今日は雲にやられちゃいました！

　本日も元気いっぱい、１年もたたずうちに再々来島のチ〜ちゃんと一緒に黒味岳へと行ってまいりました〜！え〜、完全にヤク中の症状が出つつあるチ〜ちゃんではありますが、夏は初めて！ここ数日も里は暑い日が続いておりますが、標高１２００mに来ると紀元杉付近は実に涼しかったです。ヤクスギランドから上に来るのはお初だったので、まずは紀元杉にご挨拶してから登山口へ向かいました。

　登山口は寒がりの人にとっては、防寒しなくてはブルッとくるぐらいの気温でした。朝の登山口は１５〜６度ぐらいだったのでは…。やはり夏は標高の高い所がいいなと。そんな涼しい森の中をテクテク歩き始めました。

　ボクがチ〜ちゃんをガイドするのも５回目なので雑談しつつ、歩きました。そして、淀川に到着。淀川初体験のチ〜ちゃんも興奮の美しさが待っていてくれました！

　贅沢に朝ご飯はこの淀川にて…。ん〜、最高っす。今日は宮之浦岳へ行く人たちも少なく、前後にはほとんど人がいませんでした。こんな空間を独り占めできるなんて…。ヤクチュウの症状が悪化してしまいます…。笑。

　と、ブラブラしていたんですが、橋をよ〜く見ると流木が川下の方に集まっていました。ということは…、警報祭りだった先週、橋の高さを超える増水大爆発！想像するだけで興奮してしまいました…。笑。怖いもの見たさでその場にいたかったなと。笑。まぁ、危険きわまりないんですが…。恐るべし、梅雨の淀川…。今日は透き通った水が最高でしたが。

　と、そんな淀川の大爆発を想像しつつ、まったり癒された朝ご飯。癒された後は急な登りを頑張りました！チ〜ちゃんも普段から階段を良く使う生活を続けていたとのことで、良い流れで進むことができました。

　トーフ岩もクッキリドッキリ見えました！もちろん初トーフ岩見学だったチーちゃんは標高を上げるごとにテンションも上がって行きましたぁ〜。降るかなぁと思っていた雨も全く降らず、快適な歩きでありました。

　で、ちょいと注目すべきは小花之江河＆花之江河はただいま最も美しい時期を迎えております。茶色だった湿原が緑色に染まっておりま〜す！ついでに無茶苦茶ちっちゃいですが、コケスミレも絶讃開花中。雨が多い時期だからこその美しさであります。

　と、花之江河でまったりしていたら、オニヤンマとおぼしき、羽化したばかりのトンボが木道にくっついておりました〜。帰りは見なかったので、どこかへ行ってしまったようです。まだ羽根がふにゃふにゃでした。

　そして、最後の登り斜面に突入〜ッ！熱い登りをがんばりました！ロープでは野性的な血をほとばしらせて、良い汗かけました。やっぱり夏は汗をかかなくっちゃねと。

　そんな熱い登りを越えると森林限界に突入〜！雲あるんですが、視界良好〜！パノラマが広がっておりました。シャクナゲの新芽たちも勢い良く伸びております。そうです、まだまだ奥岳は春爛漫ッ！吹き抜ける風も気持ちよかったです。

　情熱的な登りをがんばって、頂上に到着〜〜〜ッ！風がキモチいい〜！雲が流れまくっていて、爽快でありました。視界はというと、出てきたり消えたりとめまぐるしい展開でした。今日はこの雲の演出が素晴らしかった…。

　風に当りまくっていると、汗だくだった身体も一気にサラッとしまして、少し寒いぐらいの感覚に。気持ちよかったなと。とりあえず、写真を撮ったり、景色を楽しんだりしました。

　ちょいとお昼には早かったので、まったりタイム。風がよけれる側に回って、のんびりできました。結局、頂上付近で出会った登山者は２人。後半は完全貸切の頂上でありました。贅沢〜！

　宮之浦岳も消えたり出たりを５回ぐらい繰り返して、いい景色を見せてくれました。初めのうちは「出て来た！」と叫んでいたんですが、何度も繰り返すので、動画を見ているような絶景パノラマでありました。雲の演出が素晴らし過ぎでした。

　なかなかの長居をしつつ、下山開始。帰り道も順調そのもので、一気に我らが淀川までおりてきました。もちろんのこと、ここでも自然とまったりモードに突入。淀川の水の流れのように、時間がゆっくりしておりました。癒やされたなぁ〜。

　ちなみに本日の苔は連日の大雨もあり、元気いっぱいでありました。フワッフワ。道中も小動物が地面にはっているのではないかというぐらい元気いっぱいでした。一瞬だけ雨が降ったのもイイ感じだったなと。

　そして、最後もドラマが！まぁ、ドラマってほどではないんですが、シャクナゲがひとつだけ残っていました〜。道中でも間違って遅咲きになってるヤツはいないかなぁと探していたんですが、登山口から２０分ほどのところにひとつだけ…。ちょいとほっこりしちゃいました。

　そんなこんなで無事に下山完了〜！なんといっても、頂上の風と雲の演出にやられつつ、淀川で癒やされまくった黒味登山でした。爽やかな風に吹かれて、なんとも気持ちよい一日でありました。