2018年3月14日水曜日

素晴らしすぎな縄文〜宮之浦岳縦走。

 昨日から本日にかけて、コジマファミリーのゆうこさん、みつきちゃん、アキラくんと一緒に、縄文〜宮之浦岳〜淀川へと縦走へ行ってまいりました〜。え〜、僕も縦走はお久しぶりでして、10ヶ月ぶり!?まぁ、パトロールなどでちょこちょこと泊まりで山には入るのですが、ガイドとしての泊まりは本当にお久しぶりでありました。20代の頃なんかは、週に3回なんて泊まりガイドもしていたんですが…。歳?笑。

 と、準備を整えて、荒川登山口へ。どちらかというと定番は淀川から入るわけですが、本日は荒川から。気合を入れてスタートしましタァ〜。新しい板張りのトロッコ道が歩きやすいっす。


 日帰りの縄文杉ですと、まだ日が昇っていない時間帯でいつも帰りに見ているハートの板。縦走なんで歩いた道はもう戻らない!朝から家族で愛を確認できました。笑。


 日帰り組が行ってしまった後にボチボチスタートしたということもあり、安房川にて朝ごはん。朝日がなんともマブイ至福の空間でありました。贅沢な朝だなぁ〜。天気予報も上々でして、2日間晴れそうな気配。スタートしたばかりですが、まったりできました。


 と、トロッコ道をのんびり歩いて、まだまだ余裕がある感じで山道に突入。重い荷物が背中にずっしりくるわけですが、なんてことはなく頑張れました。ちょっとみんなの荷物の重さチェックをしたんですが、母の荷物が一番重かったです!笑。母の力だなと…。笑。なぜそんなに重いかは夜のお楽しみということで…。ウィルソン株でちょっと早めの絶景ランチ。これまた泊まりの醍醐味かなと。


 この日は若い男子学生と思しき登山者が非常に多く、久々に200人越えしていたのではないかと思います。我々はのんびり系なので、世界自然遺産エリアに入る頃には貸切の森を歩くことができましたが。なんとも贅沢な歩きだったなと。


 そして、初日のメインである縄文杉に到着〜〜〜!みんなで歓声を上げつつ、ご対面できました。もちろんデッキの上は貸切空間〜(途中でチェコ人のカップルが登場しましたが)。思う存分、縄文杉と語り合えたかなと。日帰りではここで引き返すわけですが、縦走はまだまだ終わらない…。いつも思うんですが、屋久島の縦走って内容がありすぎて、心が追いつかないのではと。笑。すごいなぁ〜、屋久島。


 と、天気予報は午後から降水確率0パーセントだったのですが、さすが屋久島と言いましょうか、パラパラと降ってきました。まぁ、レインウェアを着るほどでもない感じでしたが。そんな天気でしたので、もやっとした幻想的な森歩きに。天気の演出ってやつです。綺麗でした〜。


 そして、ここで特筆すべきは、縄文杉〜新高塚小屋までの道のりのヤクシマシャクナゲがなかなかどうして蕾をいっぱいつけております。森の中でガッツリ花が咲くことはあんまりないんですが、今年は咲きそうです。屋久杉の森とシャクナゲの花。ん〜、楽しみ〜!まぁ、シャクナゲの咲く季節にここの道を通ることができるかどうかはまた別問題なんですが…。


 と、予定よりもちょっと早めに本日の宿であるホテル新高塚に到着!意外と宿泊登山者がいまして、テントの人も合わせると僕らを含めて26人。半分ぐらいは単独登山者でした。
 とりあえずは、寝る準備をしてから、お楽しみのディナータイム!ここでゆうこさんの荷物の重さが発覚したわけですが、夕ご飯をいっぱい持ってきていたのであります。食べても食べてもどんどんリュックの中から出てきました〜!笑。


 みつきちゃんとアキラ君はカレーを持参したんですが、なんと高級レトルトカレー!どうせ山で食べるなら豪華にということで、500円級のレトルトカレー!かなり美味だったようです。みつきちゃんのカレーも美味しそうでしたが、アキラ君のカレーが一番うまかったようです。笑。


