2016年2月17日水曜日

白〜〜〜い森を歩いてきました。

 本日も元気いっぱい、マサヨちゃんと一緒にNO YAKUSHIMA NO LIFEしてまいりました。実はマサヨちゃん、ボクがガイドをするのは初めてなのですが、5年ぐらい前に美屋久のガイドがいっぱいで断られたようで(笑)、その時にお世話になった某ショップの美人スタッフのお友達というつながりだったのです。ちなみに今回は4度目の屋久島。お迎えも美人スタッフの家にお迎えでありました。笑。

 でもって、道路は想像以上に雪がなく、チェーンをまくこともなく普通に入り口までたどり着けました。問い合わせの時から「晴れたら山!」「雨なら森!」という計画だったのですが、その計画からもれる「雪!」ってことで、雪の森を勝手ながらにチョイスしたのでありました。(本日も淀川登山口へ続く道は路面凍結&積雪により通行止めです。)昨日の朝はそこそこ降ったとの情報があったのですが、ランドの入り口付近はちろっとだけ雪が残っておりました。下の写真はミニ雪だるまにテンションがあがるマサヨちゃんです。


 とまぁ、屋久島4度目でメジャーどころは歩いているマサヨちゃんだったので、屋久島トークも基本というよりはちょいと応用レベルなお話にてワイワイ歩きました。まぁ、誰一人としていない深い森なのではありますが…。ランドから抜けたところはまだ積雪はありませんでした。標高1000メートルぐらいです。


 と、そこまでガッツリ冷え込んではいなかったのですが、さらさらした雪が降ってきてくれました〜!通常でもテンション高めのマサヨちゃんなのですが、標高が高くなるにつれ、心の標高もあげていく展開となりました。下の写真は苔につく雪…。ん〜、屋久島の冬ですなと。


 降り始めた雪はしばらく続きました。乾いた雪だったので、濡れる事もなく実にいい感じ!時間とともに森が白くなり始めました。ん〜、良い季節。


 そして、標高1100mオーバーぐらいになると当たりは銀世界に。それでも雪質が非常にナイスでして、ゴムスパイクもアイゼンも使う事なく歩けました。やはり靴の裏にあれこれ付けると感覚が変わるので、滑らないならそのまま歩くに限るなと。


 さらに標高をあげていくと、目に見えて積雪が深くなってきました。いつのまにか10センチほどの雪が積もっており、登山道も隠れました。そうすると道は完全にバージンロード…。マサヨちゃんはまだ人生のバージンロードは歩いていませんが、バージンロードを歩く快感を味わってほしく、少し先頭を歩いてもらいました。これで人生の方も歩けるのではないかと思います。本当に雪質が最高でして、ぐちゃぐちゃでもなく、サラサラすぎることもなく、キュッキュッと音が鳴る感じなんです。たまりません!この感覚。素晴らしすぎる世界でした。


 そんな素晴らしきバージンロードを歩きつつ、著名な屋久杉にもご挨拶。ブログでは割愛しますが、屋久杉達ももちろんのこと最高でした。なんといっても雪なんですから。ちなみに切り株もこんな感じです。凍てつく切り株。絵になります。一応、南の島なんではありますが…。


 積雪はジワジワと深くなり、20センチほど。バージンロードを歩く快感はさらに増していきました。下の写真は誰も歩いていない雪です。登山道そのものは全く見えないので、慣れていない方は決して一人で歩いてはいけません!


 すると、雪が降るような天気の時にいつも出没するツララが今年も出ておりました〜。倒木をつたって落ちてくるしずくがそのままつららに。写真ではわかりにくいのですが、形が非常に面白いつららであります。水の流れがそのまま凍った感じです。これまたテンションがあがります。


 そして、本日の目的に到着〜!雪がなくても日本庭園な場所ですが、雪があるからもっと日本庭園になっておりました〜!ここはそこら中につららができる沢なんですが、今回はそこまで多くはなかったです。水も凍る事なく流れておりました。


 いや〜!それにしても最高すぎる雪の森であります。もちろん立ち止まると極寒なのですが、そんなことよりも美しさ!カップラーメンをすすり、珈琲を注入し、ガスで温まりながら雪の森に酔いしれました。極寒でなければずっとここにいたいぐらいでありました。


 とまぁ、至福の時間を終え、下山開始。登りの時は雪が深くなってテンションをあげあげだったので、ゆっくりペースで楽しんだのですが、帰り道はしゃべくりながらグングン進む事ができました。いつのまにかそらは青空に…。


 これまた目に見えて雪がどんどんなくなっていき、ランドまで戻ってくると歩道に雪はない状態でした。標高差は200メートルほどなんですが、この200メートルが雪の境目。季節もひとつ違う感じであります。個人的に下山していく時に雪がなくなるとちょっと寂しいです。


 でもって、青空がどんどん広がっていったので、一番開放的なスポットにてブレイクタイム。陽が当たる場所は寒くなく、太陽の光を浴びるとあたたかさ満点であります。川特有の風はありますが、気持ちよさは最高だったなと。


 そんなこんなで最後の最後までしゃべっていたような気もするんですが、無事に下山完了!道路には積雪はありませんでした。


 雪の森は狙ってもなかなか歩けるものではないので、最高のタイミングだったなと。こんな素晴らしい雪質の森歩きができるなんて…。ヤク中の実力を遺憾なく発揮したマサヨちゃんであります。今日の雪質はホントに極上でして、感無量でありました。ワイワイがやがやと白い森歩きが最高な一日でありました。

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