2013年4月5日金曜日

花の散るらん。

 本日も元気いっぱい、ワタナベさんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。4月に入ってからというもの、卒業旅行の学生さん達もいなくなり、寂しいような、空いていて気持ちいいような…。バスもスムースに乗ることができ、ナイスなスタートがきれました。

 とりあえず、朝ご飯を平らげレッツ縄文。ワタナベさんは普段からちょこちょこ山登りやらウォーキングをしているとのことで、快調な滑り出し。暗い道のりもなんのそのでありました。下の写真は洞窟ではありません。トンネルです。


 テクテク歩いて、屋久島トークに花を咲かせていると、トロッコ道上に桜の花がたくさん散っておりました。花の散るらんでございます。今年の桜も終盤の終盤。花付きはやや少なかったものの、いいもの見せてもらいました。ときどき、桜吹雪が舞い、良い演出をしてくれました。まぁ、風吹というほど散ることはありませんが…。


 標高の低い所は花の付いている木がなくなっていますが、トロッコ道終点近くはまだ淡い色のモコモコが残っております。明日は嵐の予報なので、全部散っちゃうのかなぁ〜。

 とまぁ、後半のトロッコ道は眠気と闘いつつも、なんとか眠ることなく山道へ突入。さすが山に慣れているだけあって、ワタナベさん順調です。どんどん変化していく森に敏感になりながら進みました。ウィルソン株もほぼ貸し切りでして、愛の撮影もばっちり。「あやからないと!」と気合いの入ったワタナベさん。きっといいことあるはずです。


 そんな甘い時間を過ごした後は急斜面で辛い時間に。それでも涼しい風が応援してくれて、気持ちよかったです。すると、ボクの目の前にピヨピヨとヒガラくん登場。かなり近距離でした。くちばしに糸くずのようなものをくわえていたので、巣作りでもしていたのでしょうか。一番近距離の時は1mぐらいまで近寄ってきました。可愛かったっす。

 

 その後も、屋久島トークに屋久島トークを重ねて歩を進めました。天気も太陽が出たり、曇ったりと、爽やか。苔の乾き具合は目を向けず、森を堪能できました。


 で、縄文5分手前まで来ると、女の子好きマラソンランナーのNさんとすれ違いました。「オレの手は冷たいんだよぉ」と握手を求めるNさん。こう見えて、縄文杉に百数十回も登っているガイドで知らない人はいないほどの有名人なんです。若い女の子達の手のぬくもりがそのまま歩くパワーになるのでありましょう。あと数百回は登って欲しいなぁ〜。


 とまぁ、Nさんの手を温めつつも、流れるように縄文杉へ到着!順調に来れただけあって、ガラガラの時間帯でナイス!ワタナベさんも歓声をあげて初対面できました。屋久島のカリスマは今日もオーラを放っておりました。初対面して数分間は完全に釘付けになるワタナベさんでありました。


 写真を撮ったり、ワイワイしてから、ランチスポットへ。今日はワタナベさんの健脚もあったので、高塚小屋まで足を伸ばしました。そろそろリフォーム工事が始まるという噂もあるので、古き姿を写真にもおさめました。確かに世界自然遺産20周年になるのでありますが、高塚小屋はもっと古い昭和45年築(だったと思います)。かれこれベースは半世紀もたつんですねぇ。さすがに老朽化もしてきているので、ここらでバシッと立て替えたいところであります。

 

 小屋周辺は外人さんが2人ほど昼寝をしていて、他には誰もおらずのどかで優雅なランチタイムとなりました。

 お腹も満たされたので下山開始すると、日帰り登山の後半部隊は団体様ご一行がけっこうな列を作っておりました。今日はタイミングが良かったなと。ウィルソンも縄文もガラガラの時間帯に満喫でき、良い流れでありました。


 下りも順調でありまして、ワタナベさんの膝が微笑み始める頃にトロッコ道へ出れました。その後はサクサク歩くことができ、雑談してたらいつのまにか休憩ポイントまで歩いてました。


 沢のせせらぎをBGMにコーヒーブレイク。ひょっとしたら雨が降るかもしれないと思っていたので、これまた良いタイミングでブレイクできたなと。沢の水たまりには山桜の花びらが落ちていて、わびさびでありました。ゆるい時間だったなと。


 でもって、歩きにくくなるトロッコ道の20分ほどは無言に!そうです、「無の境地」ってヤツです。何も考えずにただ歩く…。時にはこんなことも大切かなと。日常生活では頭の中がごちゃごちゃしていると思うのですが、フッと脳みそが0(ゼロ)になるっていいことかなと。


 そんなこんなで無事に下山完了!登山口に着いたその瞬間にバスが出発していきました〜。ハハハ。まぁ、途中でギリギリ間に合うか間に合わないかの瀬戸際だったので、急いでも特にいいことはないので、次の便に余裕の乗車となりました。
 というわけで、桜の季節が終わりを告げつつ、爽やかな風に吹かれた気持ちよしな一日となりました。

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