2011年9月26日月曜日

あれ?行けちゃった…。

 本日は屋久島3回目で闇の飲食店店員姉妹のカオルちゃん&チハルちゃん、屋久島2回目でボクと同郷山好き女のアッコちゃんと一緒に宮之浦岳へと行ってまいりました〜!何を隠そう、行けるかどうか不安にさせられるほどの天気予報。しかも夏とは違い一気に秋モードになった山なので、前夜の電話から「行ける所まで行ってみよう」というアドベンチャーな幕開けとなりました。

 台風でもなく、前線でもない雨だけに予測不能。ちなみに昨日は縄文も半分以上が大雨過ぎて引き返したり、白谷は午前中は増水で歯が立たなかったとのことです。みんな不安げな表情を浮かべつつ、ボチボチスタート。え〜、前日のブログにも書きましたが、愛機が撃沈したので、本日は嫁さんのカメラにハウジングを装着して撮ってまいりました。我らの淀川はというと、濁るわけでもなく、いつもよりちょっと流れが強い程度で美しさを醸し出しておりました。

 みんなそれなりに山慣れしているので、テクテク歩きつつ、たまに立ち止まってしゃべりつつ、順調に歩を進めました。高盤岳展望所で山のシルエットはわかるものの、トーフが割れている所までは見えませんでしたが、ちろっと歩くと厚い雲が抜けてパックリ見えてしまいました!さすがにボクもこの天候で見えるとは思わなかったので、ビックリパックリ。ハウジングに付いた水滴まじりですが、トーフ岩です。

 そんな思わぬ興奮をおぼえつつ、花之江河へ到着。すると、黒味岳の頂上まで見えちゃいました〜!まさかの光景でありました。しっかりと神様にもお礼&無事を祈るカオルちゃんです。

 そして、この先が本日の勝負所です。森林限界を超えると、守ってくれるのはレインウェアのみ!強風が待っているのか、それとも豪雨が待っているのか、すでに不安と期待が入り交じる展開に。いざ、投石平(ここからが森林限界)へ着くと…。
 意外と平和でしたぁ〜。風も弱く、雨も弱く、想定外の平和な空間。風は冷たいものの、爽快でありました。その後もたまに強めの雨が降るものの全くもって大した事はなく、ズンズン進む事ができました〜。涼しさというか、寒さのおかげで汗もかくこともなく、順調、順調。
 ちょっと早めでしたが、栗生岳の祠に挨拶して、ランチの場を貸していただきました〜。唯一頂上30分圏内で雨がしのげるところなんです。頂上付近はおそらく10度ぐらい。雨をしのげるまではいいものの、すきま風のオプション付き!!寒かったっす。体感温度は7度ぐらいということにしておきます。もうみそ汁がうまいのってなんのって。しかも、分単位でみそ汁が冷たくなるので早めにゴクリ。その勢いに任せてランチもペロリ。ほとんど休む事なく、頂上へ向けて歩き始めました〜。アッコちゃんは「走ろう!走って体をあたためよう!」って言うほどに寒かったっす。これもよき思い出かなと。

 そして、一気に頂上ッ!まさかこんなにもスムースに着けるとは!最後は寒さに後押しされるかのように、歩いてしまいました。さすがに風景の神様はここではほほえんではくれず、永田岳が見えそうで見えないという、ウズウズしちゃう雲行きでありました。ちなみにチハルちゃんのカメラは完全防水。大胆にカメラを出してパシャパシャできました。
 で、祠にお参りをして、また頂上へ戻って来ると、みんな歩く気満々!というよりも、寒いッ!温度計は見ませんでしたが、おそらく10度を切っていたかもしれません。そんな流れで体が冷える前に下山です。

 すると下山し始めて、2秒ほどで風景の神様が舞い降りてきました〜。霧でもなく、モヤでもなく、霧雨と淡い雲海…。中国4000年の歴史を超えるかのような不思議な山の姿が見れてしまいました。モワ〜っという感じ。あまりに抽象的な言葉ですみません。勝手に想像してください。

 そんな光景に見とれつつも、下りは集中力を切らさないようにズンズン歩きました。で、気になるのは来年のヤクシマシャクナゲ。奇跡的な大ハズレとなった今年よりは良さそうです。蕾が付いている株もあれば、全く付いてない株もあります。「例年並み」という表現を使うならば、「例年よりも少なめ」程度かなと。もうちょっと様子見していこうと思います。
【蕾なし】
【蕾あり】

 そんなこんなで、帰りはズンズン歩き、ほとんど休憩も取らずに淀川までおりてこれました〜。なんとかかんとかみんなにも笑顔が残っており、小屋の屋根でスイーツブレイク。本日の宿泊者ともちろっとしゃべりつつ、つかの間のブレイクとなりました。


 これまた寒くなる前に、動き始め、最後の登山口までノンストップで戻ってくる事ができました。いや〜、まさかこんなにもズンズン進める日だとは思っていなかったので、思わず九州一高い女になってしまった感じでありました。

 というわけで、当初の不安をよそに、雨と戯れつつ、寒さにこごえつつ、いつのまにか頂上へ着いてしまったという、なんともナイスな一日となりました。

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