2016年10月13日木曜日

泊まりから日帰りに変更して、極上の森でした。

 本日も元気いっぱい、もう屋久島に何度来たかわからないアッちゃんと一緒にNO YAKUSHIMA NOLIFEしてまりいました〜。実はもともと泊まりの予定だったのですが、かなり修行的になるかもしれないと思い、急遽日帰りに変更。それほどハード系じゃない、ゆるい場所へと行ってまいりました。天気予報は曇りだったのですが、ボクもそこまでお人好しではないので、現実的に「なんなん天気予報」をしつつ、山だけ良い雨が降るなと。今日は島の北東部の山が猛烈な感じになりそうだったので、ちょっと南東方面へと行きました。

 と、少し雨を避ける感じで、登山口へ。ん〜、完全に雲の中に入っており、のっけから良い雰囲気マックスでありました〜。霧雨程度の雨がまたナイスだったなと。準備を整えて、レッツ山登り&森歩き。


 マイナーな登山道だけに歩きやすいとは言えないのでありますが、道はしっかりしております。アッちゃんは一週間前ぐらいから屋久島に来ているのですが、今回の旅で森歩きはお初。「やっぱ屋久島は違うねぇ」なんて言いながら、テクテク歩きました。


 途中、巨大切り株でまったりしたり、ノーコーノーム(濃厚な濃霧)に酔いしれたり、まぁ、良い雰囲気でありました。早くも泊まりで行かなくて正解だったなと。それにしても、今日のノーコーノームはノーコーでありました。歩いているだけで幸せ…。


 もちろんことながら、苔たちも雫ちゃんをたわわに実らせ、潤っておりました。乾いた心にこの潤いはしみるなぁ〜。


 と、ジワジワと標高を上げつつ、過去にもあまり切られていないエリアに。巨木が林立するわけではないのですが、濃厚な霧の中にボンって感じでデカい樹やデカい切り株が登場し、良い森だなぁと。


 思わずボクも写欲をそそる森がいたるところに…。晴れの日には決して味わえない濃霧に包まれたあの感覚…。全人類と共有したいです!笑。なんてことない場所でも濃霧の演出で美し過ぎました。


 ある意味、本日の目玉ともいえる屋久杉に到着。ボクも非常に久々にきましたが、最高でした!それほど長い距離を歩かずともこの感覚を味わえるのはナイスだなぁ〜。アッちゃんも心を奪われるかのように立ち尽くしておりました。


 そんな感じで頂上に到着〜〜〜!もちろん真っ白〜!笑。まぁ、最初から展望は期待していなかったので、祠の前でご歓談…。岳参りの話やらなんやらでワイワイしてました。


 と、話をしていると5分おきにアッちゃんが「きゃ〜!」と発声…。ヤマビルくんがちらほら出没しておりました。こんな日にしてはそれほど多くはなく、吸血は二人で0カ所という優秀な成績でした。笑。まぁ、デコピンで飛ばしたヤマビルくんは5〜6匹ぐらいかな。


 で、全く雲は抜けないので談笑してから下山開始。相変わらずのノーコーノームで山水画のような景色を楽しみながら下りました。しびれる風景が盛りだくさんだったなぁ。濃霧よ、ありがと〜!ちなみに雨は降ってません。


 でもって、今日は泊まりの準備をした上での日帰りだったので、泊まり用に用意した食材でランチタイムに。まぁ、時間はちょっとかかるわけですが、おいしく頂けました。こんなユルい日帰り登山がもっともっとあってもいいなぁ〜。笑。個人的にガンガン歩く縄文杉も好きですが、ユルユルダラダラなガイドはもっと好きです…。笑。


 お腹も心も満たしてから、下りに集中しました。距離は全く以て長くない道のりなので、ゆっくりと慎重に。ちなみに本日は泊まり用の食材をボクが持っていたので、アッちゃんは何も持ってない状態で登っていたのです!ボクも荷物なしで登ってみたいなぁ。笑。


 帰りは登山口近くの沢にて、ブレイク。完全に魂を抜かれるあっちゃんです…。水の音が心地よ過ぎて…。きっとアッちゃんの心の中も綺麗な水に流されていたのではないかなと。脳みその奥の奥の方までスッキリする感覚でありました。


 というわけで、道のりが短いこともあって、いつもより早い時間帯に下山完了〜。「久しぶりの山登りだからこのくらいでちょうどよかったぁ〜」と本当に泊まりで重い荷物を背負う準備ができていたのかどうか爆弾発言ではありましたが、結果的に美しい森に酔いしれることができて、なんとも素晴らしい一日でありました。

0 件のコメント:

コメントを投稿