2013年10月30日水曜日

2013秋の岳参り(宮之浦)。

 本日は屋久島の伝統行事である岳参りに参加してまいりました。宮之浦集落の岳参りで、宮之浦岳であります。宮之浦集落は一度岳参りの文化が途切れたのですが、9年前から復活!初めは4人で始まった岳参りが今は大きな波のようにかかせない行事に発展しています。

 え〜、途中もいろいろとあるのですが、一気に宮之浦岳の頂上にて神事です。身も心も引き締まります。今日は年に何回かしかない、雲なしの大晴れ!一日中続きました。凄い日だったなと。


 帰りに花之江河の祠で神事。こちらも宮之浦集落の祠があります。このブログを読んでいる方もここは多くの人が行っている場所なので、ちょっと身近に感じる人もいるのでは。


 そして、里に帰ってから、夜はサカムカエと呼ばれる飲み会です。下の写真はヤクシカのたたき。いや〜、うまかったっす。ワイワイできました。


 代表の中川社長のお話で「山を愛する気持ちが人を幸せにする」というくだりがあったのですが、身にしみました。普段はガイドとしてアウトドアスポーツ的な登山ですが、岳参りは人が幸せになろうとするための登山。心の中にいつも持っていたい気持ちであります。

 というわけで、ざっくりすぎですが、本日は身も心も引き締まる濃厚な一日でありました。

2013年10月29日火曜日

爽やかな屋久島を駆け抜けてきました。

 本日はシンちゃんと一緒に屋久島中を駆け巡ってまいりました。朝一の船で待ち合わせ、宿にもよる事なく、一息つく事もなくレッツ屋久島スタートとなりました!秋晴れが続いておりしまして、爽やかな朝でありました。

 シンちゃんは初屋久島なので、車の中で屋久島のあんなことこんなことをたくさんしゃべりながらドライブ。基本パターンを漏らす事なく、ワイワイしました。とりあえず、屋久島のシンボルとは言えないドラえもんにご挨拶しつつ、しっかりと名所を回りました。ボクも久々に来ましたが、猿川のガジュマルは年々大きくなっているような気が…。いいことです。


 で、ところどころ途中停車しつつ、千尋の滝へ。行楽シーズンが真っ盛りでありまして、団体様ご一行も屋久島を楽しんでおりましたぁ〜。まぁ、ボクらはボクらで滝をのんだりはいたりしながらマイペースで楽しかったっす。


 で、あれよあれよと時間は過ぎていくもので、我らがかもがわでゲットした弁当を中間のガジュマル前でのんびり食べました。観光の人は一組だけ通りすがりましたが、静かな空間でのんびり食べれました。


 そんなのんびりしたお食事中に一人のおじさまがシンちゃんに近寄ってきました。地元のおじちゃんです。これも屋久島体験の貴重な時間になったのですが、このおじちゃんは超エンドレストーク!屋久島のおじちゃん全般に言える事なのですが、本当によくしゃべります。しかも、半分ぐらいは何を言っているかわからないっ!面白かったのが、郵便配達員がバイクで通りすがった時、シンちゃんに「あれ知ってるかい?配達する人…」と。そりゃぁ、知ってます!なんだかとても自慢げに配達員の方を話すので、あとから二人で笑ってしまいました。なかなか話が終わらないので、引き下がるタイミングが難しかったのですが、そこにまた郵便の配達員さんが通りかかり、チャンスだ!と思って、おじちゃんとお別れしました。別れ際も配達員さんを自慢しようとするおじちゃんでしたが、ゆる〜い時間でありました。


 ちなみにおじちゃんのお腹はこんな感じでした…。


 腹を満たして、屋久島おじちゃん体験も完了した後に大川の滝へ。いや〜、今日も豪快な水っぷりを発揮しておりました。滝壺周辺には虹も出ていて、良い時間だったなぁと。何時間でもいれる場所であります。


 で、西部林道で猿と鹿にご挨拶しつつ走ったのですが、只今お猿の発情期!ところどころで、熱いカップルがラブラブしておりました。禁断の写真&動画も激写してしまったのですが、このブログでは割愛させていただきます…。なんとも良い季節だなと。


 まだ西部林道は紅葉していませんが、道路に木漏れ日が差し込んでいい雰囲気だったなぁと。レンタカーと時々すれ違いましたが、それほど車の通りもなく、いい感じだったなと。道路にたたずむシンちゃんが絵になっておりました。


