2012年7月21日土曜日

ワイワイしつつ黒味登山。

 本日は、3年ぶりの来島であるサオリちゃんと4年ぶりの来島であるエリコさんと初来島であるミドリさんと一緒に黒味岳へと行ってまいりました〜。朝、天気予報を入念にチェックしていたら、外では青空が広がっているのですが、雷鳴が…。屋久島の西側に猛烈な雷雲がいました。ひょっとしたら瞬間的なゲリラ雷雨があるかもしれないと予報しつつ、登山口へと向いました。まぁ、登山口付近は青空と霧雨が混じる屋久島らしい天気で、意外と人が多めでした。

 そんなわけで、レッツ黒味登山。サオリちゃんは何度もガイドしているのですが、エリコさんとミドリさんはガイドウォークは初めてということで、屋久島トークをしつつ、もりもり歩きました。前夜にも雨が降ったようで、しっとり気味の森が美しかったです。もちろん我らが淀川も絶好調の透明感を醸し出しており、至福の朝でありました。


 ポツポツと雨が降りつつも、レインウェアはいらない感じで登りました。みんな2日連続登山なので、無理のないようにボチボチ進み、高盤岳展望所へ到着。数分前までは雲に隠れていたのですが、トーフ岩がすっきりくっきり見えました!いつ見ても、不思議な岩であります。


 ちなみにミドリさんは当初、縄文杉と白谷雲水峡の屋久島鉄板コースを歩こうと企画していたらしいのですが、サオリちゃんとエリコさんの悪魔のささやきにより、昨日は太忠岳で本日は黒味という流れ。いきなり屋久島リピーター御用達の登山となったわけです。ナイスであります。小花之江河付近も潤い&トーフ岩が絶好調で、きれいでありました。

 そして、ただ今、小花之江河付近から上は高地の植物達が花を咲かせております。シャクナゲのようにゴージャスな花はなく、かわいらしいちびっこい花達ッ!これまた屋久島通好みの花達のオンパレードです。下の写真はヤクシマコオトギリ。漢字で書くと「屋久島子弟切」。そうです、弟切草のお仲間です。おしべがぴんぴんしつつ、雫付きでかわいかったです。ちなみに大きさは1センチほどです。


 急斜面以外はずっとしゃべりっぱなしだったような気がしつつ、急斜面に突入。身軽なサオリちゃんはひょいひょい登り、なぜかミドリさんはロープが怖いということでロッククライミング!かっちょよかったです。


 そんでもって、この時期の目玉的な花であるシャクナンガンピも咲き始めておりました〜!これから本番なわけですが、ひとつだけ全開の花がありました。屋久島の固有種です。これがまた可愛い花なんです。その他にもちびっこい花達が足下をにぎやかにしてくれて、森林限界から上は意外とあっさり登れちゃいました。


 そんでもって、たまに雲の切れ間から太陽が差し込み、灼熱地獄も体験しつつ、登頂ッ!エリコさんは出発するときは不安いっぱいだったようなんですが、笑顔で頂上にたてました。ほのかに風もあり、天然クーラーで気持ちよかったです。途中から、雲に覆われ、これまた天然ミストの潤いをお肌に浸透させることもできました。


 ときどき、宮之浦岳も展望できるぐらいのナイス視界!今、奥岳の山肌は新緑の緑色が出そろい活き活きしております。


 ランチを平らげた後、サオリちゃんがリュックをガサゴソ。「これすきなの〜」とみんなに「チョロギ」を分配してくれました〜!ボクとしては人生初のチョロギでおそるおそる食べてみたら、かりかり梅みたいな感じでうまかったです。夏の登山にぴったりでありました。サオリちゃん、ごちそうさま〜!


 その後も、頂上で山ボーイ達に視線を送りつつ、飛び跳ねたり、ワイワイしたりして、下山開始。遠くの空で雷鳴サウンドがゴロゴロ。光もせず、頭の上は青空まじりだったので、なんてことはなく歩きました。
 登りとは正反対で、ミドリさんもエリコさんもなぜかサクサク進むことができました〜。後から知ったのですが、ミドリさんは帰り道になるといつも元気になるそうです。そのかわり、朝は…。
 花之江河まで降りてきて、携帯トイレ体験!実況中継はできないので、花之江河の写真をお楽しみください。この時期は水苔達が緑色で実にナイスであります。


 そんなこんなで下りはかなり順調に降りることができました。途中でスコールっぽいなかなか良い雨が降ってきました〜。しかし、みんなはレインウェアを着る気はさらさらなく、気持ちよい雨に打たれながら、淀川まで降りてこれました。
 計ったかのように雨も止んで、淀川にてブレイクタイム。エリコさんの脳みそにあったドリンクが登場し、シュワッと爽快な時間となりました。


 というわけで、消えると思われていた笑顔が最後まで残っており、無事に下山完了!登山口にいたご夫婦が「雷雨は大丈夫でしたか?」と聞いてきたので「エっ?」と聞き返したら、里では停電になるくらいの雷雨だったようです。今日は山の上の方が平和だったようです。そんなこんなで、帰りの車の中もしゃべりっぱなしで、ワイワイ楽しい一日となりました。

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