2010年11月28日日曜日

自然薯の季節。

 今年もこの季節がやってまいりました〜!そうです、山芋の季節であります。自然研究会で、掘ってまいりました〜。総勢15名が集まり、気合い入ってます。正直な所、縄文杉へ行くよりも汗をかくかもです…。

 まずは山芋の葉を見つける作業から始まります。今の季節は葉が黄色くなるので見つけやすいんです。もう少しすると葉も落ちてしまうので見つけられなくなってしまうので、只今、山芋シーズン真っ盛りなわけです。その葉からツルをたどり、根元を探します。
 そして、ここからが力勝負!とにかく、掘って掘って掘りまくります。

 ちなみに「カッパの頭」と俗に言われる部分がこれです。この下に自然薯ちゃんがもぐっているのであります。

 とにかく、掘りまくっていき、胸の高さほどの穴にします。ここまでが一つの勝負ですな。ボクらのグループは道具がスコップと鎌ぐらいしかなく、気合いで掘り続けました〜!本当はダブルスコップがあれば、倍以上の速度で掘れるのですが…。資金不足です…。

 とりあえず、一本掘り終えそうな時に、事件勃発ッ!「この辺は●●さんの土地だよ〜!」ってことが発覚して、即座に撤収ッ!掘っていい場所に移動することに。

 とりあえず、一汗かいたところで、ランチタイム。道路でランチも良いもんです。ゆるい時間が過ぎていきます…。

 そして、後半戦に突入!新たな場所で、前述の行程をし、かなり掘った所で発掘作業開始です。ここからが集中力が試されるんです。山芋を傷つけないように、優しく優しく芋の周りを削っていきます。ちょっとでも強い力を入れてしまうと、山芋が折れてしまうので、ドキドキの作業。ちなみに下の写真は発掘完了間近の一番集中している時です。
 んでもって、見事60センチほどの山芋を完璧な形で掘る事が出来ました!自然薯を初めて掘ったときから、早5年…。ようやくここまで掘れるようになりました…。

 作業中、こんな格好になることもあります…。

 んでもって、本日の収穫はこれッ!我が家は2人なので、1週間分は裕にある量です。写真上が完璧な一本!下の芋はよく「手山芋」といって、根を発達させる時に変形して育ったものです。

 もちろん本日の夕飯はとろろでありました!この自然薯というのは実に粘りが強いんです。普通の山芋ではありません。簡単に言うと、モチ。すった後、だし汁と混ぜ、ほどよい感じに仕上げました。いや〜、うまいっす。只今、腕が筋肉痛になりそうな気配でありますが、このウマさのためなら、いくらでも体を動かしてもいいなぁと。

 んでもって、もう一つ見逃せないのは、「むかご」です。これは山芋の実のようなもので(正確には違うんですが、知りたい方は調べてください)、これがまたウマいんです。ご飯と一緒に炊いたりしても激ウマです。本日は軽く揚げて、塩味で楽しませていただきました。うまかった…。


 スーパーに行っても売っていないスペシャルな薯。プライスレスですなぁ。というわけで、今シーズンはもう一回ぐらい掘りたいなぁと思う、自然薯日和な一日でありました。

2010年11月26日金曜日

鹿と人。どちらが多かったか…。

 本日は秋晴れな天気の中、テイさん、ヨッキー、クリリン、トミーと一緒に太鼓岩へと行ってきました〜。実はみんな宿つながり。初めはテイさんとラブラブマンツーマンの予定だったのですが、呑みの席が盛り上がったとのことで、みんなでワイワイしにいく流れとなったわけです。もちろんみんな1人旅。ん〜、旅は道連れ、世は情けであります。これだから旅はやめられない…!?