 とまぁ、寄り道&道草を繰り返し、永田へ。道路からも綺麗に永田岳が見え見えでした。10月は嵐が多かったので、こんな日にここに来れてよかったなと。ちょいと写真はかすんでいますが、屋久島第二峰永田岳です。


 で、いなか浜でビーチを楽しんでから、ガイドブックにも載らない浜へも足を運びました。足跡もほとんどなく、海だけで山歩きのスタイルをしたシンちゃんがまた絵になっていたなと。人工的な要素が限りなくない自然の浜は素晴らしいの一言に尽きます。


 そんなこんなで屋久島基本コース(+マニアック少々)を終えて、屋久島が誇る大都会宮之浦に戻ってきました。屋久島初日を飾るべく、最後は益救神社にご挨拶。島を回る時は必ず立ち寄りたい所であります。良い空気でありました。


 というわけで、船からおりてすぐさま屋久島の空気をいっぱい吸う事ができました。秋の風に吹かれつつ、いっぱいしゃべって、いっぱい屋久島を感じれた一日でありました。


2013年10月28日月曜日

最終5分前ッ!

 本日も元気いっぱい、イトウさん&シモナシさんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。事前の問い合わせでイトウさんが「歩くの遅いです」ということだったので、気合いを入れて始発便に乗り込みました。もちろん外は真っ暗です。とりあえずは台風一過的な天気が続き晴れ予報の中で出発しました。

 で、お迎えの時からヘッドライトを着けていたボクは、なんと車にヘッドライトを忘れてしまってました。おまけに予備のライトもしっかり車においてきて、まさかの携帯のライトでスタートしてしまいました〜。みなさん、この時期は絶対にヘッドライトを忘れてはいけません…。9月からは緊急時を含め、ライト必須です…。


 徐々に明るくなるトロッコ道を歩き、集落跡へ着くと太陽の気配がでてきました。なんだか日本昔話に出てくるような朝でした。けっこう暗く写ってますが、実際はもっと明るいです。


 で、ほぼ先頭グループで出発したのですが、たくさんの人に先に行ってもらい、トロッコ道終了する頃には、おおよそ真ん中ぐらいのポジションに。上々です。そして、男子トイレの中に久々にヒマヤママユがとまってました!個人的に実に大好きな蛾でして、モスラのような風貌が美しいです。毛皮をかぶっているようなスタイル。ん〜、しびれます。大きさは10センチほどでやや大きめ。今年は登山者に押しつぶされた一匹しか会っていなかったので、男子トイレで一人興奮してしまいました…。


 ついでに顔も…。赤い毛がいかしてます…。


 そして、いざ山道に突入〜っ!急ぐ事はせずにイトウさんのペースでじっくり登りました。転ばぬように、つまずかぬように一歩ずつ。


 ちょいと体が熱くなってきた頃に、ウィルソン株に到着!このままのペースだとちょっと日没に間に合わない感じだったのですが、ボクが「最終バスに乗り遅れたら…」と言葉を切ると、二人とも「タクシー!」と即返答。気合いが入っておりました。なので、ここからも急ぐ事はせずに、テクテク登りました。


 急斜面に入ってからは、ボクもいろいろとサポート体制にまわり、縄文への道のり一歩、また一歩と進みました。


 すると、ボクの視界に青い物体が入ってきました。よ〜く見ると、「ポカリスエット」の古い缶でした。台風の大雨&風でどこからともなく出てきたようです。さびでぼろぼろでしたが、なんだか懐かしいなぁ〜と。今では缶で飲み物を持ってくる人もまずいないので、そんな点でも時代を感じさせました。


 もちろん栓の部分はフルキャップ!きっと今の大学生ぐらいの人はこの缶の開け口をしらないかもしれません。ボクが高校生になったころにはもう指をひっかける部分は取れなくなっていたと思います。


 とまぁ、時に脱線しつつも、ランチも食べて、少しずつ前進し、縄文杉に到着!2人とも見上げるやいなや歓声をあげて、満面の笑みでご対面できました。ボクも正直な所、ここまでたどり着けるかどうか心配だったので、ホッとできました。

 で、朝からボクらと近いペースで歩いていた家族がいたのですが、なんと2歳児の男の子ががんばってました〜!まぁ、ほとんどはお母さんにだったこでしたが、2歳児も縄文杉で大興奮してました。大人になって覚えていることはないと思いますが、きっと心の奥底に縄文杉が立ったのではないかと思います。今日のヒーローであった事は間違いなしです。かわいかった〜。