 そんなコジマ家のディナーは次から次へといろんな食べ物が出てきて、楽しすぎでした。笑。僕もちょっとおすそ分けしてもらったりして、ゴチでした〜!山で食べるものはなんでもうま〜〜〜い!笑。良きディナーでありました。


 そして、就寝。僕は隣のおじちゃんが強烈ないびきで、夜中に静かなところへ移動したりしたんですが、みんなはそれなりに快適な眠りができたとのことでよかったっす。朝は朝日狙いで、明けきらぬ朝をヘッドライト走行しました〜。標高が高くなるとまだまだ場所によっては雪の上を歩く感じであります。身も心も引き締まるなと。


 最初は第二展望台で朝日を拝もうと思ったんですが、意外と早く着いてしまったので、平石岩屋まで歩くことに。ここでさらなるシャクナゲ情報なんですが、新高塚〜平石の間もすんごく蕾が着いております!ということは、縄文〜平石の間はイイ感じの当たり年になりそうです。ちなみに宮之浦岳〜淀川登山口はボチボチといったところなので、シャクナゲ狙いの方は日帰りではなく縦走がオススメです。


 そして、平石岩屋まであと1分というところで朝日が顔を出してきました〜!雲の切れ間から、丸い太陽が…。もうこの辺からは言葉のいらない世界であります。


 みんなで朝日鑑賞。寒いっちゃ寒いんですが、強烈な寒さではなく、朝日に集中できました。ん〜、いい背中であります!


 恋人たちのツーショット…、ではなく、母と息子の後ろ姿です。いい朝だったなぁ〜。


 で、そんな素晴らしき朝日を拝んだ後に、朝ごはん。ここでもゆうこさんの腕がなる感じでして、お雑煮。味見させてもらいましたが、山の朝ごはんにもってこいのお味でありました!


 そして、ぐんぐん昇っていく太陽と共に、僕らもぐんぐん標高を上げていきました〜!昨日から、宮之浦岳頂上付近が一番辛いよと言っていたのですが、みんな熱い登りを見せてくれました〜!永田岳をバックに最高のシチュエーションでありました。


 そんな熱い登りを頑張って、頂上に到着〜〜〜!九州で一番高いところへ来れました!しかも、さっきまであった雲が全てなくなり、大パノラマの頂上に。これまた言うことなしの展開…。みつきちゃんも「意外と登れた〜」とのことで、頂上を楽しむことができました。ナイス〜〜!


 しばし、ご歓談した後に、下山開始。まだまだ長い道のりが続きます。こっち斜面の雪はなんてことはなかったので、順調に進むことができました。


 で、携帯トイレ休憩をしていたら、10人ほどのパーティが。大学のワンゲルか登山部かと思って声をかけたら、まさかのサイクリング部!笑。みんな元気いっぱいで重そうな荷物を持って歩いてました。若さっていいなぁ〜。


 晴れに恵まれた森林限界を終える頃になるとちょっと雲が出てきました。まぁ、雨は降りませんでしたが、ちょっと遅れていたら、頂上のパノラマはなかったんだろうなと思うと、タイミングがすごくよかったなと。持ってるなぁ〜、コジマファミリー!花之江河まで歩いてランチタイムにしました。持ってきた食料をほぼ完食する勢いで、これまた美味しい時間でありました。


 そして、最後の最後に淀川へ。この2日間を締めくくるべく、最強レベルの美しさが待っていてくれました〜。川フェチのアキラ君も納得の風景!?しばし、登山の疲れを癒すことができたかなと。ん〜、至福の時間…。


 というわけで、淀川登山口に到着!なくなると思われていた笑顔は極上の笑顔となって下山完了!みつきちゃんも「まだ行けるかも〜」なんて心強い言葉が出たりして、内容濃すぎな縦走であったなと。なかなか天気に恵まれない屋久島ではありますが、素晴らしすぎの二日間でありました。

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