見本のような歩きで縄文へ。

　本日も元気いっぱい、テラッピと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。実はテラッピ、数年前にボクがガイドをしたモッちゃんの同僚でして、会社でも机が前後という超近い存在でして、美屋久の輪が光る出会いでした。さらにはテラッピが屋久島に来てから知り合ったヤツらが、ボクともすんごい近いお友達。つながりがつながって、朝から緊張感ゼロでした。笑。まぁ、テラッピはこれから始まる長距離縄文トレッキングにやや不安げな様子でしたが…。

　とまぁ、狙ったバスに乗り込む事ができ、レッツ縄文杉！太陽が昇り始める前にスタートして、ジワジワと昇ってくる太陽が良い演出をしてくれました。ちょこっとだけ東の空には雲があり、夕焼けみたいな朝焼けでした。

　と、屋久島トークをしつつ、たまにモッちゃんトークを交えつつ、小杉谷集落到着。ここで朝ご飯を食べました。こんなアウトドアな場所で朝ご飯ていいもんです。

　で、今日の朝はそれほど湿度が高くなかったのですが、木漏れ日スポットでは良い感じに木漏れビームが炸裂しておりました。今年の８月は晴れの日が多く、それでいてボクも真面目に縄文杉ガイドをしており、個人的に木漏れビーム率が高いです。朝のこの時間しか見れないだけに、何度経験してもいいもんです。

　そんなこんなでトロッコ道はずっとしゃべっていたような気がするのですが、いつの間にか長い道が終わっておりました。トイレ休憩をしつつ、おしゃべりしているとドドドドっという音が…。久々に一番パワフルなトロッコが登場しました〜。これまたいつ見てもカッチョ良いなと。昭和35年製です。もう還暦を超えるほどの現役！

　と、そんなトロッコにも会えたのですが、ここからの山道が本番。まだ不安げな表情をしているテラッピではありますが、あんまりはりきらずにボチボチ頑張りました〜！山登りはそこそこしているとのことで、足取りも安定しており、順調に歩を進めました。屋久島に来てからデジカメが没したとのことで、相棒はiPhone！最後の方で容量がなくなってしまうほどにパシャパシャ撮りました。

　ウィルソンでもしっかりと愛を切り取りました！若い人達にけっこう抜かれていたので、ウィルソン株はそこそこ人がいるかなぁと思っていたのですが、歩くのが速い人は立ち去るのも早いので、株の中は貸切でいい感じでした。

　そして、急斜面に突入〜！全身でモリモリ頑張りました〜！そこそこ涼しい風が吹いてくれたのですが、吹き出る汗はなかなかのもんでした。もう真夏は過ぎ去った雰囲気ですが、まだまだ夏は終わらない！写真は一息つく、テラッピ。だいぶモッちゃんにも鍛えられているようで、弱音一つなく急斜面を乗り切りました。

　その後はというと、見本とも呼べるペースでテクテク進みました。いろいろとしゃべりながら進んでいたら、いつのまにか縄文杉に到着ッ！歓声をあげつつ、長距離を歩ききった者だけに与えられる感動を味わう事ができました〜。

　ボクらが到着した時は、デッキの上に男性１名のみ…。テラッピもすかさず最前列に行き、縄文杉に熱いまなざしを送っておりました。その後はジワジワとデッキの上に人が集まってきましたが、混雑まではならず、まったりした良い時間でありました。

　

　と、あまり長居しすぎても同じ道のりが残っているので、下山開始。実は朝から情報を仕入れていたのですが、５０人の少年少女チーム軍団が縄文を目指していたんです！巻き込まれたらひとたまりもありません！ボクも長年のガイドのカンを働かせつつ、ランチタイム。だいたい想定通りにかわす事ができました。下の写真に写っているのは軍団のほんの一部。先頭も最後尾もこの写真には写ってません！長〜〜〜い！

　と、大軍団が過ぎ去った後はまた静かな森を下山。ランチ後に眠くなりつつも、順調なペースでトロッコ道までおりてこれました。「足がプルプル…」といいつつも、意外と上半身は元気なテラッピ。アウトドア慣れしているなと。

　でもって、テラッピを先頭にして歩いたらまだまだ速い速度で歩いちゃってノリノリのペースに。眠気を飛ばすため、いい感じでした。テラッピ的な表現を借りると「惰性で歩くと速い」とのことです。笑。

　もちろん時間に余裕もあって、沢にてブレイクタイム。水と戯れて、まったりしっとり良い空間でした。水量は減ってます。次の台風まではなんとか沢で遊べそうな感じです。

　とまぁ、その後もテラッピの「惰性なる歩き」はとどまる事を知らず、グイグイ進んで無事に下山完了！終わってみれば、完全に見本とも言えるほぼジャスト１０時間の縄文参拝。登山口にちょいと忘れ物をしつつも、次の便のバスで忘れ物が届いて、すっきり！当初の不安をよそに、ワイワイ楽しき一日でありました。