

 本日は、昨日に引き続きリッキー&アメちゃん、リョウさん&ミホさん、ハルちゃんと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜。朝は天気予報通りに、青空とうっすらとした雲が爽快でありました。鱗雲も出ていて、秋モードだなと。思わず、車から降りるほどの景色でした。


 そんな爽快な朝を満喫しつつ、白谷の入り口へ到着。トイレを済ませていると、リョウさんの首からかわいらしいカメラが。おもちゃかなと思いきや、しっかりとしたデジカメなんです。大きさは10㎝にも満たないサイズ。リョウさんの手と比べるとわかるかと思います。ちなみにリョウさんの身長は190センチ!正確には189センチです。


 でもって、いざ白谷の森へとスタートしたのでありますが、団体様ご一行が!いや〜、長かった…。下の写真を見てもわかると思うのですが、最後尾から先頭は見えません…。もちろん遊歩道だけを歩いて引き返すパターンなのですが、中高年の方々の勢いは凄かったです。ボクらも笑うしかないなと。


 そんなご一行様を抜かせてもらい原生林コースへ。ここからはほとんど誰もいない森の中を歩く事ができました。前々日の雨の潤いを残しており、雫がキラキラ、グッドコンディション。みんなもワイワイガヤガヤ、興奮しながらの森歩きとなりました。ハルちゃんは遠く北の地からやってきただけに、この湿度たっぷりの苔達は相当な異空間だったかもしれません。


 森がキレイ&みんなおしゃべり好きで、なかなか前に進む事ができませんでしたッ!ボクがしゃべる隙間がないほどに、随所で話が盛り上がっていたなと。そんなスローペースだったので、小屋付近にてランチをする事に。天気予報とは裏腹にそこそこ雨が降りそうな気配だったので、屋根の下でお弁当。するとアメちゃんが地元のお菓子をみんなに分配してくれました〜!「食」に関する事はリッキー&アメちゃんに聞けというほどに、食べる事が好きな2人。言わずもがな美味しいお菓子でした。ごちそうさま〜!


 するとお弁当も残り少なくなってきた頃に、そこそこの雨が降ってきました。屋根の下で食べていて大正解。出発前はみんなでレインウェアにお色直しをして、カラフルに変身してから歩きました。一日で色んな天気を味わえるのもまた屋久島っぽいなと。


 森の中も一気に暗くなり、ヘッドランプでも用意しようかと思うほどダークな雰囲気。こうなると苔むす森付近はより一層、神秘的な見え方をします。緑の色が濃かった…。しかし、カメラにとってはちょいと暗い状態なので、ブレ写真を量産することができたかなと。これもまた屋久島の森であります。ちなみに行きの苔むす森付近はなかなかの人出でごった返しておりました。まだまだ屋久島の夏は終わらないなと。


 そして、ここからは一気に太鼓岩めがけてがんばりました〜!ミホさんも高尾山をちょこちょこ登っているだけあって、快調!対するリョウさんはみんなを笑わせてくれるほどに余裕の歩きでありました。
 んでもって、最後の急斜面もなんなくクリアして岩の上に立つことができました。ほとんど風もなく、平和な太鼓岩でありました。もちろんのことこんな日は真っ白な風景…。個人的にこの感覚好きです。見えるよりも、見えない方が屋久島っぽいなと。もちろんおしゃべりモードは加速する一方で、ボクが中に入り込む隙はなかったなと。


 そんな盛り上がりの中、雲が切れて豪快は風景が見れるときもありました〜。すかさずみんなでカメラをかまえ、太鼓岩からの風景に心を奪われていたなと。アメちゃんだけは、高い所が怖くちびりそうになっていましたが…。


 平和&気持ちがよい空間だったので、思わず長居をしてしまいました。いつもより1時間以上時間が遅かったのですが、もちろんブレイクタイム。辻の岩屋付近でホットな飲み物が身にしみました。もちろんおしゃべりは止まりませんが…。


 んでもって、下山予定時刻はとうに過ぎ去っておりました〜!さすがに森も暗くなってきたので、下りはガンガン進みました〜。のんびり歩いていたので、みんなにも体力が残っており、良いペースで歩けました。ホッ。

 そんなこんなで予定よりも一時間以上遅れをとりつつも、スタート時点よりも笑顔が倍増して戻って来れました!ナイス!最後はみんなでハイタッチして、下山を喜びました。

 ハルちゃんを宿に送ってから、送迎の最終地点は我らがカミヤマレンタカー。リッキー&アメちゃんチームも、リョウさん&ミホさんチームも打ち合わせをしていないのにカミヤマレンタカーだったんです。オススメのレンタカー屋さんであります。


 というわけで、朝から夕方までしゃべりまくりで笑いまくりのワイワイ楽しき一日となりました。

2012年9月23日日曜日

朝からスリル満点の女子会縄文っ!

