あれ？GWだけれども…。

　本日も元気いっぱい、ナカジ＆カナちゃん、ミノちゃんと一緒にGWまっただ中の縄文杉へと行ってまいりました。前日の情報によると１２００人ほどの人が日帰り縄文参拝をしたとのことで、ちょいと時間差攻撃でスタート。がしかし、登山口もそれほど混んでおらず、平和でありました。

　若干、ミノちゃんが気圧の関係からか酔い気味で、ナカジは屋久島に来る直前に右足を痛めていており、なかなか波乱なレッツ・トロッコ道となりました。そんな中、カナちゃんは２回目の縄文参拝ということもあり、余裕＆元気いっぱいでありました。

　歩き始めると徐々に人が多くなっていき、どんどん盛り上がっていきました！GW名物のトロッコ渋滞です。夏場もちろっとありますが、やはりGWならではの光景かなと。ナカジも思わず、写真をパチり。これだけ多くの人が来るということは、それだけ平和な道だということ。個人的にはこの光景が最近好きです。

　がしかし、連休の中休みなのか、超大行列はありませんでした。前日の半分以下ぐらいだったようです。山道へ入る頃から、雨が降ってきてお色直しを完了。山道の方がナカジは歩きやすかったようで、テクテク登りました。だいぶ後半の方を歩いていたので、混雑はまぬがれました。

　混雑状況は夏のシーズンといった感じで、GWにしてはなんてことないちょうど良い盛り上がりでありました。とはいいつつも、離合する場所では休みたくても休めない感じでがんばりました〜！ナカジの足もひきつり気味の表情の中で「大丈夫です！」と気合いが入っていたので、レッツ縄文。かなり痛かったようですが、ナカジの根性をみせてもらいました。ちなみにミノちゃんの酔いは回復し、カナちゃんも余裕の表情で潤う森を歩けました。

　そして、縄文杉に到着ッ！霧の中にただずむ縄文様が歓迎してくれました。険しい道のりでありましたが、なんとか到着。ナカジの根性に乾杯であります。デッキの上もなんてことない混み具合。環境省のMさんが登山者数をカウントしていたので聞いてみると、今日は５００人ほどだったようです。前日の半分以下でちょうど良い感じだったのかもしれません。その後は縄文トークをしつつ、写真を撮ったり、ボ〜っとしたりと、良い時間を過ごせました。

　そして、我々の任務は縄文参拝から最終バスに乗り込む事に切り替わり、気合いの下山開始です。ナカジの足はなんとか動く状態。ボクが背中にナカジをかつげば、時計とにらめっこしなくて済むわけですが、それじゃぁ意味がない。自分の足で歩いてこそ、この道のりは価値があるってもんです。

　とはいいつつ、森が霧に包まれ、幻想的になっており、歩いては立ち止まり、立ち止まっては景色に心を奪われな下山。いや〜、やっぱりこの霧に包まれた雰囲気は止められません。森レベルが格段にアップします。水の力だなと。

　帰り道はガラガラだったので、ウィルソン株付近は数分間、完全貸し切りの雨宿り空間になりました。まさかGWでこんな贅沢ができるとは…。でもって、トロッコ道へ到着。がしかし！ナカジ的には山道の方が足が痛くなく、平らな道の方が足にひびきはじめていたのです…。ここからは時間と心の闘いとなりました。「ボクの背中での上で歩く心の準備をしてね」とナカジにつげつつ、歩けるところまでは歩くという方針で進みました。ミノちゃんにも「ボクがナカジを担ぐことになったら、ボクの無意味に重いリュックをもってね」と頼み、ミノちゃんも快諾してくれて、闇取り引きも完了しておりました。

　なんとかかんとかギリギリのラインで、小杉谷集落跡へ到着。ここまでノンストップできたので、ココアブレイクをして休憩。６時の最終バスに間に合うか間に合わないかのデッドラインでした。

　そして、板がなくなり普通の人であれば歩きにくい道になると、ミラクルが待っておりました。でこぼこの方がナカジの足には歩きやすかったようで、グングンスピードアップ！このまま行くしかないということで、みんなで攻めました。そして、１０分も余裕をもって登山口へ到着ッ！カナちゃんは膀胱の方がギリギリだったのですが、こちらも大丈夫でした！

　というわけで、６時の最終バスに乗り込む事ができ、ギリギリラインのスリルを味わいながら、笑顔で帰ってこれました。終わってみれば、実に素晴らしき縄文参拝でありました。