2012年3月2日金曜日

中国4000年の歴史?

 本日は、元気いっぱいタクちゃんと一緒に太忠岳へ行ってまいりました〜。タクちゃんは2年前に屋久島へ来島したチョウくんの後輩。先輩後輩の太忠岳因縁対決!?が幕を下ろしたのでありました。そんなタクちゃんなので、車の中からいろんなトークしまくりでのスタートとなりました。

 初めは太陽の気配を感じるほどの天気でしたが、歩くこと20分ぐらいでポツポツ雨が降ってきました。そんな湿気たっぷりの森をわけいっていくと、森がもりもりしているところで、濃霧の世界に。屋久島では珍しくはない霧の森ですが、このモヤッと感こそ屋久島の本質だなと。ボクとしても何度見てもやっぱりこの森の風景がたまりません。

 タクちゃんは体育会系で体力満点。多少の坂もず〜っと2人でしゃべりまくって登りました。屋久島トークをしつつ、さらには「ゆとり(教育)」トークをしつつ、話をすすめていきました。やはりタクちゃんは先輩ゆずりの情熱の持ち主だなと。個人的に「ゆとり」に疑問をもっているので、タクちゃんのような熱い魂をもったゆとり世代もいるんだと、ホッとしました。ボクの中で偏見が崩れてよかったです。

 そして、タクちゃんも「もうここまででも帰っていいくらい満足っす」と言わしめるほどに美しき天文の森を堪能し、いざ急斜面に。
 といいつつも、部活でガッツリ体を鍛えているタクちゃんだけに、急斜面も息が切れることなく楽勝?急斜面であるにも関わらず、同じ調子でず〜っとしゃべり続けてしまいました〜!いつもは「無言の坂」と言えるほどにキツい坂なのですが…。

 でもって、坂も落ち着き、ちょっとずつ雨が強くなってきました。頂上15分手前ぐらいで、いきなり雷がっ!ピカゴロゴロ〜ッ!落ちてはいませんが、ほぼ真上で雷鳴!2人してビクッとしゃがみこみました。おぉ〜、こわ〜!雷には慣れているボクですが、この近さはビックリしました〜。ここからは雨もバシャ〜!緊急避難ということで、岩陰に逃げ込みました。ただ雷が過ぎるのを待つのもなんなので、ちょっと早めのランチに。風が冷たかった〜!もちろんランチ中も頭の上では雷鳴が…。去ったかな?と思うとまたゴロゴロ〜。

 頂上の3分手前で雷が過ぎ去るのを待ち、タイミングを見計らって「行くぞ〜!」と岩陰から出発。

 すると…、安房の街まで見えてしまうほどに視界が開けていたんです!なんというタイミング。しかも、山と雲のコラボレーションが中国4000年の歴史をかもしだしておりました〜!すごいッ!ボクも思わずその光景に興奮してしまいました。
 写真をいっぱい撮ったり、雲の流れに心を奪われたり、こんな天気が荒れた日だからこそ見えれた絶景でありました。

 なぜか天柱石に守られ、ここだけ風がさえぎられていたので、思いのほか平和でありました。そんな状況だったので、タクちゃんは瞑想タイムに…。特に僧侶の勉強をしているわけではないので、自然とこのポーズをとりたくなったのでありましょう。この絶景を前に精神統一。ん〜、ナイス。

 壮絶でありながらも、美し過ぎる絶景をあとに下山開始。もちろん帰り道も男2人でしゃべりまくっての下山であります。帰り道は雨もそれほど強くなく、小手先のカメラテクニックを駆使しながら、随所で写真を撮りながら進みました。カメラに夢中になると自然と変な態勢になってしまうものです。

 ちょっとした沢の中に足を突っ込むのもためらいはありません…。

 ランドの中は森が守ってくれるので、風もなく快適なレイントレッキング。心地よい沢付近でコーヒーブレイク。もちろんタクちゃんは妄想モード…、いな、瞑想モードに。良い時間でありました。

 最後は我らがヤクスギランドのシンボル、仏陀杉にご挨拶。今日もドッシリと立っておりました。

 そんなこんなで、しゃべって、雷にビビって、瞑想して、ワイワイ、しっとり、内容の濃い一日となりました。タクちゃんにとっても、春からの新社会人生活に大きな影響を与えた一日になったのでは…。

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