2013年9月22日日曜日

2時間ぐらい待ちましたが…。

 本日は、屋久島4回目のニシヤマさんと屋久島2回目のアイちゃんと一緒に黒味岳へと行ってまいりました〜。天気予報はというと晴れだったのですが、登山口からして霧雨が降っておりました。まぁ、「なんなん天気予報」は頂上だけ晴れると出ていたので、レッツ黒味ッ!雨の森を歩き始めました。え〜、昨日のブログと同じヒメシャラです。やっぱり艶がたまりません!


 と、テクテク歩いて淀川に到着。昨日は帰りのトイレで珍事件が勃発しましたが、今日は平和な淀川でした。雨の量はたいしたことなかったので、相変わらずの美しき清流であります。


 とりあえずはテクテクと前進。アイちゃんは昨日縄文杉に行ってきたとのことでしたが、それほど疲れを見せる事なく、順調なペースで歩くことができました。ときどき、青空が出て、的中率8割のなんなん天気予報が当たるのではないかと、ドキドキでした。


 テクテク歩く登山道でありましたが、早くもマムシグサが色づき始めました!早ッ!昨日はまだ色づいていなかったので、緑からオレンジへ変貌しつつあります。かなり濃厚な色になっていくので、この道を通ったらまた写真を載せたいと思います。


 そんなこんなで雲の中の花之江河に到着!今日は連休中日ということもあり、それなりに人が集まっておりました。先ほどチェックしたら本日の縄文杉は730人だったそうで、なかなかの入りだったようです。ちなみにこちらの登山道はざっと30人程度でしょうか。平和です。


 花之江河に集まっていた人達は宮之浦岳を超えて一泊する縦走組だったので、ボクらはのんびり休憩してから山頂を目指しました。途中でニシマヤさんが「カエルっ!」と叫ぶと、ヒキガエルのヒッキーくんが元気いっぱい動いてました。今年は雨が少なくて受難の
夏だったと思うのですが、ピョンピョンしてました。アイちゃんは遠く離れた所から写真を撮っていましたが…。このつぶらな瞳、引き締まった口…。それでいてユルいキャラがかわいいです。


 そして、雲はなかなかぬけない状況でしたが、ロープをたぐで頑張りました〜!二人ともけっこう余裕の登りでして、ガイドとしても心強かったです。ニシヤマさんに関しては、花之江河まではかなり眠たかったようで、余裕の歩きだったなと。


 と、森林限界を越える辺りから高山植物達のオンパレード。いろいろ可愛い花が咲いておりました。写真は「ヒメコイワカガワミ」。濡れた姿が美しかったです。


 そして、厚い雲のままに頂上到着!真っ白〜〜〜〜ッ!何にも見えませ〜〜〜ん!しかし、風がそこそこあったので、これはひょっとして雲の切れ間が…。とりあえず、待つ事に。ちなみにニシヤマさんはバリバリの晴れ男で、アイちゃんは生粋の雨女!晴男VS雨女でもあったのか!?


 このとき、頂上にはボクらを含めて6人いたのですが、いつの間にか一致団結しまして、「抜けるのを待とう!」という空気満点!まぁ、嵐っぽくなってきたのでみんな下向きで待機でしたが…。


 そして、ビュ〜〜〜〜っという激しい風とともに雲が〜〜〜!宮之浦岳までは見えませんでしたが、西側半分は視界が広がりました〜!頂上にいた6人が本日最も熱くなれた瞬間でありました。まぁ、ほんの数分で濃厚な雲の中に入りましたが…。


 で、あまり動きがなくなってきたので、ランチをして待つ事に。なんとかタイミングを見計らって霧雨のランチとなりました。するとランチ後にニシヤマさんがデザートおみやを!お上品なお味でした!ゴチ!全部で6個入りだったのですが、ボクらは3人。そう、残りの3個は同じ気持ちを持って頂上で待つ3人に!やっさし〜ぃ、ニシヤマさん!風が当たると寒くなりましたが、ニシヤマさんの計らいに温かくなれました。


 なんとかして、宮之浦岳まで見たい!という気持ちとは裏腹にどんどん雲が厚くなり、雨も激しく…。最後のラストチャンスと思われた切れ間もいいところまでいきましたが、宮之浦岳までは見えませんでした。いつのまにか2時間近くたっておりました…。興奮させてくれた風よ、ありがと〜!雲は抜けなくとも十分すぎるほど楽しませていただきました。晴男VS雨女対決は、視界もドバ〜っと広がったので引き分けとすることにしましょう。