 でもって、所用があっていつもより1時間ほど早い出発。入り口からして、だ〜れもいない空間。ここが縄文杉につぐ人気スポットなのか!?と思うほど、シーズンオフな雰囲気が漂っておりました。そんな静かな状態で歩き始め、ワイワイしゃべりながら歩きました。
 実に快適に自分たちのペースで歩けました〜。テイさんも愛機を片手に連射ばりに美しき森をパシャッっておりました。前日の雨の影響で、潤いもナイス。空には雲があったので、木漏れ日はなかったのですが、緑がミドリミドリしておりました。

 歩けど歩けど、誰もいない森。後続のグループが来るかなぁと思いつつも、気持ちよすぎな森だったので、ついついのんびり歩き。そんな歩き方でも誰も登ってきませんでしたぁ。なんだかこの貸し切りが不気味なくらい…。いつもはにぎわう七本杉付近でも静かで、巨木と戯れることができましたぁ。

 通称もののけ付近の「苔むす森」へ着いても貸し切り!若い青年が足早に過ぎ去り、縦走の荷物を担いだおじさんが一人通り過ぎていっただけでした。てなわけで、ここでもつい我が物顔で緑の世界につかってしまいました〜。

 この辺までは人よりも、鹿が多い状態…。鹿の出没率は普段と変わらないので、ただ単に人が少なかっただけなのですが、ヨッキーは鹿の頭数と人の人数を数えながら歩いちゃいました。シーズンオフの遊びとしては面白いなぁと。

 そして、一気に太鼓岩へッ!標高1700メートルぐらいまではクリアに視界が広がっておりました〜ッ!さすがに吹きさらしの場所なので、風がかなり冷たかったのですが、貸し切り太鼓岩!防寒着を身にまとい、のんびり態勢を整えました。途中、軽装備な母子が数分間だけ同席したものの、贅沢にもボクらだけでこんなスポットを独占ッ!シーズンオフっていいなぁ〜。

 到着した時は、青空がちらほらだったのですが、ジャンプしたり、ジャンプしたり、ジャンプしていたら、いつの間にか頭上は青い世界へ変貌。良い空でありました。ヨッキーは屋久島3度目の来島にして、初めてクリアな視界を体験。リベンジ成功です。初屋久島のトミーもついついニヤニヤが止まらず、紅一点のクリリンもグラビア撮影と間違うほどにいろいろなアングルで撮影会となっておりました。いや〜、空が奇麗でした。

 そんな感じでボ〜っとしていたら、かなり寒くなったので下山開始。ランチタイムも静けさの中、みんなでワイワイ食べる事ができました。
 んでもって、ここまでは確か「鹿:人」が「8:4」ぐらいで、鹿に遭遇する方が多かったです。帰り道になってようやく人の勢力が増えてきました。
 計算したかのように、行きと帰りの森が入れ替わり、木漏れ日な空間でありました。帰りはちょうど後ろに太陽がある状態だったので、歩いては振り返り、振り返っては歩くというこれまたのんびりペースに…。苔の雫もバッチリ残っていたので、たまにみんなであやしい動きをしつつ、歩いたわけです…。あやしい動き…。それはこの森を歩いた人にしか知り得ない動き…。

 さすがに下山途中は苔むす森付近で、鹿よりも人の人数がうわまわっておりました。がしかし、帰りは原生林コース。ここから遊歩道に戻るまではおじちゃん一人と、超健脚な青年(これもまた同じ宿(ふれんど)の男性)が過ぎ去っていっただけでありました。なんと贅沢な空間…。
 でもって、今日は一時間ほど早く出たので、一時間ほど早く遊歩道に到着。ちょっと歩いてから、コーヒーブレイクしました〜。豪快な滝の音を聞きながら、良い時間が過ごせましたぁ。


 そんなこんなで旅は道連れ、世は情けなトレッキングは、天気の演出もあり、スペシャルな一日となりました。

2010年11月25日木曜日

しっとりした秋雨でありました。

 本日も元気がはち切れるほどに、トモちゃん&ナッチと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。11月の連休も終わり、平日ど真ん中ということでシーズンオフな始発バスに乗り込みました。いや〜、ガラガラです。ほんの数日前はまだまだ盛りだくさん乗車な日が続いていたというのに、この静けさ…。全体でもちょうど100人ぐらいの登山者でありました。ちょっともの寂しい感じもしないでもないですが、平和です。

 そんな空席が目立つバスに乗り込み登山口へ到着。これまた空いておりました。いつもはパンパンの休憩所なのですが、本日はゆったりと座り込んで、ブレックファースト。お腹を満たしてスタート。もちろんまだまだ真っ暗闇なので、自称高所恐怖症のトモちゃんはちょいとビビりながらも怖い橋をクリア。うぎゃ〜と叫びながら、ナッチも続きました。暗闇の橋にヘッドランプがあやしく光ります。

