2012年10月15日月曜日

霧のち豪雨な森でした。

 本日も元気いっぱい、台風の影響が早くも出始めてしまったのかという天気の中で、エミコさん&タミコさんと一緒に白谷雲水峡へと行ってまいりました。何を隠そう、エミコさんは去年の9月に来島したチカちゃんの職場友達。美屋久の輪でありました。加えて、タミコさんは7〜8年ほど前に屋久島に来たことがあるとのことで、今回は姉妹で白谷狙いという運びだったのであります。

 そんな感じでレッツスタート。歩き始めてすぐに濃厚な霧が出始め、これぞ屋久島らしい世界が広がっておりました。エミコさんも念願の白谷に来れた喜びからハイテンション。テクテク歩きました。で、飛流橋へ着いて、飛流落としの滝を見ていたら、お猿の群れが大盛り上がり!ボクらのすぐ脇を通って運動会状態でした。なかなか素早い動きで、カメラでは捉えれませんでした。よ〜く見ると、このお猿は背中に子どもをのっけてます。


 そして、濃厚な霧がかかる時はクモの巣も芸術の領域へと進化します。張りつめられたクモの糸に水蒸気がつかまり、ジュエリーな姿に。エミコさんも「クモの巣も美しく見えちゃうのねぇ〜」と森の素晴らしさに心を奪われておりました。


 でもって、運命の別れ道へ到着。ハード系の道のりを行くか、ソフト系の道でのんびり行くか、2人の決断は…。エミコさんが問合せの時点から膝がちょっと弱いということだったのですが、選んだ道はハード系ッ!ガッツリ歩くことになりました!
 さらにこんな霧が濃い日はただでさえ心奪われる風景が多いので、いつも以上にのんびりテクテク歩きました。


 今月はかなりの度数で濃霧になっていますが、今日も凄かったです。30m先は闇の中といった感じで、幻想的な空間。自分が生きているのか死んでしまったのか、よくわからないほどに素晴らしき森でありました。


 で、タミコさんはというと沢渡りがちょっと苦手…。といいつつも、昨年も富士山に登ったということで足取りは安定しておりました。写真は「これからここを渡るのかぁ〜」といった目線を送るタミコさんです。


 とまぁ、ハード系の道のりもなんとかクリアして、充実の森を堪能できちゃいました。楽な道よりも辛き道の方が満足度が高い。人生と同じかなと。


 でもって、山小屋付近に到着して、お昼時間だったのでランチタイムに。おいしいランチをほおばったのですが、ボクらが食べ終わったその瞬間に良い雨が降ってきました〜!ランチ後に雨が降るという打ち合わせがあったのではと疑ってしまうようなタイミング。絶妙でした。すかさず、トイレがてらにレインウェアにお色直し。紫&ピンクのレインウェアが光ります。


 かなり潤いまくりの雨だったのですが、時間と天気と体力を考慮して、辻の岩屋まで歩きました。雨宿りがてらに休憩タイムでゆる〜い時間でありました。


 でもって、お待ちかねの下り道。膝が弱めといいつつも、ここまで順調にきたエミコさん。「え〜、下るの〜」といういいつつ、頑張っちゃいました!
 今日は鹿がほとんどいなかったのですが、「鹿ちゃん出てこないかなぁ〜」なんて3人で話していたら、苔むす森の舞台に出てきてしまいました〜!これにはボクもビックリ。このタイミングで出てきてくれるとは…。しかも、母と子。ん〜、下りを頑張ったご褒美だったかなと。写真の中央左下にいるのが鹿ちゃんです。目を凝らしてご覧ください。


 そんな神がかった「苔むす森VS鹿」を体験してから、小屋にてブレイクタイム。だんだん強くなっていく雨を眺めながら、良い時間でありました。雨の音って落ち着きます。10月も中頃ですが、それほど冷たい雨でもなく、ちょうどよかったかなと。


 そして、ここからも雨は強くなっていきました。本流の沢を渡る所では、なんとか石の頭が出ていて渡れました、これまたタイミング良し。あと1時間遅かったら渡れなかったかもしれません。
 で、入り口近くの憩いの大岩付近も増量御礼中でした。まずは朝の写真。透き通る水と緑が美しいかなと。


 そして、帰りの同じ場所です。濁流で朝は見えていた岩すら見えません。


 ついでにもう1パターン。朝の飛流おとしです。濃霧の雰囲気と滝の雰囲気がナイスです。


 そして、帰りの飛流おとし…。爆発してました〜!もちろんレインウェアのお色直し後です。


 そんなこんなで、濃霧の森を楽しみつつ、潤いまくりの苔と戯れ、最後は大雨でしめるという、白谷にはもってこいの天気で、ワイワイガヤガヤ楽しき一日でありました。

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