2010年12月6日月曜日

安全大会冬バージョン。

 本日は屋久島観光協会ガイド部会で「安全大会」がありました。何をするかというと、山&森の安全性をもっと高めていこう!という場であります。今年は6月に引き続き、2回目の開催となりました。シーズンオフということもあり、ガイドの出席率もいつも以上に多かったです。
 まずは林野庁森林管理局の方が今年度にしたモニタリングの調査を報告。いつも見慣れている樹々の説明がありました。でもって、消防(レスキュー)、警察から事故事例の話があり、やはり多いなぁというのがボクの印象でありました。9.5割以上は一般の登山客が起こしたケガや骨折です。残りの0.5割はガイドがいての事故なのですが、持病を隠していたり、体重がもの凄い人であったようです。こう考えるだけでもガイドの役割というのは重要なんだなぁとあらためて思いました。


 ところどころ、休憩を挟みつつ、徳洲会病院の医師I先生からも「冬山」ならではのお話が聞けました。低体温症と凍傷について、ためになるお話でありました。まぁ、厳冬期に宮之浦岳を目指すツアーは美屋久ではありませんが、知っていて損はない、もしくは自分が雪山に登る時に必要な知識でありました。

 最後は今後の安全大会をさらに充実させるべく意見交換。ガイド部会のレベルをもっともっと上げていきたいものです。

 そして、最後にMさんから「屋久島町エコツーリズム推進全体構想(素案)」の話がありました。関係諸機関が作ったものなのですが、注目すべきはやはり「利用調整」と銘打った「入山規制」です。屋久島町には1万3千人弱の島なのですが、議員は20名ほどいます。2ヶ月ほど前、議員の方達とガイドが縄文杉へ調査に出かけているのですが、なんと縄文杉まで行ったのは4名ほどだったようです。正直な所、町の将来を左右するであろう議題に他16名の議員さん達は現場へ行っていないんです!いや〜、さすがにこれはまずいなぁとボクでも思います。まぁ、もろもろの事情があったのかもしれませんが、あまりにこころもとない…。縄文杉へ行かなかった16名の議員さん達は何を判断基準にするのか…。

 しかもその「素案」の中には「調整」するに当たっての「システム」が全く示されていないんです…。ボクも変な規制は大反対ですが、「利用調整」そのものには反対ではありません。ですが、システムの「シ」の字も示されない議案にはちょいと賛同できないなと。あまりに島全体の不安要素が多すぎる…。どれだけの税金を使って、どれだけの利権争いがうまれるのか…。いろいろと裏の噂も聞いたりしますが、今のままではちょっと無理かなと。論理的に破綻しています。少なくとも現場で働いている人を説得するだけの論理は持ち合わせていない内容です。

 ちなみにこの「屋久島町エコツーリズム推進全体構想」が本格始動するのは2年後からです。その時は環境省の方も林野庁の方も議員さん達も、この構想の素案に関わった人は残っていないんです…。島で生きている人たちの生活を左右するような重要な議題なのに、作った本人達は「さよなら〜」っていうのが常識はずれも度が過ぎるってもんです。責任感がなさ過ぎる。もちろん作っている方達は、もの凄い労力で作っているのはひしひしと伝わって来るのですが、作りっぱなしはいけないのでは…。これが一つの企業であったら、そこまで責任感のない人はクビになるのではないかなと。それが公然とまかり通っているのが、不思議です。せめて軌道に乗るまでは、責任をもって欲しいです。自分たちの子どもに胸を張って「私が作ったものなんだよ!」って自慢するぐらいの誇りも持って欲しいなと。産みっぱなしで勝手に生きてけ!っていう親はいないはずです。乳幼児にそんなことをしたら、犯罪です。少なくとも理性のある親であれば…。

 明後日も会議があるらしいのですが、ボクはガイドで行けず、ちょっと悔しい感じです。今後の展開は目が離せません。屋久島好きな人にとっては要注目の、屋久島に行ってみたいという人にとっても大注目な話でありました。

 縄文杉はどう思っているのかなぁ〜?

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