 1時間ほど歩いて、明るくなったトロッコ道をテクテクて歩き。するとトロッコ道を誘導してくれるかのように鹿さんが登場。そしたら、その前にもう一匹。写真を撮りながら歩いていたら、その前にお猿の群れが線路を占領していました〜!好き勝手、毛づくろいするお猿達…。いっこうに動く気配がありません。といって、こっちにも向ってきません。何をちまよったか、土下座までしておりました…。冬毛になってきているので、モコモコです。

 順調にトロッコ道を終了し、いざ山道へッ!この辺も実に空いていて、マイペースで歩けました。ウィルソン株もガラガラで、しっかりと愛の撮影会も完了。意外と元気なトモちゃんとナッチ。ここからが勝負でありました〜。いつのまにか得意技が「下を向いて歩く」という感じに…。さすがにここは上は向けません…。

 そんなこんなで登り進めていくと、一気に霧がかかってきて、theヤクシマな風景が広がっておりました〜。久しぶりに、前を見たナッチも歓声をあげつつ、トモちゃんも携帯カメラでパシャリ。実はトモちゃん、家にカメラを忘れてきていたのです…。霧がかった森…、最高です。

 そんな森をテクテク歩き、霧雨が降る中で縄文様へ到着ッ!二人で歓声を上げ、初対面ッ!ン〜、霧雨がまた雰囲気を出していて、今日も縄文杉は縄文杉でしたぁ。周りを見れば、数人しかいない展望デッキ。ん〜、贅沢です。そんな贅沢にひたりながら、ボ〜っとしていたらあっつうまに時間が!時にはほぼ貸し切り状態にまでなっておりました…。さすがに腹がへり、寒くなってきたので下山開始。

 ランチをしているときは、木漏れ日までさす感じになっており、ガラッと雰囲気も変わり、一度で二度おいしい天気を味わってしまいました。そして、下りが苦手であることが発覚したナッチ!ここからが集中力の見せ所、おしとやかな歩きのお披露目会となりました〜。時間的にも余裕があったので、テクテク歩き。徐々に痛くなってきたナッチの膝。応急処置をしつつ、なんとか半泣き&半笑いな状態でトロッコ道まで下りてこれました!後ろを歩く、トモちゃんのバックアップがあってこその山道下山となりました。

 トイレ休憩しつつ、膝を応急処置から、本気処置に切り替えたら、平らな道と言う事もあり、ナッチの歩きが回復しました〜!自称「ゲンキンな女」となり、下りのトロッコ道は元気いっぱい歩く事ができました。
 沢にも寄る事ができ、霧雨&ポツポツ雨の中、樹の下で雨宿りしながらティータイム&コーヒーブレイク。水面に落ちる雨の雫が美しかったです。


 そして、日没には間に合おうを合言葉に、最後のトロッコ道はガンガン歩きました〜!ナッチも「いつもの2倍以上の速度で歩いている!」という本気モードがキラリと光り、しっかりと日没前に登山口へ戻って来る事ができました!人間、やればできる!ナッチの「ゲンキンな女」っぷりに磨きがかかっておりました。

 というわけで、終始ワイワイしつつ、しっとりとした秋雨の中、ナイスコンディションな縄文参拝となりました。

2010年11月23日火曜日

2部構成にて。

 本日は屋久島来島15回目を誇るタカちゃんと屋久島3回目を誇るマイちゃんと一緒に前半&後半に分けて、とある場所へと行ってまいりました〜。というか、タカちゃんは名前のある日帰りスポットはほとんど行っているために、どうしてもマニアックな路線になってしまうのです…。場所は秘密という事で…。一応、道はある場所です。あくまで「一応」…。

 でもって、昨日とは打って変わって晴れモードの屋久島。木漏れ日な感じで歩き始めました。いきなり急斜面ですが、たいした距離ではないので、2人とも余裕の表情。朝の運動にはちょうど良いかなと…。

 そして、まず第一部の目標地点へ到着ッ!ん〜、秋だけにちょっと肌寒ったのですが、朝からマイナスイオンをふんだんに浴びましたぁ。早速、ボ〜っとモードに…。でもって、まだまだ朝という時間帯だったのですが、2部へ行くためにレッツスタート。

 ちょいとドライブして、次なるスポットへ。全くと言っていい程に歩かない場所なので、テクテク歩き。ツチトリモチを発見して、見入る二人。ここで注目すべきはタカちゃんのザック!そうです。ボクが普段日帰りで使っているザックです。2日後に泊まりで山へ行く予定なタカちゃんだったので、実際の重さと同じぐらいのザックをかついで歩く事になったのであります。ガイドの日帰りと通常の泊まりの荷物はだいたい同じぐらいの重さなので、練習になったかな?

