本日も台風明け一発目の縄文杉へゴミカワさんと一緒に行ってまいりましたぁ。今回の台風は風台風だっただけに、樹が倒れていないだろうか、崖崩れは起きていないだろうか…、ドキドキが止まらない幕開けとなりました。
前日は船も全便欠航だったので、屋久島に入って来れる人が少なかったです。今日はガラガラの縄文参拝になるかなぁと思いきや、始発の登山バスは満席!知り合いのガイドに聞いてみると「島を出れなくて、今日の最終便飛行機で帰る人が半分ぐらいいる」とのこと。なるほど、だから始発便が混雑していたのでありました。やっぱり初屋久島は縄文様に挨拶しない事には始まらないなと。
そんな状況の中でスタートして5分。早速、細身の樹がトロッコ道にかぶさっておりました〜。まぁ、なんてことないですが、これから始まる11キロの長い旅を思うとドキドキでありました。
でもって、テクテク歩いていると、ふとボクの視界に見慣れぬ白いものが飛び込んできました。よ〜く、見てみると、なんと羽化(うか)したてホヤホヤアツアツのトンボ君でした〜!ん〜、美しい…。美し過ぎる…。大きめのトンボなので、オニヤンマかなぁ。自信はないけれど…。思わず、2人で撮影会しちゃいました…。羽根が尋常じゃなく美しかったです。風が残っていたので、若干ブレてますが…。
そんなこんなで道草を食いながら歩いていたら、いつのまにかトロッコ道終了!しかも、速い!「最近はあんまり運動していないんですよ」と言いつつも、ゴミカワさん、健脚です。その後、山道へ突入するんですが、健脚ぶりはドンドン発揮されていきました〜。ウィルソン株もガラガラで、しっかりと愛の撮影会もできました。
その後の急斜面も余裕のクリア!三丁目と呼ばれる急階段はなんと雑談トークまじりでしゃべりながら登ってしまいました〜!ゴミカワさんいわく「もっと辛い登山を想像していたから、この斜面もなんてことはなかったです!」と基礎体力が半端なく高いです。山女の才能があるのかもしれない…。
途中途中で「休憩します?」と聞くと「まだ大丈夫ですよぉ」というやり取りを数回繰り返していたら、なんとそのまま縄文杉に到着しちゃいました〜!凄い!今期で最も速かったです。森もガラガラでしたし、台風の余韻が残る風が気持ちよかったし、歩くにはベストコンディションだったなと。
ちなみに今回の台風で、縄文杉はまったく損傷はなかったと思われます。今までどれだけの台風にあってきたかは想像できませんが、縄文杉は今日も立っていました。縄文杉よ、永遠に…。
けっこうな時間をデッキで過ごし、「また来ます」発言をしつつ、レッツ下山。これまた歩いていると、土から出てきたばかりのモズが歩いていました〜!まだ背中に着いた土も湿っていたので、ほんの数分前に出てきたホヤホヤであったなと。時間が許すなら、羽化まで見てみたい…。ちなみにゴミカワさんは風の谷のナウシカに出て来る「オウム」というキャラクターに似ていると。確かにボクも今までその発想はなかったのですが、目が真っ赤なのでオウムに見えてきちゃいました=!ボクも至極単純です…。
「お腹減った?」「まだ」「お腹減った?」「まだ」というこれまた押し問答を繰り返していいたら、またもやあっつうまにウィルソン株に到着!さすがにボクのお腹も危険信号が発せられていたので、贅沢にもウィルソンの前でランチタイム。健脚がなせる技だなと…。ここで食べるのは今期初です。
順調過ぎるほどにトロッコ道まで下りてきて、これまたテクテク歩きをしていたら、あっつうまに寄り道スポットへ到着。晴れの日&時間がある時による沢です。そこへ行く途中で、今回の台風の爪痕を発見!階段、近くの倒木が、さらに倒れてきておりました。身をかがませれば簡単に通行可能ですが、ちょっと怖さもあります。
この沢もこんな天気だというのに貸し切りで、ブレイクタイム。このまま歩き続けると、登山口でかなり待つ事になるので、沢でのんびりボ〜っとしちゃいました。ん〜、暑くなく、寒くなく、夏の青空を見ながら、良い時間でありました。
そんな気持ちいい時間を過ごした後に、朝トンボの羽化があった所に到着!かなりわかりずらい場所ではありましたが、見つけられました。もちろん成虫になったトンボ君はいなくなって、抜け殻だけが夢の跡でありました。ふと思ったんですが、背中から抜け出るって凄いなと…。人間も背中から羽化して飛んでいったら、キモイなと…。まぁ、そんな事は想像する必要はないんですが…。
というわけで、快調に快速モードで登山口まで戻ってこれました〜!ゴミカワさんの脚力は速かったのですが、それ以上にのんびりまったりボ〜っとできた一日となりました。いや、脚力があるからこそ、のんびりな一日となりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