本日もしっとり系にて、ムラちゃん&カスミンと一緒に縄文杉へと行ってまいりました。昨日の倍ぐらいの登山者数で、半分は若い男の子たち。元気です。案の定、道中で知り合いのパトロールの人に聞いたら、200人ちょいぐらいだったようです。卒業旅行シーズン真っ盛りといった感じでした。
でもって、登山口でブレックファーストをして、スタート。最初の水場でお水をゲット。暗闇の中で、水をくむなんて事は日常生活ではまずないと思うので、これもまたよいかなと。霧雨なマイナスイオンが気持ちよい朝でありました。
テクテクと歩きつつ、屋久島トークをしつつ、順調にトロッコ道を進んでいると、雲の切れ間から木漏れビームが差し込んでまいりました。なんだか希望の光といった感じで、妙にボク自身感傷的になってしまいました。大震災はまだまだ落ち着く状況ではありませんが、ボクはやはり歩く事によってのみ、今後の復旧と復興の手助けができるのではないかと思いました。
ウィルソンで愛の確認をしつつ、急斜面に突入。「きっつくなるよ〜」と念を押しておいたのですが、カスミンは「2丁目はキツかったけど、3丁目は歩きやすくて良かった!」という余裕っぷり!さすがです。その後は、どんどん森がしっとりと、それでいて雲の中に入り込んだ感じで、実にナイスな光景が広がっておりました〜。この神秘さ…。自然が引き起こす恐ろしさを目の当たりにされた数日間でしたが、自然には美しさがあることも再確認。毎日のように歩いている道ですが、今日の森は心に沁みました。
そして、軽く休憩してから、一気に縄文杉へッ!空いている時間帯に到着。ムラちゃんもカスミンも目と口をまんまるにして、初対面できました。これがまた霧がかかった神秘空間。震災のことで頭がいっぱいだったボクも縄文杉に力をいただいてしまいました。
しっとりな感じで、ボ〜っと時間を過ごし、おしゃべりしていたら、いつの間にか縄文デッキが貸し切り状態にッ!もちろん前にも後ろにもそれなりに人がいる状況なのですが、完全に空白の時間帯でありました。ボクも思わずビックリ。さらに心の中で静かなざわめきを感じてしまいました。
というわけで、あっつうまに時間が過ぎ、そこそこ寒くなってきたので、下山開始。縄文杉付近の15分ほどはまだまだ歩道に雪がある状態。昨日に引き続き、スコップでゆきかきッ!ボコボコの穴があり、さらには雪が柔らかくなっているのでズボズボ。階段が隠れている場所をせっせと雪かきして、一人で良い汗かいてしまいました。だいぶ木道が見えて、歩きやすくはなりましたが、もうちょっと時間はかかりそうです。明日明後日は小さめ寒波がくるので、また凍るでしょうし、この辺に春が来るのはもうちょっと先のようです。汗だくでしたが、ふと上を見上げるといつもの美しさがそこにはありました。
ランチを終え、テクテク歩いていると何やら前のグループがザワザワしておりました。何かと思って、近づいていくと、なんと雲はそこそこ厚めなのに我らが宮之浦岳が見えておりました〜。まさか今日の天気で宮之浦岳が拝めるなんて、ついつい手を合わせてしまったわけです。屋久島はよく「癒しの島」とも言われますが、最近のボクにとっては癒されるというよりも力がわいてくる感じです。もっと歩いていこうと…。
トロッコ道まで戻って来ると、ムラちゃんもカスミンも「意外と平気だったかも!」という余裕の笑顔。なので、永遠と続く線路も先頭を交代しながらサックサク歩けちゃいました〜。かなり良いペース。リズムがありました。
というわけで、最後の最後まで見本のようなペース配分で帰ってこれました。縄文杉、そして屋久島の森に力をもらった一日となりました。
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