2017年4月4日火曜日

今年の運気を全て使い果たした?

 本日も元気いっぱい、屋久島3度目のトモちゃんと初屋久島なのにいきなり宮之浦岳のイワちゃんと一緒に宮之浦岳へと行ってまいりました〜。昨日から友達ガイドのFBで、まさかの積雪情報。道路にも雪が積もったとの情報で、通行止めになるのではないかとヒヤヒヤ。前夜にはトモちゃんとイワちゃんにも、「ひょっとしたら行けないかもしれない…」なんて伝えていたんです。しかし、ふたを開けてみれば、道路は凍っていたものの、車が通る所は大丈夫で、難なく登山口に到着。登山道はのっけからツルツルと凍っていたので、スタートからゴムスパイクを装着してレッツスタートとなりました。


 天気予報はバッチリ晴れだったのですが、屋久島のガイド的にはあまり信用しない感じで(笑)、テクテク歩きました。朝の木漏れ日がなんとも綺麗でした。森が赤く染まり、オレンジになり、黄色になりと、爽やか極まりない朝でした。


 「まさか屋久島で雪の上を歩くなんて…」とイワちゃん。南の島らしからぬ展開にちょいとテンションが上がっている感じでした〜。淀川の橋もしっかりと凍っておりました。まぁ、帰りには全部溶けていましたが。


 小屋の気温はマイナス1.5度。体感的には0度ぐらいだったのですが、やはりそれなりに冷えてはいたようです。この気温ですと、歩いている時には汗をかかず、快適っす。


 朝から相変わらずお美しい淀川…。しばしまったりしました。


 と、防寒着を一枚ずつ脱ぎ捨て、ジワジワと標高をあげました。標高にしたがって、積雪もジワジワと増えていき、なんともイイ感じ!ボクとしても、もう今シーズンは雪歩きができないと腹を決めていたので、心地よかったです!しかも、朝は気温が低めだったので、新雪の上を気持ちよく歩かせていただきました〜!


 ボクも想定外だったのですが、全く以て雲のない天気が続き…。いろんな所が美し過ぎて、なかなか前に進めませんでした。笑。


 花之江河も湿原ならぬ雪原!真っ白でした。もちろん雲は無し!トモちゃんはマラソンをやっているし、イワちゃんもいろんな山を攻めているということで、順調に歩を進めました。まぁ、お美しいんで立ち止まる回数は多いんですが…。


 しばし、南国の冬景色をどうぞ…。水が流れるところは自然が作り出す造形美!


 霜もいっぱい出てました。氷の世界…。


 と、なかなか前に進めない状況だったのですが、ベストコンディションとも言える日に登頂できないなんてことがあったら大変なので、前進!ロープ場もロープが雪で埋もれてなくてよかったです。おおよそ20センチ、吹きだまりで30センチといったところでしょうか。歩きやすかったです。


 と、立ち止まる回数を減らしたいものの、減らすことはできずに投石平に到着。やっぱり雲がな〜〜いッ!しばし、景色に酔いました。


 近くの投石岩屋には1m級のつららも育ておりました〜。テンション上がります!楽し過ぎて、前に進めませ〜〜〜ん!笑。


 それでも心を鬼にして前進!投石平付近からはずっと同じ積雪量だったので、歩きにくくなることはなく、快適でした。奥岳の絶景スポットごとに足を止め、これでもかってほどに晴れ天気の中を進みました。


 ボクとしてもまさかここまでピーカンになるとは思っていなかったので、日焼け止めもサングラスも持ってきておらず、雪の照り返しが…。まぶしいってなんのって…。家に帰ってきてから、鏡を見たら、見事に雪焼けしておりました。笑。


 そんな天空の登山道を進みに進んで、最後の登りもめいいっぱい頑張って、頂上にたどり着きました〜!最高〜〜〜!言うことなし!ぐるっと見回すと、鹿児島方面にちょいと雲がありつつも、屋久島の真上には雲ひとつない青空!


 イワちゃんにもトモちゃんにも背中で語ってもらいました!笑。イワちゃん的にも「今年の運気を全て使っていい!」とのことで、それぐらい最高でした。トモちゃんも今回の屋久島は2泊3日で中1日。宮之浦岳一発勝負だっただけに、完全勝利を収めることができました。強運…。昨年、縄文へ行ったときは土砂降りだったとのことで、日頃の行いが功を奏したかな?笑。


 と、そんな最高レベルの頂上だったので、写真を撮ったり、九州一お高い女になったり、弁当食ったりと、まったりタイム。風は強かったのですが、それでも頂上に長居したい感じでした。


 祠の方へ行くと、霧氷に包まれたシャクナゲさんも…。このくらい成長すればえびのしっぽと言ってもいいかな?頂上付近の岩はそれほどえびのしっぽは発達してはいなかったです。


 なんやかんや1時間以上頂上を満喫!いざ、下山開始となりました。今日は午後の方が天気が良く、雲のない天気がもっと雲のない天気になって、青空がいっそう強烈でした。ボク的にもこんな宮之浦岳に行けることはそうそうないだけに、幸せだったなぁ〜。


 で、今日のボクらの足を止めたひとつに、飛行機雲があります。けっこう飛んでました。まぁ、いつもは雲の中にいることが多いので、普段と便数は変わりないのかもしれませんが、青空に映えまくりでありました。


 午後は氷の世界も溶けていき、登山道はなかなかのグチャグチャ状態!これはこれでこの青空に免じて良しといたしましょう。みんなで水没しながら、テクテク下山。


 投石付近で、「青空の休憩か、日陰の休憩か、どっちがいい?」とのボクの問いに、岩ちゃんは即答で「日陰!」。日陰がなんとも平和な瞬間でありました。つららも判部ぐらいになっていましたが、イイ感じでした。


 ぐちゃぐちゃの登山道はこんな感じ!朝は本当に歩きやすかったです。思わず、ボクの頭の中に「名残り雪」の曲が流れてました。笑。標高の低い所はもう春が加速度的に進んでますが、奥岳は名残り雪を終え、春になっていくんだなと。


 と、帰り道はそれほど足を止めることなく、順調に歩を進め、淀川に。これまた光が差し込みまくりでして、幸せな空間でブレイクタイム。ほっと一息つけました。二人ともまだまだ歩けそうな感じで、笑顔が止まりませんでした。


 そんなこんなで、無事に下山完了!朝は美し過ぎてなかなか前に進めませんでしたが、11時間にて帰って来れました〜。前夜は行けるかどうかもわからなかっただけに、こんなにも素晴らしき山が待っているとは…。そんな演出がまた想い出になったなと。とりあえず、運気を全て使い果たしてしまった二人ですが、きっとこれを機に右肩上がりの人生が待っていると信じつつ、最高の1日にでありました。笑。

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