2013年3月16日土曜日

志戸子岳へお参り。

 本日は、いつもお世話になっているC隊長のふるさとである志戸子地区の山である「志戸子岳」へ行ってきました。何を隠そう、ボクは椨川という集落なので、完全なる部外者なのですが、区長さんもCおじさんもとっても温かく受け入れてくれました。迷惑をかけないように、身も心も引き締めての参加でありました。


 でもって、昔と地形は変わっていないものの、山頂の名前はいろいろと変わっていたり、隣の集落といろいろ駆け引きがあったりと、区長さんとCおじさんの楽しいお話を聞きながらの登りました。ボクが屋久島に来た頃は、おじちゃんたちの話が9割わからなかったのですが、今ではわからない言葉は1割ほど!成長したなぁと思いつつ、まだまだ修行の身だと感じました。
 しかし!そんな楽しい話なのですが、道だった所は道ではなく、草ぼうぼう。コンパス片手に隊長がサササッと登っていきます。さすが志戸子の男です。


 区長さんも10年ぶりの岳参りだったようで、完全に雲の中でしたが笑顔満点でした。同行していたTちゃんも「なんか普通の登山とは心の持ち方が違うよね」と屋久島の山登りのルーツを体験できました。
 でもって、この山には祠はなく隣の山にあるのですが、「一等三角点」がありました。屋久島では2ヶ所しかない一等三角点。もう一つはもちろん「宮之浦岳」です。


 というわけで、里から持ってきた塩とお米と焼酎でお参りしました。僭越ながらボクもやらせていただきました。言葉ではうまく表現できませんが、山を尊ぶこの気持ちをいつも持ち歩きたいなと。区長さんやCおじさんは普段は全くといっていいほど、山には行かないのですが、いろんな話から「山を思う気持ち」がビンビン伝わってきました。これまた屋久島山岳信仰のルーツをかいま見れた瞬間でありました。


 そんなこんなで昼飯を食って下山開始。帰り道に樹齢はそれほどでもないのですが、面白い形の杉が立ってました。今日、一番フォトジェニックな瞬間だったなと。


 そして、この下りが本日一番の盛り上がりでした〜!ズンズン進んで、山こえ谷こえ、下っていったら…。な、な、なんと!隣の集落に(一湊)到着してしまいました〜!思わず、集落一つ分を縦走してしまいました…。良い子は決して真似してはいけません…。


 そんな大笑いの岳参りが終わった後は、公民館で鹿煮が待っていました!うま〜〜いッ!これまた昔から続く味なんだなぁと。ごちそうさまでした!もちろん今日の岳参りの話題で盛り上がり、「It's a real Yakushima.」といった一日となりました。


 ちなみにどこの山に登ったかというと、里からはかなり目立たない山です。下の写真を参照してください。


 というわけで、屋久島の心のルーツを身体で感じれた一日となりました。山や森も深いけれど、心も奥深い土地です。

2 件のコメント:

  1. 昨日はお疲れ様でした。そしてありがとう!!
    こりずにまたお付き合い下さいm(__)m

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  2. 不惑の男にどこまでも着いていきますぜぃ!
    こりずにまた誘って下さいm(__)m

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