 でもって、腹が減ったので、ライチタイム。もろに緑色な場所で沢の音を聞きながらおいしくいただきました。これまた練習ということで、今度はマイちゃんがバーナーを使い、ホットな春雨を作りました〜。ん〜、こうやって人はアウトドアにどっぷりハマっていくのであります…。いや〜、ほとんど歩かないので、ちょいとピクニック気分でありました〜。

 でもって、ランチ後の歩きはマイちゃんがボクのザックを持ってウォーキング。下の写真はちょいとよたついていますが、実際はしっかりとした足取りで歩けました。

 昨日の雨の影響で苔たちが元気でありました。まぁ、雨が降っている時ほどではないにしろ、雫ちゃん達もピカっておりました。ここからは、行った本人達にしかわからない連続写真をどうぞ。ちなみにボクはカメラを全く動かしておりません…。動画にすればよかったなぁ。





 とまぁ、笑いながら歩きつつ、変なヒメシャラを発見!ひょうたんのような、何かのオブジェのような、面白いヒメシャラでありました。

 そんなこんなで、この苔な森の終点近くへ到着。ボ〜っと休憩しつつ、お昼寝モードに…。軽い昼寝モードかなぁと思ったら、マイちゃんが遺体のように深い所まで行ってました〜!タカちゃんもヒーター前でボ〜っとしつつ、沢の音だけが聞こえる良い時間が過ごせました。


 というわけで、本日は2部構成の特別編は体力を十分に残しつつ、なんだか頭の中がスッキリした一日となりました。

2010年11月22日月曜日

思った程の雨ではなかったです。

 本日も元気盛りだくさんにて、マミちゃんとヤナさんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。前日から前線が屋久島をモロに通過する予報だったので、梅雨並みの雨装備で気合い充分。さらに本日は休みに挟まれた平日。最近の傾向を見ると、この休みに挟まれた平日ってのが混むんです。9月の連休も一番多かったのを記憶しております。とはいいつつ、前日は600人超の今年最後の盛り上がりだったらしいのですが、本日はスムースに始発に乗り込む事ができ、おそらく350人ぐらいだったのではないでしょうか。半分以上は団体様ご一行でありました。

 でもって、例のごとく闇弁を満喫しつつ、真っ暗闇の中を歩き始めました。歩いて10分ぐらいは雨も降っていなかったのですが、歩けば歩くだけ雨が降ってまいりました〜!ひゃっほ〜っ!といわんばかりに、良い雨です。こんな時は「コダマ」ちゃん達がウジャウジャ飛び交います。まぁ、雨にフラッシュが反射するだけなんですけどね…。目玉入りの「コダマ」ちゃんも盛りだくさんです。レンズが汚れいていたか…。

 そして、真っ暗闇の橋!やや高所恐怖症のヤナさんでありましたが、「下が見えないからなんとか歩けた〜」と、真っ暗で良かったです。赤い傘にヘッドランプの光が通過して、なんだか不気味な雰囲気を醸し出しております。

 そんな真っ暗なトロッコ道を歩きつつ、徐々に明るくなってきました。みんなで眠気と闘いながら、テクテク歩きました。たまに傘をそらして、雨を浴び、眠気覚まし。
 順調にトロッコを終え、いざ山道へ突入。急な坂が続く所は、傘をささずに、雨と戯れながら登りました。思ったほど、雨は強くならず、さらにはそれほど冷たくない雨。ほてった身体に気持ち良い雨でありました。混雑も全くなく、この辺はスムースに歩けました。