 そして、登りよりも時間がかかるであろうとボクが踏んでいた下山の時間がやってまいりました。登山は登るよりも下る方が重要でして、集中力を発揮させてがんばりました。足元がフラフラする傾向があったのでボクが手を伸ばせない所は、「赤い糸」ならぬ黒いロープでイトウさんとボクが結ばれることに!両手がふさがっていたので、ちょいとこの辺の写真が少ないのですが、急な階段もなんとか安心して下る事ができました。


 でもって、トロッコ道に戻ってきて、シモナシさんもトイレに間に合い、ホッと一息。戻ってきてみればしっかりと最終バスを狙える時間でした。といっても、無理はせずにボチボチ歩く感じで突き進みました。小杉谷集落跡まできて、ブレイクタイム。イトウさんもシモナシさんも足以外は(笑)元気でして、ユルい時間を過ごせました。結局、この時点で2歳児の家族とボクらが日帰り登山の最終チームに。


 ボクらが先に出発したのですが、残り20分というところで例の家族に追い抜かれ、ダントツの最後尾に。お母さんが抱っこする後ろ姿がかっこよすぎました。ちびっ子も途中でわーわー泣いていた時もありましたが、この辺は意外と余裕な表情でこれまた可愛かったです。


 そんなこんなで最終バスの5分前に登山口到着ッ!タクシーになるかと思われた時もありましたが、制限時間をめいいっぱい使って、笑顔で戻って来れました。12時間ちょいのフル活動で、素晴らしき縄文参拝となりました。

2013年10月26日土曜日

台風あけは寒かったぁ〜。

 本日は屋久島3度目のコンタニご夫婦と一緒にNO YAKUSHIMA NO LIFEしてまいりました。今年の3月には大晴れの宮之浦岳も登り、翌日にモッチョムにも登った二人なのですが、昨日は思いっきり台風ッ!実は今回の屋久島旅行のために送った登山道具を含む荷物が屋久島に届いていなかったんです…。体だけはなんとか入って来れたのですが、昨日は思いっきり台風の影響にて中止だったのであります。今日のウェアなどは全て屋久島にて調達!「体だけ屋久島に来れればなんとかなるもんだねぇ〜」と笑いながらの朝でした。

 で、本日は北部に雲がかかりそうな感じだったので、南側に向いた場所へ行く事に。屋久島って風向きでその場の天気が変わるので、チョイスする場所でだいぶ楽しさが違ってくるなぁと。青空めがけてスタートしました。淀川はいつもよりちょっと水量多めで、嵐のあとの美しさが際立っておりました。


 そして、ぐんぐん標高をあげていくと雲ひとつない天気!まさに台風一過であります。島の西側を台風が通過すると雲が残りますが、今回は東側に台風が流れてくれたのでスペシャルな快晴となりました。


 しかし!数日前のぬるい気候とは裏腹に、風が冷た〜い!コンパスを使って、風向きを見たのですが、真北からキレイに雲が流れていました。そりゃぁ、寒いわけです。ほんの一日で季節が変わってしまうのが面白いなと。北部の山には雲がかかっているようでしたが、ボクらの上はすかっとした雲が広がっておりました。


 でもって、花之江河付近でワイワイガヤガヤ。風通しの良すぎる所へ行きました。寒〜い!風が猛烈でした…。台風の吹き返しってヤツです。岩陰に隠れると平和な空間で太陽が身にしみました。
 そして、登場。奥さんのリュックから日本銘菓シリーズです。花之江河では京都(だったかな?)の銘菓が登場し、下の写真は青森のリンゴ銘菓!ひとつのリンゴから2枚しか取れないという美味をいただきました。ゴチでした!