 本日も元気モリモリ、リッキー&アメちゃん、ジュン&ナオちゃん、スミレちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。普段通りに、夜明け前の暗闇の中でお迎えに行き、登山バスの駐車場に着きました。さぁ、バスに乗り込もうというところで、事件がッ!リッキー&アメちゃんのお弁当がなかったんです!ここからが猛烈。法廷速度ギリギリラインで駐車場からお弁当屋まで行き、お弁当をゲットして駐車場へ。車の中からして、「走る準備をしておいて!」と車を駆け下りました〜!最後に乗り込んだボクのタイムは5:59。最終バスの1分前。ん〜、朝はこのくらいスリルがあってもいいのかなと…。ハリウッド映画顔負けの幕開けとなったのでありました。


 そんな朝だったので、のんびり朝ご飯を食べてレッツトロッコ道。みんなにもすでに仲間意識が芽生え、ワイワイ歩きました。世の中とは実に不思議なもので、リッキー&アメちゃんが働いている所がジュンちゃんのお友達が働いている所と同じで、自称温泉部のナオちゃんもその辺のグルメを知っているというローカルトークが炸裂。スミレちゃんがひとりぼっちかと思いきや、ボクと同郷でボクも高校時代にお世話になった地域出身というつながり。ん〜、旅は道連れ、世は情けだなと。


 でもって、トロッコ道中盤で、昨日はなかった(と思う)倒木が!株立ちした山桜の一本が倒れておりました。付け根から折れていたので、今年の大雨の影響で根腐れしていたのかもしれません。いずれにせよ、強風が吹いたらトロッコ道まで倒れてきそうな感じでありました。


 そんな感じで、トロッコ道終了したわけですが、なんと男子トイレにこんな珍客が!でか〜〜〜いッ!今年も大物が飛来してくる大株トイレですが、今日もやってくれました。「ヤママユ(山繭蛾)」くんです。カッコ良すぎです。ボクの手と同じサイズ。しかも、羽も完璧。ボロボロになった部分がなく、素晴らしかったです。


 思わず、ジュンちゃんとナオちゃんを男子トイレに連れ込んで、ヤママユくん観察。この触覚がまたたまらない…。ヤママユ科の蛾は本当にしびれます。このブログでも以前に「オオミズアオ」という美しき蛾を紹介した事がありますが、いずれはヨナクニサンもこのトイレにやってきてくれるのではないかとほのかな期待をしております。


 そんなヤママユくんに感激しつつ、山道へ突入〜!普段から運動をしていないというみんなでありましたが、涼しき森も手伝って順調に歩を進めました。すると今度は夏の間にたらふく食事をしたであろう、ヒキガエルのヒッキー登場!ここはジュンちゃんが片手でキャッチ。ナオちゃんが優しくなでて、最年少のスミレちゃんが悲鳴を上げました!そんなスミレちゃんをよそに、ヒキガエル程度ではビクともしないジュンちゃん。さすが最年長。手のひらでもてあそんでおりました。


 でもって、テクテクと進んでウィルソン株に到着。それほど混雑もなく、ガイドブックショットも撮れました。写真はアクロバティックポーズを決めて、愛を確かめるジュンちゃんです。


 その後の急斜面もヒ〜ヒ〜いいつつ、なんとかクリア。ランチスポットへ到着して、いざお弁当を食べようとしたときに、ジュンちゃんのお土産が登場!奈良名物です。デザート付きのランチタイムが良い時間でありました。


 まったりとしたランチタイムをしたあとは、最後の登りへ。すると昨日と同様に、濃厚な霧が立ちこめてまいりました〜。いつもの森の3割増の美しさ…。霧が似合うなぁと。涼しい空気と相まって、威厳のある風景でありました。