 そして、只今、夫婦杉付近の紅葉がナイスです。なぜだかどうして、この辺は山法師(やまぼうし)という樹が多いのですが、ヒメシャラについで良い色出しております。ヒメシャラの葉がだいぶ落ちているので、夫婦杉もだいぶ姿が見やすくなってます。


 んでもって、この紅葉の余韻を楽しみつつ、一気に縄文杉へ突進しました〜ッ!混雑前に到着できて、2人とも雨も汗も涙もグチョグチョになって、縄文杉と初対面。歩いてよかった、来て良かった、人間やれば出来るなと。秋雨に濡れる縄文様がまた良い雰囲気を醸し出しておりました。
 写真を撮ったり、ボ〜っとしたり、ワイワイしたりしていたら、いつの間にかけっこうな時間が過ぎ去っておりました。マミちゃんのカメラが曇りつつ、身体も冷えてきたので、下山開始。ここからが今年最後とも噂される盛り上がり抜群な縄文ルートとなりました。
 いや〜、本日は後ろの方にかなりの団体様ご一行が連なっておりました。数グループほど重なると「こんにちわ〜!」を何回言ったかわからないくらいで、元気いっぱい連呼しちゃいました〜。
 実は最近、この盛り上がりが結構好きです。一本の樹に会うために、これだけ多くの人が大雨だろうが雪だろうが何だろうが、歩くんです…。宗教でもなければ、軍国主義でもない。止めようと思えばいつだって引き返せるんです。それでも一本の樹に会いにいく。もちろん空いている方がいいけれど、最近は混んでるのもなんかイイなぁと。1日で1000人以上の人が登る日もありましたが、そんな日でも縄文杉と登山者はあくまで「1対1」です。「1000対1」ではない。

 とまぁ、団体様と笑顔でコミュニケーションしながら、ちょっとずつ進みました。しっとりした森がまた良い感じ。ウィルソン株付近もかなり良い雰囲気でありました〜。赤の傘が映える二人です。

 そして、ヤナさんの太ももがパンパンになりつつも、なんとかかんとかトロッコ道まで戻ってきました〜。日頃からボルタリングなどをしているマミちゃんは意外と平気。カメラの曇りもなくなってきたので、トロッコ道は写真撮りまくりで歩きました。そんな時に良い被写体が!なんと苔の壁を登る、ボルタリングヒキガエル!30センチもある垂直な苔の壁を見事クリアしておりました!よ〜く見ると、こいつ、なかなかのナイスボディ!とろいんですが、無駄のない動きが美しい…。

 そんなトロッコ道をテクテク歩いていくと、雨が止み、青空までちらっと見える程になっておりました。さらには太陽がチラリズムで姿を現し、その勢いにのって沢へコーヒーブレイク。いや〜、ドラマチックな展開。良い時に雨が降り、良い時に太陽が出る…。ナイスです。


 そんなこんなでボ〜っとした後は、トロッコ道もボ〜っと歩いちゃいました〜。結局の所、登りよりも下りの方が時間がかかってしまいましたが、それもこの天気のシワザだなと。意外と平気なマミちゃんと結構ボロボロのヤナさん。良きコンビです。

 というわけで、本日もちょうど良い雨と太陽がナイスな一日でありました。

2010年11月20日土曜日

想定外な良い雨が…。

 本日も元気いっぱいブンちゃんと一緒に縄文杉へ行ってきました〜!連休の土曜日ということもあり、バス乗り場へ着くとそこそこの人出でありました。早速、臨時便態勢がスタートし、始発より出発が早くなっておりました。なので、スムースに登山口へ到着。ちなみに今日の天気予報はというと、Y天気予報は曇り、気象庁の天気予報は降水確率10%の晴れ模様。あまり信じてはいなかったのですが、朝ご飯は外で食べれました。
 順調に出発したので、1時間ほど暗闇の中をウォーキング。闇です…。ヘッドランプの明かりだけが頼りの世界。下の写真は幽霊ではありません。ブンちゃんです…。

 日頃からあまり運動をしていないというブンちゃんでしたが、トロッコ道上で数回「休憩しよう〜!」と誘うと「まだ大丈夫ですよ〜」と歩きを続行。これを何度か繰り返していくうちに、いつのまにかトロッコ終点。多少立ち止まってトークをしたものの、座った休憩を一度も取らずに歩いちゃいました。ナイス体力!

