2014年3月25日火曜日

バイオトイレ付近の清掃ボランティアで…。

 ちょっとずつフィールドに戻りつつある今日この頃ですが、ガイドの有志が集まり清掃ボランティアに行ってまいりました。場所は縄文ルートのバイオトイレ付近。ここは1970年代まで山小屋があった所で、当時のゴミの処理方法は…。今では考えられない「埋める」という方法!埋める事がマナーだったんですね…。30〜40年ほどで日本人の意識が成長したと言ってもいいかもしれません。

 で、この埋めたゴミというのが大雨のたびに露出してきていたんです。かなり目につくようになってきていたので、清掃という流れになったわけです。10名ほどのガイド達でワイワイとゴミ集め。天気に恵まれはかどりました。ちなみに現代のゴミはありませんので、ご安心ください。それにしてもよく埋めたなぁと…。


 そんなゴミ拾いの中でボクの心を鷲掴みしたのが、昔の瓶たちでした。状態がいいものはほとんどないのですが、それでもしっかりと当時をしのばせる瓶がいくつかありました。

 こちらは「本格焼酎 えびの(本坊酒造)」の瓶!見た事な〜い!


 しかも、屋久島の本坊酒造ではなく、住所が鹿児島の住吉町になってます。


 お次ぎはコカコーラの缶。缶でここまで状態よく残っていたのが不思議なくらいですが、ボクが産まれる前に発売されていた缶。ちょっと調べてみたのですが、1967〜1970年初頭までこの缶だったようです。ガイドのSさんは「懐かしいなぁ〜」と一言。この缶で飲んでいたそうです。ちなみに自称28歳…。


 お次ぎは今をときめく「アサヒビール」の瓶。こちらも1970年代に販売されていたようですが、まだスーパードライではないですね。


 ボクが瓶に興味を示していると、今年からガイド復帰するSちゃんが、これも可愛いですよ〜とかわいい瓶を持ってきてくれました。しかも、中には紫色の液体が…。ん〜、香水のような美しさであります。しか〜し!よ〜く見ると…。「KOBAYASHI TAMUSHITINTURE」と書いてありました。そう、「たむしちんき」であります。水虫&たむしの薬。調べてみると、現在でも形を変えて販売されています。
 もう一点、気になるのは「KOBAYASHI」ですが、こちらは小林製薬。そうなんです、ここのバイオトイレはブルーレット40周年記念で小林製薬が寄贈してくれたトイレ。なんだか不思議な縁を感じてしまいました。


 もうひとつは全く銘柄が残っていないのですが、中に苔が育ったちっちゃい瓶。なかなかおしゃれです。屋久島の山を歩いていると、たまにこういうのが落ちてます。わざわざ瓶の中で育たなくてもいいのになぁと思いつつ、このビンの中が居心地がいいんだろうなぁと。いろいろと想像しちゃいます。


 そんなこんなで表に露出しているゴミ達をそれなりに集める事ができました。人の手ではちょっと持って帰れるレベルではなかったので、一ヶ所に集めて次回の撤収作業に備える形になりました。


 そういうわけで、終始青空の中で清掃ボランティア終了。ガイドが10人も集まると話が1秒たりとも途切れる事がなく、あっという間でした。小杉谷集落後のサクラも咲き始めております。来週ぐらいが今年の山桜シーズンか!?


 というわけで、ボクも久々のフィールドでしたが、良い汗かくことができました。

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