2012年10月19日金曜日

2012縄文ランキングNo.1の青空!

 本日は昨日に引き続きメグミちゃんと、昨日の台風をくぐり抜けてきたユカリちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。昨日は高速船がほとんど欠航してしまい、島へ入ってこれたのはほんの一握りの人だったんです。ユカリちゃんはなんとキャンセル待ち9時間という長丁場を耐え忍んでの来島だったのです。

 そんな台風の影響から、登山バス乗り場はガラガラ…。始発のバスにスムースに乗る事ができました。もちろん登山口は真っ暗…。闇の中を歩き始めました。星空が出ていたので、典型的な台風一過&秋晴れでありました。歩き始めて数分の所で、トワイライトタイム。明ける瞬間がたまらない空気間でした。


 ちなみに歩いている時はというと、ヘッドランプの周りだけが明るいんですが、冷静に考えると街灯がないってのは普段の生活では考えられないだけに、五感が刺激される早朝であります。


 でもって、自称晴れ女のユカリちゃんがいたからなのか、太陽が昇り始めてからはトロッコ道が木漏れ日空間に。所々で立ち止まり、光合成してしまいました。昨日の同じ時間は超豪雨だっただけに、メグミちゃんも一度の来島で2度おいしい体験だったなと。


 そして、上を向けば青空にッ!空気も冷たく、夏とは違い青空が安定していました。雲が出る気配が全くない空気。ひょっとしたら年に一回あるかないかの、大晴れになる可能性が!ある意味、屋久島らしくない天気なのですが、ここまで晴れると珍しさから興奮してしまいます。それにしても、透き通っていた…。


 でもって、今日の登山者はなんと100人を切っており、最終的にバスに乗り込んだのは76人だったようで、登山道もガラガラ…。ちょっと寂しくもあるのですが、透き通る空と相まって気持ちよすぎでした。ウィルソン株でも愛をふんだんに撮影しつつ、ナイスな時間でありました。


 そして、急斜面を張り切って登り、なんとかクリア。ご褒美なのか、宮之浦岳もこれでもかってほどに、すっきりドッキリくっきり見え見えでありました。ん〜、こんな時に宮之浦岳に登ったら、たまないだろうなぁと。空気中の水蒸気もない状態で、くっきり度が抜きん出ておりました。


 さらにテクテク行くと、早くもコハウチワカエデが色づき始めておりました。もちろんちょっと先走ってしまった感じですが、青に緑にオレンジに、コントラストがナイスでありました。


 そして、登山道もほとんど貸し切りでサクサクと登り、そのまま縄文杉へと到着ッ!途中で仲良しモードになった外人さん2人とボクらだけでという貸し切り展望デッキでありました。ある意味、これも台風のおかげだったのかなと。明日は混むんだろうなぁ〜。
 過ごしやすい気温に、ガラガラデッキ。思わず、長居モードがスタート。後半はデッキの上に20人ほど集まる時間帯もあったのですが、ふんだんに写真撮影をしたり、ゴロンとしたり、ボ〜っとしたり、この上ない時間でありました。メグミちゃんも「満喫!」と一言。初屋久島にして、こんな空間に恵まれるなんて、名前の通りだったなと…。


 帰り道はちょっとだけ雲が出る瞬間があったものの、すぐに消え去り、青空が続きました。こんな青空が続く縄文杉登山はどれぐらいぶりでしょうか…。それほどまでにスカッとしておりました。
 んでもって、メグミちゃんの膝がぷるぷるし始めた頃に、トロッコまで戻ってこれました。そして、特筆すべきはトイレの蛾!今年は本当に楽しませてもらっておりますが、今日もしびれるスタイルの「ヒメヤママユ」ちゃんがいました〜。何回か前のブログに載せた「ヤママユ」の小さいバージョン。10センチほどです。それにしても、この毛皮のような羽に、独自の紋様…。シビレマす。


 そんなヒメヤママユちゃんとおさらばして、下りのトロッコ。前半は気持ちよく歩いていたのですが、気持ちよすぎてどんどん眠くなってしまいました〜。ユカリちゃんも、メグミちゃんも、ボクも無言…。気持ちよすぎる空気が無の境地へと誘ってくれました。
 もちろん時間にも余裕があったので、沢に寄って目覚めのブレイクタイム。ユカリちゃんの「まったり&ほっこり」という一言が象徴するように、なんとも脱力系の時間でありました。


 そして、2人ともとどまる事を知らない歩きで、雲一つない登山口へと戻って来れました。無理矢理?笑顔を作って、締めの写真も撮れました。
 そんなこんなで、最初から最後まで雲が限りなくゼロに近い一日に。おそらく2012年はこれ以上青空を満喫できる日はないと思います。屋久島らしくないとも言えますが、最高レベルに気持ちよい一日となりました。

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