本日は引き続き、親戚のケンジおじちゃん&ケイコおばちゃん、キョウコさん&リュウタ兄さまと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜!とにかく、今回の旅のテーマは縄文杉に会うこと。数ヶ月前からトレーニングを積み、装備を整え、心を整えてきたわけです。昨日の濃厚な苔むす森でケイコおばちゃんはだいぶ満足していたのですが、みんなのやる気は全て縄文杉へと注がれていたわけです。
で、朝ホテルへお迎えに行くと、ホテルのスタッフの人に引き止められつつ、どうなってしまうのかとハラハラドキドキしていたのですが、無事に予定通りの始発便に乗車。ちょうど満席となり、登山口へと向かいました。屋久島に来る前から、「最終便に乗れなかったら、タクシーで帰ってきましょう」という最初から背水の陣だったのであります。
そんなみんなを応援してくれていたのか、明けきらぬ空は満点の星空…。月も出ていて昨日では考えられない天気でありました。ちなみに下の写真の中央付近が月です。右下の光はヘッドライトの明かり。あとは想像にお任せします…。
とりあえずはトロッコ道をテクテクと歩き、ちびっ子が二人いて、ライトの数が足りなかったんです。そこですかさずケイコおばちゃんが愛の手を。ボクらは全員ヘッドライトを持っていたので、ケイコおばちゃんがヘッドライトをひとつちびっ子達にあげました。マザーテレサばりの行動に熱くなれました〜。もちろん自分たちもいっぱいいっぱいなんですが、困っている人を助ける心。いつなんどきも忘れたくはないものです。
そして、日が昇って来るとトロッコ道はまばゆいばかりの光に包まれました〜。こんな歩きやすい日は少ないだけに、爽快に歩くことができました。さらには予定の時間よりも10分以上も早くトロッコ道が終了するというまさかの歩きっ!みんなの情熱が出た歩きでありました。
でもって、平らな道は終わってしまい、いよいよ大本番!「下りのケンちゃん」の異名を持つケンジおじちゃんですが、登りはというと…。がしかし、歩きやすい陽気も手伝って順調そのものでありました〜!ウィルソン株でも愛の撮影に没頭でき、身も心もヒートアップしてまいりました。全体の登山者も少なく、団体様ご一行が来る情報はあったのですが、なんてことなかったです。
そして、本日一番の急斜面に突入。ボクが何も言わなくても「四本足歩行」!全力で遊ぶ。これは血だなと。ボクにもこの血が流れているだけに、目頭が熱くなってしまいました。しっかりと足並みを揃えて急斜面をクリアできました〜。
そんな歩きへのご褒美なのか、宮之浦岳もくっきりどっきり見え見えでありました。俄然テンションもあがるというものであります。
大王杉付近のヒメシャラが紅葉していて、上の段から見ると大王杉がオレンジ色のアフロヘアーをしているかのように見えました。これまたナイスな季節だなと。
ゆっくり座る休憩を少なくして、立ち休憩を多めにとり、速度はほどほどに一歩一歩確実に歩を進めました。そして、誰もが予想だにしなかった順調すぎるほどのコースタイムで縄文杉へ到着っ!今日もまた悲鳴に近いほどの歓声をあげて、ご対面できました。今までのトレーニングが実った瞬間だったなと。パーフェクトです。
念願の縄文杉としばらくご対面タイムに。立ち止まっているとそこそこ冷えてくるのですが、陽気が素晴らしすぎてボ〜っとできました。良い時間でありました。ケイコおばちゃんの左足にやや痛みがあったものの、悪化せずによかったっす…。キョウコさんはボクの父親と同じ歳で縄文杉を目指したのですが、30代前半の歩きかと思うほどに足取りが軽く、終始笑顔で歩けてしまったのです。ケンジおじちゃんも山登りマシーンなるもので「八ヶ岳」には登頂できなかったらしいのですが、大本番で完璧な歩き。その昔、富士山のガイドをしていたリュウタ兄さんも、お腹に厚みを増していつつも余裕の歩きでありました。ん〜、体と心が渾然一体となっていたなと。
そんな素晴らしき時間を過ごした後に、冷え&ハングリーな状態になったので、後ろ髪引かれつつ下山開始。集中力を持続して歩きました。帰りにもウィルソン株で年賀状最有力候補が激写でき、このルートでの大きな仕事を完了できました。
そんな興奮冷めやらぬ山道を終えて、トロッコ道へ。これまた順調そのものの歩きでありまして、沢に寄り道して、余裕のブレイクタイム。冷たい水に足をつけつつ、ゆる〜い時間を過ごすことができました。格別であります。
そして、時計を見るとまだまだ余裕の時間帯。日没前に登山口へ戻れたら完璧だと思っていたのですが、なんのことはない通常通りの速度だったのであります。大山神社前にてお礼参りをするほどに、まだまだ余力が残っておりました。
そんなこんなで、日没一時間前にゴール!ここまで早く戻って来れるとは思っていなかっただけに、これまた目頭が熱くなってしまいました。ここまでパーフェクトな歩きができるとは誰もが予想しなかっただけに、最高レベルの笑顔でありました。天候、体力、気候に、笑顔にと、ここまでパーフェクトになるとは…。
夜は打ち上げということで、我らが「いその香り」にて祝賀会。ケンジおじちゃん&リュウタ兄さんも、昨夜セーブしたアルコールを思う存分呑めました。なんともかんとも素晴らしき一日でありました。
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