2012年3月17日土曜日

誰もが予想し得なかった展開に…。

 本日は屋久島2度目のニシヤマさんと同宿のオザキさんと一緒に太忠岳へと行ってまいりました〜。ニシヤマさんはちょうど1年ぶりぐらいで一人旅、オザキさんはなんと2日前の縄文杉ですれ違っていたのでした!どこかでつながりが生まれていたのでありましょう。

 で、前夜はなかなかの雨が降っていたのですが、いざフタをあけてみると青空が…。天気予報も雨模様だったのですが、え?と思う天気が広がっておりました。さらには昨夜の雨で森はもの凄く潤っており、心地よい湿度がたまりませんでした。心も潤う感じです。こんな日はチロッと歩いてブレックファースト。いや〜、どんな高級ホテルの朝食よりも、400円のお弁当が至極の贅沢でありました。頂上へ行かなくてもいいと思えてしまうほどに、満たされる朝ご飯となりました。

 今日はオザキさんの足が2日前の縄文杉でパンパンということで、スタートからのんびりまったりモードに。周りには誰一人おらず、このディープな森を歩けてしまいました。標高が低い所はかなり新緑モードになっていますが、1000mを越えるところはもうちょっと先になりそうです。ヒメシャラもまだ葉を出しておりません。

 それにしても、今朝の森は最高でした。雨と太陽が手を組むと、この上ないキラキラの森に…。なんでこんなに晴れているんだろう?と疑問に思うほど、森全体がピカピカしておりました。天文の森付近は、鼻息が荒くなるほどに美しかったです。

 でもって、テクテクしつつ、おしゃべりしつつ、またテクテクしつつ、頂上を目指しました〜。これまた誰もが予想だにしなかった風景が待っておりました…。
 そうなんです、雲海…。しかも、ボクらが頂上にいる間ずっと雲海…。ボクも思わず大興奮。標高は1500mほどの山なのに、こんなしっかりした雲海が広がっておりました…。おおよそ、1000mぐらいの所に雲がたまっていたようです。

 ご覧の通り、愛子岳の頂上だけが顔を出すという景色。自分が雲の上の人になってしまったのかと錯覚してしまうほどに、心の中はエキサイトしてしまったわけです…。

 そんなゆっくりとした雲の流れに身をゆだね、ボクらもいつのまにか雲のようなふんわりした気分に…。とりあえず、ランチをし、その後は就寝タイム…。実に自然な流れでありました。オザキさんは本気寝、ニシヤマさんは絶景に心を奪われておりました。

 そんなノンビリズムでマッタリズムな時間と空間を味わった後に下山開始。頂上付近はモロに直射日光だったので、午前中に光り輝いていた雫ちゃん達は姿を消し、日当りの良い所にある苔はすでにパンチパーマ状態に…。あぁ、無情…。

 でもって、下山すればするほどにどんどん雲が厚くなってきました。三時のオヤツタイムには霧雨も。屋久島らしい雰囲気がようやく登場してまいりました。そんな中でのココア&ティーブレイク。ん〜、しっとり。やはりランド周辺の森は心地よ過ぎます。


 そんなこんなで、最後はいちばん長いコースをテクテク歩いて、無事に下山完了!心配だったオザキさんの足もなんてことはなく、3人で笑顔いっぱい戻ってこれました。朝の光に始まり、輝く雫に、雲海の頂上。帰りはちょいとしっとりして、内容が濃すぎるほどにナイスな一日でありました。

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