2013年5月26日日曜日

カメラと心に森を写してきました。

 本日はフルイッさん&ちよえ様と一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜。問い合わせの時から、「写真をたくさん撮りながら歩きたい!」とのことで、のんびりトレッキングがスタート。連日晴れが続いておりまして、乾き気味のコンディションではありましたが、のっけからシャッターをきりまくりました。ちなみにちよえ様はデジイチとコンデジの二刀流です。


 で、前日に屋久島南部にある「shizuku gallery」で白谷の絵を見たとのことで、一発目のポイントでもパシャパシャ。若干、苔は乾き気味だったものの、独自の世界観がナイスでありました。


 当初はユルい道で写真を撮りまくって歩こうかと考えていたのですが、shizukuポイントが原生林コース側にあるので、意を決してハード系に突入しました。もちろんカメラを押す人差し指は止まりません!


 そんな感じで休憩を交えつつ、テクテク歩いてると、ちよえ様の表情が…。予想していたことではあったのですが、トレッキングシューズがご覧の通り…。いわゆる「加水分解」ってヤツです。なんと18年前のトレッキングシューズ!あらかじめ予備の靴を持ってくるほどに、準備万端。さすがちよえ様。もちろん?壊れたシューズを持つのはフルイッさんの役目ではありましたが…。


 その後も屋久島トークをしつつ、雑談しつつ、ワイワイのんびりトレッキングをしたのでありますが、苔は…。まとまった雨が降っていないだけにひからびております…。今年の5月は雨が少ないなぁ〜。午後の天気予報が雨だったので、期待しながら進みました。


 とまぁ、念願の原生林コースを終え、小屋付近でランチタイム。立ち止まるとちょっと肌寒さもあったので、お味噌汁が身にしみました。もちろんのこと、その後も写真は止まりません。


 苔むす森付近についても、手ぶれしないように柵にカメラをのっけてパシャパシャ。この辺から徐々に森が暗くなってきて、白谷っぽくなってまいりました。


 で、目指すは太鼓岩だったので、さらに登っていくと、ちびっ子軍団が来襲!我らが屋久島の児童施設の軍団でしたぁ。みんな元気に挨拶してくれて、気持ちよかったです。


 徐々に標高を上げていくと、いつのまにか霧がかる世界に…。待ってましたとばかりに、これまたたくさん写真を撮りました。ん〜、たまりません、この世界観。モノトーンの空気は、実に神秘的であります。


 で、いつも以上にディープな感覚になって歩いていると…。ちよえ様のトレッキングシューズと同様に、加水分解ってヤツのソールが…。ちょっと前に普通の靴を履いていたおばちゃんがいたのですが、おそらくその方のソールです…。トレッキングシューズではない、おしゃれ靴です…。きっと下山してから、靴の違和感に気づいたのかもしれません。もちろんゴミになるので、回収です。


 でもって、岩屋に寄ってから、太鼓岩へレッツゴー!もちろんこんな霧深い森でしたので、岩からの天望は真っ白〜〜〜ッ!これはこれで気持ちいいんです。もっと荒れてるかなぁと思っていたのですが、爽やかな風でありました。


 しかし、雲&霧の中というのは水蒸気の中ということでもあります。水蒸気を集めることに秀でている杉の新芽はご覧の通り。雫ちゃんがたわわに実っておりました。乾いた森だっただけに、心の中まで潤いました。


 ついでに只今、森の木を泡ぶく化している張本人にも登場してもらいました〜。アワフキくんです。何かの卵ではなく、昆虫でして、身を隠すためにこの泡ぶくの中で幼虫時代を過ごすそうです。詳しく知りたい方は「アワフキ」とか「アワフキムシ」でググってみてください。ちなみにこの泡ぶくはちょっと粘着力ありです。


 でもって、真っ白な太鼓岩とお別れして、下山開始。するとパラパラと雨が降ってきました〜!待望の雨!さっきまで乾いていた苔ちゃんたちも一気にヒートアップしまして、パンチパーマだった苔ちゃんもピンピンしてきました。やっぱり森はこうでないと美しさが加速しません。


 で、小雨は降っていたのですが、なんてことない雨だったので、沢付近でブレイクタイム。まったりした時間でありました。
 最後は傘をさすぐらいの雨が降ってきて、森の緑が濃厚になっていきました。雲が厚くなってきて暗くなってきましたが、雰囲気絶好調でありました。
 というわけで、体力に自信がないと言っていたにもかかわらず、二人とも意外と平気な表情で下山完了!晴れも曇りも雨も全部体験しつつ、写真もたくさん撮って、話もたくさんして、森を心身で感じ取れた一日となりました。

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