2013年4月7日日曜日

本日は雪の降る縄文でした。

 本日も元気いっぱい、サクラギさんと一緒に縄文杉へ行ってまいりました〜!実は昨日縄文に行く予定だったのですが、全国的な大荒れな天気が屋久島にも来襲しており、縄文ツアーが中止。今日は白谷へ行く予定だったのを縄文へ変更。さらには朝からハプニングでご主人が体調不良に…。急遽、奥さんと縄文へ行く事に!旅は何がおこるかわからないものであります。

 という七転び八起きな展開で、登山バスに乗車。昨日の大荒れ天気でツアーが中止になった人もいたのか、満席発車でありました。ボクらは補助席でゆられました。


 そして、登山口へ着くと今度は暴風!雨はたいしたことなかったのですが、ドキドキな朝でありました。昨日は相当荒れたんだろうなと。
 とりあえず、テクテク歩くこと数分。線路上に落石&落苔がッ!ちょうど道をよけて落ちてきてくれたようで、なんてことはなかったです。昨日だったら、当たっていた可能性もあったかもしれません。

 

 とまぁ、思っていたよりも寒い日であったのですが、ときどき風&雨が顔にビシバシあたってきました。「なんか雨にしては痛いなぁ」とフリースの袖を見ると、アラレでした!ヒョウじゃなくてよかった。そして、寒かったんだなと…。


 体を動かしていれば、ちょうど良い気温でして、桜木さんもボクが「休憩します?」というと「まだ大丈夫かな」という感じで、快調にトロッコ道を進みました。すると、そこそこ大きな落石が!これまた昨日の嵐で落ちてきたものと思われます。レールの上にがっつり…。ん〜、昨日は歩かなくてよかったなと。ふ〜。場所は「屋久島ガイド業界用語」で言うと「ツガ倒木」の5分ほど先です。他にも落ちそうな岩が点在しているだけに、今後の嵐も要注意です。


 すると今度は猿の群れと遭遇。ちょっと写真ではわかりにくいですが、子猿をかかえておりました。数日前に産まれた感じの子でした。例年より猿の出産も早いです。これから新しい命がどんどん産まれてくると思うと、なんだか元気になれました。


 そんないろいろあったトロッコ道ですが、おしゃべりしまくっていたら、いつまにか終点に。いざ、山道であります。で、歩くこと数分、今度は発泡酒の空き缶が落ちていました!おそらく、山中泊した人が落としていったものではないかと思われます。さすがに日帰りでアルコールを飲む人はいないと思うので…(過去にドイツ人をガイドした時に水代わりにビールを飲んでいた例もありますが…)。意図的に落としたものではないとはいえ、みなさん気をつけましょう!

 

 見本のようなペースで歩ける桜木さん。ウィルソン株もほぼ貸し切りの状態でご対面できました。残念ながら、今日はご主人が隣にいませんが、あとで合成できるように(?)ご主人をはめ込み画像で入れれるアングルで愛の撮影会。


 んでもって、ここからはさらに寒くなってきました。泊まりだった人たちが「縄文杉は雪だったわよ!」と声をかけてくれました。寒かったので、急斜面も汗すらかかずにクリア。すると、苔の上にシュガーパウダーが…。美味しそうでした…。


 この後も、屋久島トークをたくさんしつつ、雑談も織り交ぜて進んだのですが、登山道も徐々に白くなっていきました。まぁ、アイゼンやゴムスパイクもいらない状況でありましたが、4月の雪はなんだか名残り雪であります。例年、4月の頭に最後の雪が降るのですが、今日の雪はまさにそれだったのかなと。



 とまぁ、ほとんど滑ることもなく、一気に縄文杉へ突進しました。寒いから、体の疲れも少なく快調でありました。
 桜木さんは初対面するやいなや、後ろにのけぞるほどに縄文様に圧倒されておりました。長い道のりを歩いてこそ会える森の重鎮。今日は霧の中にたたずんでおりました。


 でもって、デッキの上は真っ白。積雪3センチといったところでしょうか。立ち止まっているとかなり寒くなりましたが、人も少なくご挨拶できました。その後のランチもみそ汁が身にしみたのはいうまでもなく、手がかじかんで極寒でありました。

 

 のんびりしているとじわじわと寒さが体の芯にまで到達しそうだったので、レッツ下山。すぐに温まりましたが、個人的にはこの寒さとも来シーズンまでお別れかと思うと、メランコリックな気分になってしまいました。ちなみに帰り道は雪もかなり溶けており、サクサク下りれました。桜木さんも笑顔を残したまま、ナイストレッキングでありました。


 でもって、下りのトロッコ道も風のようにサササ〜ッと歩くことができ、ずっとおしゃべりしながら快速で進めました。それにしても、今日の橋は怖かった…。橋の真ん中辺りで、突風が吹き、手すりを頼るほどでありました。危うし…。
 そんな橋を眺めながら、コーヒーブレイク。岩陰でもけっこう風が入ってきて寒かったっす。


 というわけで、最後はちょっと頑張って、狙ったバスに乗り込むことができました〜。雨に風に青空に雪に太陽にと天気のすべてを体験してしまうという、一日で何度でも美味しい日となりました。今日も濃厚な縄文参拝で楽しき時間を満喫できました。

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