 で、下山に集中したのですが、2人ともまだまだ歩ける感じで、順調そのもの。花之江河のトイレブースでお色直しして、さらに身軽になって一気に淀川まで戻ってきました。夕方になりつつあり、標高も下がってきたので、チラホラ太陽が出てきました。キラキラが美しかったなぁと。


 最後は青空と大木のダイナミックな光景も。闘い終えた感じで爽やかな気持ちでありました。


 というわけで、宮之浦岳までは見えなかったものの、潤う森と興奮の頂上を味わえて、ワイワイ楽しき一日でありました。

6 件のコメント:

  1. 突然ですが、山頂でご一緒させて頂いた物です。(女子の方です)
    友達とあったかいガイドさんだよねー!と話しをしていて、こっそりザックカバーのロゴをチェックしていて、このブログにたどりつきました。
    しかも、自分達もこっそり写っていたので興奮してしまい、コメントしてしまいました。
    とにかくあの時は一致団結して楽しかったなぁって。ガイドさんが、待ってる時のワクワク感、ドキドキ感がいいよね!と言っていたのが、本当にそうだなって。景色が見えなくて残念だった気持ちが元気になる一言でした。ツアーに参加されていた方からのお土産にも感動で、山で会う人達は温かい人ばかりで、屋久島での良い思い出になりました!
    今度屋久島に行くときは、案内してもらいたいなと。No.yakushima No.life楽しそうですね~♪
    長々と失礼しました。

    返信削除
    返信
    1.  どうもで〜す!書き込みありがとうございます!その節はドキドキの時間共有、ありがとうございました。宮之浦岳までは見えなかったものの、雲が抜ける瞬間はたまりませんでしたね。だから、雨の日も曇りの日も登山は止められないってもんです。
      そして、ニシヤマさんの粋な計らいでお土産共有も心温まりましたね!次の日も違うバージョンを頂きましたよ〜。
      そんな感じで屋久島は何度通っても終わることのない自然が待ってます。いつでも遊びに来てくださいね!

      削除
  2. なんなんさん、先日はお世話になりました。
    生粋の雨女、アイです。
    今回は雨の中屋久島の楽しさ、美しさをたくさん教えていただき本当に良い時間が過ごせました。6人で待った雲の抜ける瞬間は私もとても楽しかったです。
    ニシヤマさんのチョコもとても美味しかったです。ご馳走様でしたm(_ _)m
    また、あの場で一緒に過ごした女性方にもお菓子を頂き、ホントに有難うございました。
    来年は必ずシャクナゲの季節を狙って屋久島に行きたいと思います。雨もきっと連れていきますので宜しくお願いします♪

    返信削除
    返信
    1. はい、どうも〜!アイちゃん。書き込みありがと〜!さすが生粋の雨女!ひょっとしたら、頂上で雲の演出をしてくれたのはアイちゃんのおかげだったのか!?興奮させてくれてありがとん!
      でもって、来年はシャクナゲの大当たり年!?今度は優しい雨じゃなくて、嵐を連れてきてね〜!笑。

      削除
  3. なんちゃん、先日はどーもー!
    あんな過酷な所に2時間ぐらいいたんですね?一人だったら、たぶん15分くらいしか待っていられなかったと思う・・・。寒かったりしたけど、あっという間に感じたってことは、楽しかったんだな!
    美屋久の輪がまた広がっていきそうな予感ですな!!あのお土産は自分も初めてだったけど、みなさんのお口に合ったでしょうか?
    ちなみに25日(水)に縄文杉に行ったときは一滴も雨が降らず・・・なんだかさみしい感じでした。やっぱり雨がほしかったなぁ。

    また屋久島に行くときは、よろしくね!

    返信削除
    返信
    1. ほ〜い!ニシヤマさん。書き込みであの日の頂上組がそろったね〜!(男性をのぞく…。笑。)完全に雲が抜けることはなかったけど、あのゾクゾクする感覚を味わえて楽しかったねぇ。運命共同体的な空気が面白かったぁ。もちろんあの空気を完成させてくれたのが、ニシヤマさんのおみやだったのは言うまでもない…。
      でもって、まだまだ終わらぬ屋久島の自然。またいつでもウェルカムだよ〜。

      削除