本日は被災地に「屋久島の水」を送ろうということで、ガイド有志が急遽集まり、作業に翻弄しておりました。ペットボトルにラベルをはり付け完了。10数人がかりで、1000本用意しました。ラベルは協議の結果、「がんばろう!」と「応援しています」に決定。「がんばれ」というのは他人行儀なので、ボクらも精一杯燃える事を誓いつつ、共にこの苦難を乗り切ろうという思いが一致した意見となりました。
屋久島も寒波がきていて、けっこう寒いのですが、思わず燃えてしまって汗をかいてしまいました。ペットボトルが完了した後は、まとめて比較的丈夫な袋に入れました。観光センターB氏の計らいにより、縄文杉の袋です!写真ではありますが、こんな所にも縄文杉の力強さを見た気がします。
いろんな報道で徐々に物資が届いているようなので、今後は義援金&募金が鍵になるかなと思っています。シーズンに入り始めようとしているところなので、義援金を捻出するのも非常に厳しいガイド達でありますが、少しでも送り届けられるように奮闘していこうと思います。
また屋久島在住の皆さんは、安房の「杉匠」さんが窓口になって、石川県のモンベル支所へ一括して配送してくれるとのことです。今日も水を発送した後に、行ってきました。ちなみにやみくもに物資を送っても仕方がないので、主に下記の物を集めて送ることになっています。
・おむつ(MかLサイズ)
・生理用品
・タオル
・下着やティシャツ(新品のもの)
・カイロ
・トイレットペーパー
・ティッシュペーパー
・シュラフ
・レインウェア
杉匠の営業時間は8時〜18時。営業時間中は必ず人がいるとのことで、余裕のある方はぜひ足を運んでください。
というわけで、日本が大きく変わってきています。良い方向へ向かうように、屋久島からも情熱を贈っていけたらと思います。
被災地を支援したいというお気持ち
返信削除とても素晴らしいと思います。
でも今個人が動くことは
国の救援活動妨げに
なってしまうことがあります。
まず正しい支援の方法を勉強し
都道府県の支援受付窓口などに
問い合わせてください。
冒頭にも申し上げましたが
支援したいというお気持ちは
とても素晴らしいと思いますので
どうか正しい支援の仕方をブログに掲載して
1人でも多くの方のお気持ちが
被災地に届くようご協力をお願いいたします。
上記のコメントの補足です。
返信削除決して企業で行っている、支援物資の受付などが
正しくないと言うことではありません。
今は地方自治体の支援活動の方が
企業や個人の活動より、優先されると思われるからです。
ブログは公共の場ですので
正しい支援方法を記事に掲載することも
支援活動のひとつになると思います。
コメント&ご指摘ありがとうございます。実は…、ボクらもやみくもに送っているわけではなく、屋久島内で問い合わせを多数しました。おそらくS急便の方が引き受けてくれたのも、活動している地方自治体へ送るのではないかと思います。「どこに届くかわからないけど、きっと届けます」という感じでした。
返信削除このブログは屋久島から発信しているのですが、残念ながら、屋久島の地方自治体は動いていません。屋久島でも自然保護に関わる募金等の活動をしていますが、その使われ方も「?」です。義援金は受け付けているのですが、ボク個人としては、日本赤十字社などへしています。
だから全国の地方自治体が動いているというのがホントに素晴らしいと思うと同時にうらやましい所です。できる事なら、僕たちもそうしたいところです。がしかし、離島というハンデを背負っているので、「少しでも被災地に気持ちが届く道筋があるのであれば」と思い、みんなの意見が一致したのでした。
またモンベルやスノーピークがシュラフ&テントを始めとする物資を被災地へ送り届けるというシステムも、離島に住んでいると本当にありがたい事だと思っています。ガイドという職業柄、絶大な信頼のあるブランドですし、シュラフやテント、レインウェアは現場でも威力を発揮するのではないかと思います。
一つ懸念しているのが、地方自治体等は基本的には避難所へ物資を送っているという報道があります。避難所以外でも避難生活をしている方も多いという報道ですので、民間やボランティアの方が物資を届けている姿に目頭が熱くなりました。避難所以外の場所へ送る方法は皆目わかりません…。道筋すらわからないです。
そんなわけで、ボクも「匿名さん」のおっしゃる通りだと思いますし、どんどん地方自治体にガンバって欲しいと思います。離島というハンデをご理解ください。