2013年3月1日金曜日

春が始まっていました。

 本日は昨日に引き続き、ユキくん&ナオちゃんと白谷〜太鼓岩まで行ってまいりましたぁ。前日の疲れをちょいと引きずりつつ、笑顔は満点。しかし、昨日とは打って変わって朝の天気は豪雨!雨雲レーダーを見ると、島の南部はかなりの雨量だったようです。そんな天気にも関わらず、北へ車を走らせると青空が広がり、道路も乾いていたのです。今日は北と南で全く正反対の天気でありました。なんとも面白い島です。

 で、準備運動をしてレッツ白谷。一応、レインウェアを着ていたのですが、まとまった雨が降る気配がなかったので、歩いてすぐに脱ぎ捨てました。ときどき、生ヌル〜い風が吹き、春の訪れを感じさせました。すると、ニョキニョキしたものが登山道脇に。マムシグサが元気いっぱい発芽中でありました。考えてみると、ボクも2013年初白谷だったので、春の訪れとともにフレッシュマンな感覚でした。


 まとまった雨はなかったものの、苔もフワフワしていてナイス。昨日は巨木の森にみせられたので、本日は苔モード。ナオちゃんも「なんか屋久島の森を歩いて苔が好きになったみたい」と一言。「苔ガールになったらいいかもよ!」と勧めたのですが、やめとくそうです…。


 日当りの良い所は、ナチシダの新芽も勢いがありました。この曲線美…。しびれます。


 とまぁ、昨日よりもテクテク歩きに磨きをかけて歩いていると、見慣れぬ風景が!直径1m以上の巨木が倒れていました!しかも、丁寧に道もできてます。

 

 その巨木が立っている所はご覧の通り青空が見えております。


 この冬に立ち枯れた危険木を処理した後でした。実はこの木、ボクも目星をつけていた木で、過去の写真を探したら出てきました。順番が逆ですが、ビフォアーアフターです。いつ倒れてもおかしくない木に見えていましたが、今回処理された切り口を見ると意外と中が詰まっていてしっかりしてました。


 縄文杉以上につい道草を食ってしまう白谷の森でありますが、例外に漏れず寄り道と道草を繰り返しながら前進しました。時々、小雨がちらつくものの、すぐに太陽が出て、実にいい雰囲気でした。沢沿いで休むユキくんとナオちゃん。ん〜、絵になるなと。


 んでもって、苔がディープな所で光り輝く風景が登場しました。ちょいと写真ではわかりにくいのですが、雨がぱらついているところに太陽光線が差し込み、まばゆいばかりのキラキラモードに。この後も、数回ほどキラキラモードが登場し、そのつど感動してしまいました。


 まったり歩いていたので、苔むす森の手前でランチタイム。ずっと立ち止まっていると少し寒くなる程度で、気持ちよかったです。
 今日の白谷は3月に入ったにもかかわらず、まだまだシーズンオフでありまして、ガラガラ。ご覧の通り、いつもは「もののけ祭り」になる苔むす森も完全に貸し切り状態。緑色の世界に酔いしれてしまいました。昨日に引き続き、ここでも年賀状候補を多数撮影。あとで話していたのですが、ユキくんが「6年分の年賀状はオッケーです」と。ナイスです。


 その後は、徐々に急になっていく坂をグングン登り、一気に太鼓岩へ!奥岳までは見えませんでしたが、予想以上に視界が広がっておりました。雲の動きがまた素晴らしく、みんなで心を奪われてしまいました。若干、ナオちゃんの腰がひけているのは目をつぶりましょう。


 とまぁ、飛んだり、叫んだり、風に身を任せたり、良い時間でありました。もちろん桜はまだ始まっていませんが、これから咲くぞ!って雰囲気がよかったです。
 でもって、下山開始。帰りもテクテクと雑談やら屋久島トークをしながら歩きました。ちなみに昨日覚えた花の名前も最後は一発で言うことができました。オオゴカヨウオウレンが旬であります。


 今日も沢近くでココアブレイク。川のせせらぎを聴きながら、ユルい時間だったなぁと。その後も道草を食いながら、無事に下山できました。
 ナオちゃんも最後に「心地よい疲労感!」と一言。春の訪れにドキドキして、身も心も緑色にそまれた一日となりました。

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