 岩陰に隠れていても時たま流れ込んでくる風は冷たかったです。11月下旬のような寒さでした。レンタルしたウェアなどを着込んで、談笑タイム。屋久島に届かなかった荷物の手配もできました。


 でもって、花之江河のデッキまで戻ってランチタイムに。風が吹いたり止んだりしましたが、お食事中の鹿を見ながら弁当をほおばれました。もちろんボクらが食べ終わった後も鹿ちゃんたちはお食事を続けておりましたが。


 そして、ランチ後に「今日はちょっと変わったデザートがあるのよ!」と奥さん。「普通は観賞用なんだけどねぇ〜」とコンタニさん。何が出てくるんだ!とドキドキしていたら、な、な、なんと食用のほおずきでした〜!こちらは岩手産です。コンタニご夫婦が来ると全国の銘菓が屋久島に集結します。


 そんな満たされるランチ後は体が冷える前に下山開始。今年はなんども登場している写真ですが、小花之江河の白骨樹に着いているナナカマドが葉を落とし、実だけになっております。ん〜、侘び寂びであります。


 と、健脚なお二人なのでグングン下って、一気に淀川まで下りて来れました。西日が差し込んで、橋の上から二人のシルエットが見えました。ん〜、ロマンチックな青春です…。この青春が何十年続いているかは、このブログでは差し控えておきましょう。笑。


 そんな太陽と水の美しさに心を奪われながらコーヒーブレイク。美味しくもホッとできる時間でありました。この辺は風も強くなく、ボ〜っとできました。


 そんなこんなで無事に下山完了!昨日の荒れまくりな台風の名残りを感じつつ、爽快な晴れの中を歩く事ができました。寒かったけど、気持ちよかったなぁと。そして、車に戻ると本日を締めくくる銘菓シリーズが!ボクも小さい頃によく食べた山形の銘菓であります。うまいッ!さすが奥さん、日本を食べ尽しております。


 そして、お別れの時に奥さんがお菓子ではなく、うちの子にお手製お土産を渡してくれました。小さい子でも回せる折り紙のコマ。帰ってすぐに子どもに渡したのですが、完全に虜になっておりました。下の写真、久々にこのブログに登場するうちの子です。「かわいい〜〜〜!」という声が聞こえてきそうですが、本当に可愛いです。


 というわけで、昨日からてんやわんやな天候でどうなるかと思いましたが、今日はのんびりまったり(ちょっと寒かったけど)、爽やかな一日を楽しむ事ができました。どんどん秋がディープになっていく、台風一過でありました。

2013年10月25日金曜日

昨今の台風は…。

 とりあえず、台風27号は屋久島を強風域に巻き込んで東へ進んでおります。これといった被害はないようです(今の所は…)。今日もガイドの予定ではありましたが、完全中止に…。自然の力には逆らってはいけませんしね。

 で、「今年は10月に入ってから台風が多いなぁ〜、異常気象だ!」なんて、よく聞くのでちょいと調べてみました。下の表は気象庁の統計のページからの抜粋です。昨年も10月と台風が発生数した数は同じですね。2007年はひとつ多い。まぁ、許容範囲内かなと。


 で、ここ数年の発生状況はというと、10月は「3.6」個。合計数はあと2個で30個の大台に乗ってしまいそうです。発生数だけで見れば、今年はやや多いのかなと。異常まではいきませんが…。で、12月にも発生しているんですね。夏がダントツですが、冬でも台風あるんだなぁと。


 といっても、発生数だけでは屋久島、および日本に影響があるかどうかはわからないので、接近数も出てます。10月だけみると、2004年と同じ回数が接近しています。こちらは九州地方の接近数です。


 この下の表は本州の接近数。おおよそ同じですが、2004年は地獄の年だったなと…。この9年前に比べたら「異常気象だ!」なんて叫ばなくてもいいなぁと。


 で、屋久島に住んでいる感覚からすると、今年は台風の影響がかなり少ない感じです。昨年は9月に入ってから、毎週末に影響を受けていましたし…。今年に限って言えば台風よりも、夏の降水量の少なさの方が自然に及ぼす影響が多かったと思います。樹々や植物たちも例年とは違って、早くも冬支度を始めているように見えます。

 というわけで、明日からは台風一過の晴れになりそうな気配。山はここ数日間、ず〜〜っと雨だったので、降水量が少ない夏を少しでも挽回できたかもしれません。明日からの山、どうなってるかなぁ〜。ちょいとドキドキな夜であります。

2013年10月22日火曜日

降水確率10%の良い雨でしたぁ。

 本日も元気モリモリ、ジュンコちゃん&トモちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりましたぁ。以前のスケジュールだと、ボクはガイドではなくトイレ&山小屋清掃パトロールで縄文へ行く予定だったのですが、諸事情によりスケジュールが変更になりました。その隙間に入り込んできたのが、ジュンコちゃん&トモちゃんだったのであります。今日も明日もお問い合わせしていただいた方がいたのに、ガイドできずに申し訳ありません。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 でもって、本日はというと降水確率10%の晴れ予報だったのですが、1時間ほど歩いた小杉谷集落跡からそこそこの雨が降り始めました。台風の影響が出始めたかなと。まだ遠い場所にある台風27号ですが、空はつながってます。里はそんなに降らなかったみたいなので、山の雨だったようです。そんな感じだったので、傘をさしつつルンルントロッコ道を歩きました。


 すると、後ろからドドドドドという音が…。登山口でスタンバイしていたディーゼルトロッコがやってきました。今日はトロッコ終点にあるトイレの汲取作業でして、2往復しておりました。お疲れさまです!そして、ありがとうございます!