 そして、一気に縄文杉へ〜!みんなで雄叫びをあげて初対面できました。スミレちゃんも「縄文杉は別格だね」と一言。霧の中にたたずむ縄文様は素晴らしかったです。


 そんなデッキでボ〜っとしていると、霧が抜けてきて、一気に太陽が!デッキにいた人達みんなが興奮するほどに、マブかったです。森がキラキラ輝きました。


 とまぁ、下山時刻になったので、レッツ下り。ナオちゃんの膝が随所でプルプル&ワナワナ震えましたが、なんとかかんとかトロッコ道まで下りてこれました。そして、ヤママユくんがまだトイレに鎮座。しつこいようですが、かっこいいので全体像を一枚。ん〜、美しい…。


 みんなまだまだ元気だったので(元気そうに見えたので)、トロッコ道もスムースに歩けて沢に寄り道してブレイクタイムに。ここではボクが入り込む隙間がないほどに、女子会が開催されました。ボクは遠目で女子会を監視?しつつ、まったりした良い時間だったなと。


 というわけで、最後の最後もガンガン歩けて、狙ったバスにギリギリで乗り込む事ができました〜!スリル満点の朝に始まり、ワイワイガヤガヤ女子会トレッキングをしつつ、楽しき一日となりました。

2012年9月22日土曜日

男達でしとしと雨を楽しんできました

 本日も元気いっぱいに、先生&ジュンちゃん&ミックと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。ミックが美屋久の輪の持ち主で、皆既日食時にも屋久島へ来島したアッちゃんのお友達。朝からして、すでにワイワイしながらバス乗り場に向いました。一応、連休がらみということで、混雑しているかなぁと思いきや、なんとか登山バスに乗る事ができ、レッツトロッコ道とあいなりました。

 ミックはなんと縄文杉4度目というハイレベルでありまして、ガイドウォークは初!先生&ジュンちゃんも屋久島初トレッキングで屋久島トークをたくさんしながら歩きました。何を隠そう、みんなインテリジェンスなメンバーであったので、知的欲求を満たすべく、トロッコ道を歩きました。まぁ、知的欲求を満たせたかどうかは謎ですが…。なのでバイオトイレもみんな興味津々でトライッ!ボクを含めて男4人で楽しかったっす。


 とりあえずは、順調にトロッコ道を終え、山道に突入。朝からずっとしとしと雨が降り、森の緑が実に美しかったです。雨が似合うなぁと。ウィルソン株ではもちろんのこと愛の撮影会…。バッチリ男四人でキャーキャー言いながら、ガイドブックショットを撮る事ができました。


 そんなワイワイした感じで急斜面に突入!普段から山登りをしているジュンちゃん、走りまくっているミックは余裕の表情で急斜面をクリア。先生は膝がちょいとプルプルしつつもクリア!予定通りの場所でランチできました。弱〜い雨が降っていたのですが、傘をさすほどでもなく、温かいみそ汁が身にしみました。今日の雨はやや冷たくて、歩いている時は絶妙な気温。歩きやすかったです。


 そして、縄文杉に近づくにつれ森はどんどん神秘的な様相に…。霧がかった濃厚な森が広がっておりました。普段以上の風景が待っていてくれたわけであります。先生もコンデジとミラーレスでパシャパシャ撮っておりました。


 でもって、なんとかかんとかタイミングを合わせて縄文杉に到着ッ!幻想的な雰囲気の中で今日という日もどっしりと存在感を際立たせておりました。霧が似合うなぁ〜。
 ソロショットも含め写真を撮りつつ、男3人が背中で語る風景をどうぞ。語っているのか疲れているのかわかりませんが、たくましき背中が良い感じであります。


 そんな感じで思わずのんびりしてしまいつつも、下山開始。下りは集中しつつ頑張りました〜。途中から、先生の膝がピリピリしつつ、そろそろ危険な膝になるか?と思われた頃にトロッコ道まで戻ってこれました。ホッ。さすがの先生も急な下り坂はこたえたようでありました。


 で、帰りのトロッコ道はほどほどのペースを維持しながら、ズンズン突き進みました〜。ほぼノンストップ!小杉谷集落跡でブレイクタイムをしようとしたら、かなりの人数が雨宿りしていて、猫の子一匹入る隙間がなかったんです。なので、一気に登山口まで歩く事に。先生の顔から若干笑顔が消えつつも、力を振り絞って歩きました。


