2010年6月2日水曜日

今日は天気の演出にしてやられました。

 本日はクロちゃんとポンちゃんと一緒に龍神杉へ行って参りました〜。なんとクロちゃんは山に2泊した後に本日の龍神杉。そして、さらに連チャンで明日は太忠岳というスペシャルパワフルなお姉様であります。対するポンちゃんは2週間ほど屋久島にプチ移住!?ちろっと働きつつも、基本は遊ぶことに集中している今日この頃のようです。

 で、朝から程よい雨が降っていて、傘をさしながらのスタート。もちろん6月は若干オフシーズンぽい雰囲気なので、周りには誰もいません。完全貸し切りの森であります。そして、黄色い傘が緑の森に映えます。ん〜、屋久島はなぜゆえにこんなにも傘が似合うのだろうか…。

 そんな傘の後ろを振り向けば、潤いまくりの緑の森…。さらに龍神杉ルートは石畳の階段が良い味なんです。いや〜、こんな日はただその場を歩いているだけで元気になっちゃいます。


 で、このルートにもトロッコ道跡があるのですが、この道が終わると急な斜面を登っていきます。でもって、標識にはあと2.0キロの案内が!

 で、程よく急斜面を登ってちょっと落ち着いた所に、次の案内板!15分ぐらい歩いたにも関わらず「2.3キロ」表示!やったぜ300メートル増しッ!歩けど、歩けど、数字が増えていく!?ん〜、魔物が棲んでいるのかもしれません…。前回来た時は「km」の表示だけで数字が入っていなかったのですが、なかなか迷宮な案内板であります。

 そんな歩けど歩けど道のりが長くなるというルートを進みつつ、雨もだいぶ小雨になってきました。早朝にかなり雨が降っていたので、どのくらい増水しているかなぁと思っていたのですが、全く増水無し。普通に沢でブレイクしました。すると聞き慣れない音が…。振り向くと、ポンちゃんが「鼻笛」なるものを演奏してくれてました〜。下の写真は演奏中のポンちゃん。バックバンドは沢の流れです。

 この鼻笛なるものはどんな物かというとこんな物です。民族楽器らしいのですが、ボクも初めて見ました。素朴な良い音が出ます。

 そして、本日一番の急斜面を登り切り、神々の領域へ…。いや〜、今日も霧が立ちこめていて実に良い雰囲気でありました〜。苔むす石畳の階段、静まり返る森…。この辺一帯だけが異空間。そんな異空間の中から、オレンジ色の青年が一人…。もののけか?と思いつつも、今日すれ違った唯一の登山者でした。

 そんなこんなで巨木達と戯れまくって、ランチタイム。立ち止まっているとかなり冷えてくるほどの気温。さすが標高の高い所はまだまだ寒いっす。

 いつの間にか、この辺一帯に2時間ぐらいいました。あっつうまの時間。凄い場所にいると時間の感覚が鈍ります…。それでも我々は人間なので我が家へと帰らねばなりません…。後ろ髪ひかれつつも、神々の領域から下山を開始。それにしても、今日は苔がキレイだったなと。

 で、帰り道はいろいろとトークをしながら、テクテク歩いていきました。途中から、チロチロと木漏れ日がさすような天候に!そして、コーヒーブレイクをする頃には木漏れ日盛りだくさんとなってしまいました〜!だから雨上がりはやめられない。スイーツをほおばりつつ、実に良い時間でありました。


 そんなこんなで、帰りものんびりして無事に下山完了。珍しく、ヤマビルにも合わず、天気の演出が素晴らしい一日となりました。

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