2012年11月19日月曜日

暗くなる直前でした。

 本日はヤマヤマ&リッちゃん、アンちゃんと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜。今日も朝からよく晴れており、秋晴れな空気感。凛と締まった朝でありました。車の中からワイワイ騒いで、レッツトレッキングとなりました。

 歩き始めて数分…。いきなり絵になる光景が!大岩を越えてすぐの沢に子連れの鹿が突っ立っておりました。苔むす森付近で鹿に会うよりも少ない確率なので、のっけからハイテンションになれました。なんともラッキーなスタートだったなと。


 一昨日の雨の名残りが残っているかなぁと期待していたのですが、苔達はというと…。乾いておりました…。まぁ、日差し&風があったので、雫ちゃん達はもういなくなっておりました。今年は梅雨時に猛烈に降って、台風来まくりでしたが、秋は屋久島らしからぬ大晴れが多いです。


 そして、体力のあるうちにハード系のコースへ。ところが、山道に入った途端にリッちゃんがっ!実を言いますと「でこぼこ道なんて歩いたことない!」とのことで、真っ平らな人生だったとのこと。でこぼこの山道に翻弄されながらも、ゆっくりと通常の2倍ぐらいの時間をかけて歩きました。


 かなりののんびりペースで歩けたので、気合いのデジイチを持ってきたヤマヤマは写真を撮りまくり、自前のルーペを持ってきたあんちゃんはマクロ観察。森の爽やかな空気も手伝って、実に気持ちよいトレッキングでありました。


 で、なんとかかんとかハード系のコースを終えて、小屋にてランチタイムに。温かいみそ汁が五臓六腑にしみ込んでいきました。そんな食後に出てきたのが、あんちゃんのお土産である「うなぎパイ」!パッケージにもしっかりと記されているのですが、「A snack for nights」。そうです、「夜のお菓子」なんですね。さすがあんちゃん、夜の帝王だなと…。山中のデザートには持って来いだなと。ごちそうさま!


 そして、苔むす森の2分ほど手前にきたら、あんちゃんが「ん?なんかこの辺、空気が違う!」とポソッと言いました。するとヤマヤマが「ひょっとしてそこがもののけの森?」とボクに聞いてきたのです。ビンゴ〜〜〜〜っ!ということで、みんなで雄叫びをあげて、緑の世界へ到着。ゆっくり歩いてきたので、体が反応していたのかもしれません。みんな五感が研ぎ澄まされておりました。ん〜、それにしても木漏れ日が美しかった。


 我々の目的地は太鼓岩だったのですが、リッちゃんが「私、ここで待っていようかなぁ」と一言…。「遅くなってもいいから、こんな日に太鼓岩へ行かない理由はない!」ってことで、ここからもガッツリのんびりがんばりました。太鼓岩へ行く前に、辻の岩屋にご挨拶して、テンションがあがった所で急斜面に突っ込みました。


 なかなか屋久杉に生で抱きつける木はないのですが、太鼓岩手前の無名の屋久杉は抱きつけます。歩き始めからヤマヤマが「木に抱きつきたいの!」と言っていたので、ようやく巨木に触れることができました。パワーもらえたかな?


 そして、いつもより2時間ほど遅い時間帯だったのですが、無事に太鼓岩到着!全部丸見えでありました〜。ここまで見える日は年に何回あるのかというほどのコンディションだったので、がんばったかいがあったなと。これまたみんなで雄叫びをあげて眼前の風景に酔いしれたわけですが、ヤマヤマの目からはキラリと光るものも…。朝から「デトックスするの!」と気合いが入っていたのですが、帰る頃には「悪いものが全部出た〜!」と気分爽快になっておりました。


 んでもって、なぜかボクが息切れするほどに飛びまくってしまいました。頭が変になってしまったわけではないのですが、たまには飛びまくるのもまたいいかなと…。みんなの笑顔とはよそにボクは想定外に疲れておりました。ハハハ。
 そんな貸し切り状態の太鼓岩を後に、下山開始。登りよりも下りが苦手!というリッちゃんでありましたが、徐々に慣れてきて集中して歩きました。


 夕刻タイムになってきたので、トイレがてら小屋にてブレイクタイム。みんなのリュックからもボクのリュックからもチョコが出てきて、空前のチョコレートパーティ。さらにオプションとしてヤマヤマのリュックから出てきたのは「おたべ」。京都の八つ橋でありました。ごちそうさま〜!


 もちろんみんなでみんな完食して、今まで消費してきたカロリーをばっちり取り返すことができました!ユルい時間だったなと。



 そして、時計を見るとあらビックリ!夕暮れの時間にギリギリとなっておりました…。帰りはソフト系の道をちょいとまきぎみでがんばりました。リッちゃんもがんばったなぁと。暗くなり始めは危険度&こける確率が増すので、慎重に歩きました。


 結局、最後の最後で軽くヘッドライトを使いつつ、五体満足、心も満たされて下山できました。いつもより2時間ほどゆっくり歩いたおかげなのか、身も心も森と一体化できた一日となりました。

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