 そして、予定の時間よりも早く下りてこれて、トロッコの上にてコーヒータイム。冷たい雨でそこそこ身体が冷えていたので、ホットな飲み物が身体中に染み渡っていきました。ん〜、身体とともに心も緩んだ時間でありました。


 というわけで、なんとかかんとか下山完了!登山バスも補助席でギリギリ乗る事ができ、絶妙だったなと。バスの中では疲れた登山者が深い眠りにつく中で、ミックとボクで親ばかVS親ばかトークを炸裂してしまいました。
 そんなこんなで、強くなる事もなく、止む事もなかったしとしと秋雨の森を、男4人でワイワイ楽しめた一日となりました。

2012年9月20日木曜日

「Rain is not so bad」な西部な森。

 本日も昨日に引き続き、ヤスダッチ&ナカマッチと一緒に西部の森へと行ってまいりました。昨日の晴れっぷりとは裏腹に、本日は朝からしとしと雨。ちょっとどんよりしたところが、屋久島っぽくて良い感じでありました。まずは車を走らせ、いなか浜で下車。台風16号の影響が残っておりました。落ち葉が浜に打ち上げられて波の軌跡が雰囲気良しであったわけです。


 でもって、まずは林道を歩き始めたわけですが、お猿の群れが盛り上がっておりました。あの台風のときはどこに隠れていたのか、聞きたくなるほどに団体様でありました。今年生まれた小猿ちゃんもスクスクと育っていて、元気をもらいました。


 小雨が降っているのですが、森の中は葉っぱの屋根の下でほとんど濡れる事なく、しっとりとした雰囲気でありました。ヤスダッチは筋肉痛もなく余裕の表情で、対するナカマッチはというと若干の筋肉痛が…。翌日に出るのは若い証拠ッ!これでまた山女っぷりに磨きがかかることでありましょう。


 で、雨はそれほどでもなかったのですが、弁当が雑炊にならないようにザックカバーをしました。するとナカマッチのザックカバーがナイスだった…。昨日もティシャツを来ていたのですが、「and wander」のザックカバーだったのです。そして、そこに書いてある文字がすごく良かったんです。思わず、パチリ。「RAIN IS NOT SO BAD」。このデザイナーさんはひょっとしたら屋久島の雨を楽しんだ経験があるのかもと思ってしまいました。ボクなら「RAIN IS SO NICE」とでも書いてしまいそうですが…。


 そんな感じでザックカバーをして雨モードになったのですが、レインウェアを着ることはなくテクテク歩き。今日最大の難関である沢渡りエリアに。緊張と集中とアドレナリンをミックスさせながら、クリアッ!まぁ、落ちても命を落とす事はない場所ですが、刺激的でありました。


 でもって、台風の16号の爪痕はちょこちょこありました。海近くの木もこの通り…。西側を通った台風だっただけに、凄い風だったんだろうなぁと。他にも直径30〜40センチぐらいの木が何本か倒れていました。恐るべし、暴風…。


 そして、ポツポツ雨の中で海へ到着ッ!海は〜、広いな〜、大きいな〜ってことで、秋の風とあいまって気持ちよかったです。ナカマッチもなぜかペンギンスタイルで気持ちよさを表現?するほどであったわけです。


 でもって、今日は最終のトッピーで島を出る予定なので、ちょっと早めにランチタイムに。岩の下でまったりと時間を使いました。ランチ後は二人とも大好きなカメラの講座に。カメラの基本操作を勉強いたしました!ヤスダッチの頭の中はニューカメラでいっぱい。ナカマッチは愛機に秘められた実力を確認する事ができました。「カメラに使われる」でなく、「カメラを使って」フォトライフを楽しめたらなと…。


 その後もキングとクィーンにごあいさつ。屋久杉の森とは違う、屋久島の別の顔を身体で体験できたかなと。何でもありの屋久島は奥が深いなぁ〜。


 そして、順調に計算通りの時間で車に戻ってきたわけですが、ここでヤスダッチの足にヤマビルくんがッ!デコピンでぶっ飛ばしてやりました。なぜかヤスダッチにだけ数匹。ナカマッチとボクは0匹でありました。男前だけに、メスのヤマビルちゃんが寄って来たのだなと。ナカマッチにはついていませんでしたが、ヒル処理中の2人です。踊っているわけではありません…。


