想定外に平和な道のりでした。

　本日はフセッチと一緒にNO YAKUSHIMA NO LIFEしてきました〜。このブログにも２年前に複数回登場しているフセッチですが、２年ぶりに来島。実は合計すると屋久島に５５日ほど滞在しているフセッチだけに、旅行するというよりは第二の故郷に帰って来るという感じであります。

　でもって、台風９号の影響が残る中で登山口へ向かったのでありますが、車に乗っている時からして、暴風雨…。警報も注意報も出てないのですが、目覚めの嵐！って感じで、「今日は歩けるのだろうか…」という心配が頭をよぎりました。引き返して来る車を数台やりすごしただけに、どんな一日が待っているのかなと…。写真では写っていませんが、吹雪のように雲が舞っておりました…。びゅ〜びゅ〜です。

　と、外の状況は置いといて、とりあえずブレックファースト。フセッチも屋久島の自然を自然に受け入れるベテランなので、「行ける所まで行きましょうか」と一言。レッツスタートです。

　登山口付近は激しかったのですが、実際歩いてみるとなんてことはなく、逆に良い風が吹いていて快適な部類に入るトレッキング。ん〜、歩いてよかった。淀川まで着くと、やや増量中なのですが、これがまたナイスで、水の色がほんの少し濁っていて緑色…。たまらない色でありました〜。

　で、ここからはちょいと風景写真は抜きにして、テクテク歩きに。屋久島の話ではなく、屋久島に関わる雑談ふれんどトークを交わしながら、登っていきました。ん〜、屋久島にまつわる出逢い、そして屋久島から生まれる恋…。人生いろいろ、屋久島いろいろであるなと。

　雨は約３０分おきに土砂降りだったのですが、ちょっとするとすぐに止み、これまた平和な登山道。座頭虫くんも登場し、それほど荒れた天気ではなかったなと。

　でもって、もろもろを省略しつつ、目的地へ到着！ん〜、真っ白！詳細は省きますが、今日もここは素晴らしき場所でありました。たまに叩き付けるような、殴り掛かって来るような雨が降りましたが、夏のなので冷たくはなく、逆に気持ちよかったなと。

　そんな場所で映画を一本観れるほどにのんびりした後に下山開始。登山道は川と化している場所もありましたが、これまた屋久島らしいなと。すると沢みたいになっている登山道でフセッチが「カエル！」と叫びつつ、すぐさま捕獲！フセッチもカエルに負けない俊敏さを体得しております。それにしても、可愛いなと。ちょっと暗かったので、微妙に手ぶれしていますが。

　帰り道も雑談に花を咲かせつつ、淀川へ到着。雨も止み、平和な沢でブレイクタイム。ブレイク中はカメラマンを生業とし始めたフセッチと写真談義。やはり写真は技術以上の「心」が必要だなと再確認。

　そんなユルい時間を過ごした後は、ちょいと余裕があったので、淀川小屋のトイレを掃除。ここは小さなトイレなので、すぐに終わります。まずは清掃前。ん〜、なぜティッシュの袋が置いてあるのかが理解できません。みなさんゴミは持ち帰りましょう！って、このブログで書いてもそれほど影響力はないと思うので、せっせと掃除していこうと思います。

　でもって、清掃完了の写真。ほんの５分で快適空間に！なんといっても心が爽やかであります。この５分を作り出すのはなかなか難しいんですが、意味のある５分を作り出していきたいなと。今日はフセッチの脚力とユルい道のりが生み出してくれた５分でありました。

　というわけで、下山完了するころには、風も弱まり、朝の嵐が嘘のように快適な一日となりました。いや〜、夏の雨の日ってのは何度歩いても止められないなと。想定外に平和な道のりでなんとも気持ちよい一日でありました。