 とまぁ、なんとかトロ道を歩き終え、山道に突入したのでありますが、本日のジュンコちゃんは筋肉痛マックス!昨日は白谷へ行ったとのことで、若さあふれる翌日の筋肉痛だったのであります。対するトモちゃんはなんてことはなく元気いっぱい。日頃の運動の成果が出たか…。
 で、初めの急斜面でボクらの前を歩いていたのは、なんと3歳の女の子!お母さんが手を取ろうとすると振り払って、自分の足でガンガン登っておりました〜!力強くもあり、たくましくもあり、とっても可愛かったです。すると、さっきまで「筋肉痛が〜〜〜〜」と叫んでいたジュンコちゃんが「もう辛いなんていってらんない!」と3歳の子に勇気づけられておりました。


 そんな3歳児にパワーをもらいつつ、ウィルソン株に到着。この辺からまた雨が強くなり始めていたのですが、しっかりと愛の撮影会。今日は登山者が200名ほどだったようで、株周辺はガラガラでした。


 で、雨が強くなってきたのでランチをどこで食べようか考えていたのですが、まだまだ歩けるトモちゃんと筋肉痛でがっつり歩いた方がいいジュンコちゃんだったので、遠回りして雨がよけれるところでお弁当タイム。雨の音を聞きながら、平和なランチができました。


 ちょいとのんびりしすぎてしまったので、後半ががんばりました〜!雨も弱くはならず、ガンガン歩くにはもってこいだったかなと。途中で、笑顔を忘れそうになりつつも、無理矢理笑顔を作ってがんばりました。いつのまにか森の中は濃厚な霧の世界に…。いつも以上にディープ度数が高かったです。


 そんなこんなで雨も汗もごっちゃまぜになった状態で縄文杉に到着!ボクらが着いた時は貸し切り空間でご対面できました。しっとりとした空気の中で、縄文杉はかっちょよかったです。濃厚な霧だったので、上の方は完全に雲の中に隠れていました。神秘の縄文だったなと。そんな時間をいろいろと楽しみつつ、バスに間に合うように下山を始めました。


 縄文付近で雨雲のレーダーを確認したのですが、屋久島の山だけ降り続きそうな気配。滑らぬようにガンガン歩きました。
 で、帰り道もウィルソンで愛の撮影会。綺麗なハートを写真にすべく、ハッスルしてしまいました。気づいたらここでも30分という時間が…。思わず、燃えてしまいました。ちなみに下の写真は雨に濡れる女、ジュンコちゃんです。決まってます。


 そして、思わず長居してしまったウィルソンを出発して、飛ばしました。一瞬だけ雨が止む時がありましたが、今日の雨はよく続いたなと。豪雨まではいきませんでしたが、それなりの雨が降り続きました。止まると体が冷える季節ですので、歩き続けるにはちょうどよかったかなと。


 かなり時間をかせぐことができたので、小杉谷集落跡にてココアブレイク。ちょいと冷え始めた体と心に染みました。ホッとする良い時間だったなと。休憩所内はかなり暗い状態でボクもヘッドライトを付けて喫茶店のマスターをしたのですが、出発直前になって屋久島ヘビーリピーターのトキちゃんがその場にいることが発覚!ビックリ!気づいていたら、ココアを一緒に楽しめたのに、ボクの周りを見る目もまだまだ力不足だったなと…。トキちゃん、すまぬ…。


 というわけで、最後は標準コースタイムよりも7分も速く歩けて無事に下山完了!2人とも元気いっぱいで戻って来れました。狙ったバスに乗り込む事ができました。まぁ、バスから降りたら、足腰痛がっておりましたが…。
 そんなこんなで、降水確率10%の大雨が身にしみつつ、一日中ワイワイガヤガヤ楽しき縄文参拝となりました。