 というわけで、時間もバッチリで、当初の予定通り、尾之間温泉へ。旅の締めくくりに温泉。贅沢なひとときであったなと。そんな感じで汗を流してからトッピー乗り場へ。昨日に引き続き、今日も濃密な一日となりました。

2012年9月19日水曜日

まぶしき太忠岳でした。

 本日は1年2ヶ月ぶりの来島である、ヤスダッチ&ナカマッチと一緒に太忠岳へと行ってまいりました〜。前回屋久島に来てから、森&山に開眼したとのことで、山ボーイ&山ガールな装備でパワーアップ!2度目の屋久島も気合い十分な朝でありました。
 で、車を走らせる事、日の出の時間。あれ?夕陽?とも見えてしまうご来光でありました。思わず、車の中から写真をパチリ。東の空からすでに夕陽モードだったのです。


 ちょいと標高高めな所で、車を降りて夕陽のような朝陽を浴びました。台風後の空模様ってのはなんともエキゾチックでありますなと。二人のシルエットも決っておりました。


 そんな晴れ模様の中でレッツヤクスギランド。これがまた木漏れ日まくりで、理想的とも呼べる朝の森。ナカマッチは前回屋久島に来た後にカメラを新調。デジカメとiPhoneの二刀流で森を切り取りました。ヤスダッチは愛機GR片手にパシャパシャ。太陽を感じられる場所はキラキラしすぎてまぶしかったです。数日前の嵐が嘘のようでありました。


 この時期は猿&鹿が発情期に入り、小鳥達はちょっと影をひそめているのですが、休憩中に、小鳥の鳴き声がすぐ近くで…。聞いた事ない声だぞ!とナカマッチを見たら、指をクリクリ。出てきたのはカラビナ付きのバードコールでありました。ヤマガラが反応してくれてました。ナイス!ヤスダッチと色違いのバードコールは随所で活躍してました。


 そんな気持ち良すぎな森歩きで、進むに進めない快適さ。ずっとボ〜っとしたくなるような空間でありました。おまけに他に登山者もおらず、貸し切り状態。こんな森を自分たちだけで楽しめてしまうなんて、贅沢過ぎでありました。ちなみに今日の登山者はボクらオを含めて7人。平和でありました。


 写真を撮ったり、雑談したり、親バカトークしたりと、テクテク進んだわけですが、シャクナゲがある標高に来るとちろっとだけ蕾をつけ始めておりました。来年の開花予想はというと、今年と同じぐらいのハズレ気味かなと…。今年も雨が多かったからなぁ。もう少し観察する必要がありますが、太忠岳付近はそれほどでもなさそうです。そろそろ当たり年がきてもいいと思うのですが。


 でもって、爽やかな秋の風に吹かれながら、一気に頂上へ!かすみがかった感じが秋らしさを演じる青空!素晴らしすぎました。とりあえず、写真撮影をして、ランチタイムに。陽射しも夏に比べたらだいぶ落ち着いてきて、灼熱地獄になることなく快適でありました。
 ランチ後はというと、もう完全に心の緊張が良い意味でも悪い意味でもなくなって、就寝…。 二人ともこんな場所で夢の世界へ旅立っていかれました。いや〜、それにしても気持ちよかったなと。


 かなりのんびりしすぎてしまい、もちろん泊まりの用意はしてないので下山開始。良い意味での緊張を集中力に変換させて、ズンズン下りました。ナカマッチの膝が笑い始めた頃に天文の森付近に戻ってきて、そのままブレイクタイムに。するとナカマッチがリュックをがさごそして、ドリップコーヒーを出してくれました!Voilaコーヒーです!鹿児島にお越しの際はぜひ足をお運びください。普通のドリップコーヒーとは違い、本格派コーヒーであります!うまかった…。ナカマッチ、ごちそうさま〜!


 そんな素晴らしきブレイクタイムを終え、帰路につきました。この辺からは完全に雲がなくなっており、西日が差し込む森をテクテクと進みました。鬱蒼とした森の中なのに目を細めてしまうほどのキラキラ。まぶかったです。歩きながら寝れそうでした。


 そんなこんなであまりに気持ち過ぎて、予定下山時刻よりも1時間ほど遅れて登山口に到着。ヤスダッチもナカマッチもガンガン歩けば体力はあるのですが、あまりに気持ちよすぎる空間であっただけに、先へ進めなかったのでありました。それほどまでに秋のさわやかさが漂う一日となりました。