ナクリー（台風１２号）のおかげ？

　本日は昨日に引き続き、みっちゃん&たえちゃんと白谷雲水峡、あらため、ヤクスギランド〜天文の森へと行ってまいりました〜。初めは白谷へ行く予定だったので車を走らせました。標高の低い所で白谷川の増水もそれほどではなく雨も風もなんてことなかったので、「これは行けるかもしれない！」と入り口まで行ったんです。そしたら…、管理人スタッフの人が合言葉のように「や、よ、いまで」と…。そうんなです、弥生杉までのコース制限…。なので、潔くUターン！それでも２人とも歩く気まんまんでして、ヤクスギランドへ行ってみようということになりました。移動中は昨日の疲れもあり、みっちゃんもたえちゃんも車で爆睡しておりました。

　そんな感じでちょいと遅めの出発となりましたが、Let'sヤクスギランド！雨もなんてことはなく、今日も潤いまくりの絶好のコンディションでありました。まぁ、時々数分間の大雨もあり、道はご覧の通り。昨日に引き続き、歩いて数分で靴はびしょ濡れ！だんたんと快感に変わってきます…。

　とまぁ、テクテク歩いて水々しい森を堪能。雨が弱い時は随所でカメラも出せました。晴れの日には決して味わう事ができない水の森。みっちゃんもたえちゃんも昨日の疲れがあるもののなぜか笑顔！二人とも嵐が似合うなぁと…。

　で、ランド内は東屋が数カ所あるので雨宿り。もちろんカメラ好きだけに安全地帯ではすぐに写真モード。屋根からたれさがる苔の雫に燃えるみっちゃんです。

　雫と雨がキラキラして心を奪われる世界でした。

　荒れまくったらすぐにでも引き返そうと思っていたのですが、意外と普通に歩けました。梅雨の豪雨に比べたらなんてことない雨で、風も続かず、予想以上にいい雰囲気！ランドを抜け、天文の森へ向かう途中の森がまたたまらない風景でありました。

　まるで水の中を歩いているような湿潤の森…。霧まで緑色に見えるようなディープな世界でありました。

　こういう日は普段以上に圧倒的な迫力で森が迎えてくれるので、２人とも写真を撮りつつも、呆然とするかのように立ちすくむシーンも…。みっちゃんも「すごいしか言葉がでてこない！」と言葉で語ることすら難しい美しさでありました。

　濃厚な森にたちすくむみっちゃんとたえちゃん。全身ずぶ濡れですが、まったくそれを感じさせない風景でありました。

　その後もテクテク進んで、天文の森に到着。さすがに長居できるような状況ではありませんでしたが、どっぷり森につかることができました。下の写真、よ〜く見るとタエちゃんのピースポーズ！ほどほどの風雨でよかったなと。

　でもって、さすがに森のど真ん中でお弁当を開いたら、数秒で雑炊になるだろうなと思い、東屋まで引き返してからランチタイム。しか〜し！２分に１回ぐらい東屋の中を強風が…。すぐにおさまるんですが、想い出深きランチタイムとなりました。普段の生活じゃぁ、考えられない環境でのお弁当でした。

　で、帰り道もテクテク進みつつ、たえちゃんのリクエストで「抹茶ロール」風の倒木で撮影会。登りの時に見つけた倒木なんですが、苔が元気で二人の心をつかんでおりました。

　そして、順調に橋まで戻ってくると、荒川が大増量の大出血サービスでありました〜！まずは今朝撮った写真です。ほどほどの増水。

　そして、帰りに撮った全く同じ所から同じアングルの写真。真ん中にある大岩も完全に飲み込まれています。ついでに水の色もカフェオレ風味…。安全が確保できる状況で、こういう風景はたくさん楽しみたいものであります。

　そんなこんなで無事に下山完了！なんとかかんとか笑顔満点で帰って来れました。想像以上に素晴らしすぎる風景が待っていてくれて、ホント歩いてよかったです。

　で、帰りの車道の霧が凄かったです。ボクも毎日のように通る道ではありますが、思わず車を止めて写真を撮ってしまうレベル！まったく先が見えませ〜〜〜ン。ゾクゾクする運転となりました。

　というわけで、普段では味わえないとびっきりの森を歩くことができました。予定通りにことは進みませんでしたが、それ以上に美しい風景に出会えたなと。歩くのを諦めなかったからこそ楽しめたディープな森の風景。ナクリー（台風１２号）のおかげだったのかもしれません。