 トロッコ道終了間際から、ちろっと雨が降り始め、トイレにてレインウェアにお色直しのブンちゃん。後で聞いたのですが、このウェアはお父さんが選んでくれたらしいのです。燃える赤に身を包んで山道へ突入〜。特にこの季節はしっかりしたレインウェアが必須なだけに、ナイスです。ザックカバーもバッチリ。がしかし、どんどん雨が強くなっていき、ブンちゃんのザックカバーにたくさん水がたまっていきました〜!これもまた屋久島の雨かなと。

 全然、急いで登ったわけではなかったのですが、ブンちゃんの潜在的な体力につられて、あれよあれよと進んでいきました。ウィルソンで愛の撮影会をしつつ、急斜面もなんとかクリア!この辺から、連休を思わせる団体様の泊まり組がおりてきました。総勢20人ぐらいいたでしょうか…。ボクらは2人だったので、闘わずして降りてくる人たちに道を譲りました…。
 雨はというと、想定外に大雨になっていきました〜!登山道は水たまりで、所により沢っぽくなっておりました。久々にまとまった雨で、なんだかボクとしてはテンションが上がってしまいました。
 そして、一気に縄文杉へ!強めの雨&早い時間帯だったので、デッキもガラガラ。連休とは思えぬ快適空間でありました。ブンちゃんも初対面の縄文様と語り合うように、見つめ合っておりました。
 でもって、ただいま展望デッキの上はタンナサワフタギという樹の落ち葉が盛りだくさん。ん〜、これもまた縄文デッキの風物詩であります。ほのかに黄色に染まったデッキはなかなかよいです。また雨で濡れている所が、魅惑的…。

 雨脚は強まる一方だったので、ランチをしに東屋へ…。もちろんはち切れんばかりの混み具合…。その足で雨がしのげる高塚小屋まで行ってランチタイムとなりました。小屋近くにあるヒメシャラがあまりにセクシーポーズをとり、さらに雨で妖婉さをアップさせ、ついつい二人で立ち止まって見とれてしまいました。

 無事にランチを終え、小屋を出ると団体様ご一行が小屋まで来る途中でした〜。20人収容の小屋に、40人近い人たちが…。ボクらとしては絶妙なタイミングでしたが、あの団体様達はどうなってしまったのか、後ろ髪ひかれる思いでありました…。

 そんなこんなで下山開始!「下りは集中力だよ〜!」と口をすっぱくして言っていたので、ブンちゃんも慎重&丁寧に降りることができました。もちろん登山道はますますお水が増量中…。いつしかテンション上げ上げモードに。梅雨の雨装備は持ってきていなかったのですが、ボクとしても自ら水たまりに突っ込み楽しかったっす。まぁ、この時期はかなり寒いですけれど…。

 でもって、水たまりにお美しい落ち葉がちりばめられておりました〜。「これ絵はがきにしたいくらいキレイで可愛い!」とブンちゃん。ボクも思わずカメラを。やっぱこの森は水が似合います。

 慎重に下りを終えて、無事にトロッコ道まで戻ってきました。始めは体力が心配だったブンちゃんも笑顔で戻ってこれちゃいました。ちょっと歩くと雨も止んできて、グングン歩いて沢でティータイムもできました。温かい飲み物がかなり身に沁みました〜。最高です。そして、沢の水は濁流となり、にごっております。梅雨の増量に比べればなんてことはないですが、久々にまとまった雨はなかなか気持ちよかったです。

 で、こここからも順調に登山口へ歩いたのですが、途中で100円雨具の青年が前を歩いておりました。すでにボロボロで、全身冷たそうでした。普通のレインウェアでも寒いというのに、屋久島の雨をちょいとなめていたかもしれません。ダウンもびしょ濡れで、スニーカーもボロボロ…。悲壮な空気が背中から立ちこめておりました…。くれぐれもこのブログを見ている良い子の皆さんは真似しないように!


 というわけで、登山口に着いたら、「あと3分でバスが出ますよ〜!」ということで、速攻トイレに行き、待ち時間無しでバスに乗り込めました。
 想定外な雨が、想定外の演出をしてくれて、本日も潤う森を歩く事ができました。